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【DIY】カインズの防獣金網で中庭にミニドッグランを設置

今年の10月末にバーニーズマウンテンドッグの女の子が家族に加わりました。お転婆で手を焼くことも多いですが、飼い主の帰りを全力で喜ぶ姿を見ると迎えてよかったと思います。バーニーズマウンテンドッグは成犬になると40kgを超える超大型犬で、古くは山岳部で荷物を運搬する荷役犬。日常的にしっかりとした運動が必要です。

そこで「カインズ 防獣金網」を使って植物周りに柵を作り、中庭にミニドッグランを設置しました。今回の記事では、防獣金網を「選んだ理由」「設置方法」「やってわかった設置のコツ」を紹介します。ドッグランの設置を考えている方、野生動物に困っている方の参考になればと思います。

そもそもドッグラン設置を決めた理由

飼育環境の確認に来た訓練士のアドバイスがきっかけです。大型犬や超大型犬は飼育環境への要求事がシビア。詳しくは姉妹ブログ「リタん家日記」で紹介してます。

カインズ 防獣金網とは?

防獣金網ですが文字通り畑の作物を野生動物から守るための柵です。簡単なものであれば樹脂製の杭とメッシュネット、基礎を設置する大掛かりなフェンスまで種類もたくさん。その中からホームセンターカインズが販売する「防獣金網」を選びました。

カインズ 防獣金網の仕様

金網と専用支柱は別売りで、金網は20m単位、支柱は1本単位で販売されてます。ともに塩ビで被覆された金属製

専用支柱

専用支柱はV字形で下側に回り止めの羽根が左右1対あり、羽根まで地中に埋め込み地上高は120cmになります。上向き・下向きのフックが合計7つあり、上下に突っ張って金網を固定する仕組み。

金網

金網は高さ120cm 長さ20m1巻で、網の目開きは幅5cm×高さ10cm。ワイヤー径2.1mmのしっかりした金網ですが、手で曲げられる程度の柔軟性はあります。ただし、コーナーをしっかり90度といった仕上げは手では無理。何かしらの工具が必要です。

他の選択肢、選んだ理由は?

考えた選択肢は他に2つありましたが、設置場所の特性から手軽な防獣金網が最適でした。

  • 杭と樹脂製のメッシュネット
  • 木製の杭に亀甲網の組み合わせ

メッシュネットは頼りない上、犬が絡まる可能性もあります。ネットと杭を引きずって暴れるとか大惨事、早々に却下しました。亀甲網は釘で杭に固定するので設置・撤去に手間がかかります。植物周りへの設置なので剪定や落葉拾いの時は撤去・再設置が必要。毎回釘打ちは面倒なので却下し、結果、防獣金網が残りました。

防獣金網の総額は?

支柱が648円×10本で6480円、金網は20mで6980円。特別な工具は不要でありもので対応でき総額13,460円となります。安くはありませんが、仮にコケが食い荒らされ貼り直すと5万円。良しとします。ちなみに、メッシュネットにすると半額以下、亀甲網だと値段はほぼ同じ値段です。

防獣金網のDIY設置

ここからは防獣金網の設置手順です。杭を打ち込んで網をかけるだけなので作業自体はシンプルですが、20m巻きの取り回しと巻き癖が面倒でした。

設置手順

パッケージにある設置方法は「支柱を立てる」「網を掛ける」「支柱の間隔は2mまで」とシンプルに3行程度。実際に設置して、うまくできた・やりやすかった手順は次のとおりです。

step.1 羽根の手前まで支柱を打ち込む
羽根まで一気に打ち込むと金網を掛けるのに苦労します。支柱が傾かない程度、羽根の手前まで打ち込み仮設置

step.2 必要な長さで金網をカット
金網は20m巻きなので取り回しに苦労します。仮設置した支柱を元に金網をカットし、逆巻きすると巻き癖が弱くなり作業しやすい。

step.3 支柱の上下フックに金網をかける
フックは上向きが4箇所、下向きが3箇所。最初に全部かけると遊びが少なく作業しにくい。外れない程度(例:下3箇所+上1箇所)が作業しやすい。

step.4 羽根が埋まるまで均等に打ち込む
羽根が土に埋まるまで、各支柱を少しずつ打ち込む。一気に打ち込むと高低差ができて金網が歪みフックから外れます。「少しずつ順番に」がベスト。

step.5 残りのフックをかけて完成
step.3の残りのフックに金網を掛けて完成。この作業も1本ずつ完成ではなく、「同じ高さのフックを一通り掛けて、次の高さ」がやりやすい。

必要な道具・工具

大きめのハンマー(掛矢など)、ニッパー、ペンチがあれば設置可能です。

工具の用途、おすすめ

  • 掛矢:支柱を打ち込むためですが、直接叩かないように当て木も忘れずに。
  • ニッパー:金網のカットはニッパーでも可能ですが、ワイヤーカッターぐらい大きなものだと楽。
  • ペンチ:最後に金網を掛ける時に網目を広げるために使用。その他、フックの開き調整に使います。

DIY設置の難易度

作業自体は至ってシンプル・簡単ですが、作業スペースの広さ・設置形状・作業人数によって難易度が変わります。20m巻きから切り出し、金網の仮掛け、支柱の最終打ち込みは1人作業だと手間取ります。1人が金網を押さえ、もう1人が打ち込むなど作業を分担できるとスムーズです。

やってわかったDIY設置のポイント

実際に設置してみて感じたDIY設置のポイントをまとめます。

埋設配管に注意

家周りの地中には排水管や水道管、電気配線などの管が埋まっています。我が家の場合、中庭の雨水マスから繋がる排水管、DIYで設置した有孔管が埋まっています。マスの位置である程度特定できますが、不安な場合は図面やハウスメーカーに確認。配管に支柱を打ち込むと、せっかくのDIYが高くつきます。

コーナーは曲面で作る

金網は柔軟性のあるワイヤーですが、カチッとコーナーを作るには硬すぎます。無理にコーナーを作らず丸く曲面にする方が綺麗に仕上がります。高さが1m以上あるので、曲げる位置がずれると金網が傾き支柱への取り付けで苦労します。ゆったり曲げておくだけでも強度は十分です。

金網のカット部に注意

金網をカットした先端は尖るので、作業時・設置後の怪我に注意。巻き癖が強いのでカット直後、勢いよく巻き戻してくることがあります。手にあたっただけで引っ掻いて出血しましたが、万が一目に当たるなどは大事。この点でも2人で声を掛け合い作業することをお勧めします。

防獣金網のDIY設置まとめ

ここまでカインズで購入した防獣金網の特徴・DIY設置・設置のポイントを紹介しました。さすがイノシシ対応だけあって頑丈、40kgを超える超大型犬でも安心です。この記事の要点をまとめます。

この記事のまとめ

  • カインズの防獣金網は頑丈で超大型犬でも安心
  • 手軽に設置・撤去・再設置できる点が優れている
  • 設置はDIYで十分だが、2人以上で作業した方が良い
  • 金網は柔軟性のあるワイヤーだが、直角・鋭角コーナーなど細かい形状は難しい
  • 金網をカットした部分は危険なので注意。巻き癖で巻き戻る時は勢いがあるので特に注意

最後まで読んで頂き有難うございます。姉妹ブログ「リタん家日記」もよろしくお願いします。我が家のおてんばバーニーズ、飼い主として学んだ事などまとめてます。

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