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重視したポイント4点の比較
ここからは重視した4ポイントについて、評価結果の理由を説明します。
比較項目 | ジューテックホーム | ミサワホーム | 住友林業 | ダイワハウス |
担当(営業・設計) | ◎(3pt) | ○(2pt) | △(1pt) | ◎(3pt) |
提案間取り | ◎(3pt) | ◎(3pt) | ○(2pt) | ◎(3pt) |
内装仕上げ・選択肢 | ◎(3pt) | ○(2pt) | ○(2pt) | ○(2pt) |
価格 | ◎(3pt) | △(1pt) | △(1pt) | △(1pt) |
重視項目の合計 | 12pt | 7pt | 6pt | 9pt |
担当・家づくりチーム
ジューテックホームはベテランタッグの引き出しの多さ、ダイワハウスは営業・インテリア部・家具販売店がタッグを組んだ対応が際立ちました。ミサワホームは、展示場が近かった事もあり、十分なコミュニケーションが取れたと感じます。
一方、住友林業は全国有数のエース営業でしたが、その忙しさが理由なのか、なかなかコミュニケーションを取れませんでした。こだわって家を建てたい人にとって、人気営業さんは良し悪しです。
提案間取り
考え抜いた自作間取りがあるので、提案間取りにどれだけの驚きを感じられたかがポイント。
ダイワハウスの「想定外のコンセプト提示」、ジューテックホームの「北側リビングでパッシブ性を高めた間取り」提案が秀逸。ミサワホームの「中庭の1面を壁にする」という提案も、その後の間取り検討でとても役立つものでした。
住友林業は意外と印象に残らず。4方向窓の中庭や6mの大開口窓などビッグフレームならではの提案ですが、建築工法の完成度の高さ頼みといった印象。ダイワハウス・ジューテックの提案後という順番も、物足りなさを感じた理由かもしれません。
内装仕上げと選択肢
ジューテックホームが建築士を中心に家づくりする事もあり頭一つ上で◎。塗装壁の質感を持つ「エコフリース」での施工実績も多く、施工実例の見学もできました。建築士やFILEとのコラボレーションなど個性の強い実例も多く、こだわりを実例として見れた事で大きくイメージが膨らみました。
ダイワハウスは具体的な内装仕上げの提案はありませんでしが、「インテリア・家具販売店のバックアップが強く」期待感は高まります。ミサワホームは「モルテックス」での提案でイメージは十分ですが、生活しやすさに力点を置くメーカーという印象があり、選択肢については未知数。この点に不安が残り◯止まり。
住友林業はこのタイミングで内装コンセプトがズレて残念。確かにミッドセンチュリーですが、家具リスト外のイームズがいくつも出現。コンセプトの落とし込みができていない点は、急ごしらえ感が否めず△評価としました。
価格
価格に関してはジューテックホームの独壇場。建材商社の購買力をそのまま活用できるので、一般的なハウスメーカーや建築会社とは比較にならない価格です。ジューテックホームを選んだ大きな理由です。
他3社は大手ハウスメーカーで標準の坪単価自体が高く、価格面では厳しい提案でした。その後の引き代もあるとは思いますが、概算の提示価格で3割以上の開きがあります。個別に見ていけば理解はできますが、4社並べると「大手は高い」という印象が残ります。それに見合う価値をどこに見出すかが、評価の分かれるポイントです。
中間コストの大きさ
標準価格の差も大きいですが、特にコストがかかる「水回り」「窓」、面積の広い「床・壁・天井材」の価格差も大きな要因です。ジューテックホームの場合、「建材の一次卸し」≒「建築会社」なので、結果として「施主」≒「大手ハウスメーカー」という商流位置になります。 中間コストの大きさを実感します。
次のページでは「参考程度に考えた5点の比較」を説明します。