PVアクセスランキング にほんブログ村

平屋

平屋の建築費は高い。施主のこだわりはもっと高い。結果、平屋は高い。

2021年12月29日

平屋の建築費

どの建築会社と話をしても平屋の建築コストは、2階建の2〜3割増しと言われます。説明を聞けば理解できる理由でした。実際に平屋を建てて、確かに建築費は高かったと感じます。

一方で、自分達の「平屋だから」という思い入れやこだわりが、さらなるコスト増を招いたとも感じています。今回は、平屋が高くつく理由と、高くなってしまう施主の思い入れ・こだわりについて、我が家のケースを踏まえて説明します。

仕方ないと思える平屋建築費が高い理由

平屋の建築費

まずは、平屋という建築物の特徴から、どうしても建築費が高くなってしまう理由です。

基礎が大きくなる

同じ30坪の基礎でも、総2階建てだと15坪の基礎で済みます。一方で平屋は30坪分の基礎が必要なので、基礎面積が大きくなります。基礎工事は、根切り、型枠、配筋、生コンと全て現場施工で行われる作業です。このため、施工面積の大小がそのままコストに反映されます。

我が家の40坪は職人3人がかりで作業していました。作業を手伝った(本人談)妻によると、生コン業者・職人から「終わらねーぞ」と怒号が飛んでいたそうです。

屋根が大きくなる

基礎と同じ理由で屋根も大きくなります。屋根組、防水シート、断熱材、屋根材と、こちらも現場施工の作業が大きく増えます。

現場に行った日にたまたま防水シートを貼っていました。作業終わりに飲み物を差し入れた時、「この広さは本当に久々だよー」と。施工しごたえがあったと理解しています。

その後の屋根材施工は天候不良が続き遅々として進みません。職人さんも現場を掛け持ちしていますので、大きな屋根はスケジュールの融通が効きにくいのもデメリットです。

給排水設備も大きくなる

建物の面積が広くなるため水回りも分散しがちです。最近は玄関に手洗いを設置する事も多く、キッチンから遠く離れた玄関まで給排水管が必要になります。

水回りはまとめる方が配管コストが安くなります。排水が分散すると、本管に接続する建物まわりの排水管も複雑になります。建物面積が広くなる平屋では注意が必要です。

土地改良も広くなる

地盤改良不要と聞いた時の安堵感は今でも忘れられません。請負契約時点では正確な金額が分からないので、施主にとっては本当に不安な費用項目です。

建築面積の広くなる平屋は地盤改良の範囲も広くなります。同じ延べ床面積の総2階と比べると、改良範囲は2倍になります。単価 x ㎡と計算はドライ、ドキドキします。

固定資産税も高くなる

固定資産税は評価点数表から建物仕様に従って数字を積み上げていきます。屋根や基礎は評価点数が高く、屋根基礎が大きくなる平屋は固定資産評価額が高くなりがち。

柱・壁体という項目に階数による増減補正があり、2階建て以下は±0、3階建は1割増しと平屋でも減点補正はありません。違いは、2階床組が1階床組より割高に設定にされているぐらいです。

その他、大きな軒の出や高天井、天窓など平屋で採用したい仕様は、軒並み割増評価となっています。固定資産税が割高になる理由です。

【番外編】平屋希望の施主は高くても買う?

ハウスメーカーのカタログや広告を見ていると、平屋のキャッチフレーズには「プレミアム」という言葉をよく見かけます。

平屋希望というと俄然前のめりになる事も。某〇〇林業の方は、「平屋といえばウチですよ」と言い切ってました。(2階建て以上はウチじゃないのか?)

2階建てに比べると建築数が絶対的に少なく開発費を按分すると高くなるのは分かります。多少高くても平屋が欲しい施主なので、原価以上に高い価格設定になっていると感じます。

この点は相見積もりで対抗できるので、しっかりと対抗馬を立てるべきです。平屋の展示場はないので、展示場費用は多少は安くして欲しいと言ってみるのも手かも。

柔軟に設計できる平屋ならではのコスト増

平屋の建築費

平屋を希望する施主は建築会社にとってどう映っているのでしょうか?こだわりやイメージを強く持っているから、多少のコストは織り込み済み?

深い軒の出・開放的な大窓など高い事はわかってますが、「せっかくの平屋」「一生に一度」という思いから見積もりを貰い、ハンコをついた事もあります。結果、高コストの平屋に輪をかけます。

平屋は底冷えしヒートショックも心配、全面床暖房

平屋の床下は全て基礎・地面のため家全体で底冷えするので、全面床暖房を薦められます。ヒートショック対策にもなります。施工面積が広くなると㎡単価は安くなり、値引きも大きくなり、心が揺れます。

ハンコつきました。寒いのが嫌な妻は導入決定と言い切ります。誰のためのヒートショック対策かと力説。こうなると営業は不要。ただ、結果としてヒートポンプが2機必要になりました。

大型床暖房の記事

床暖房は不要?温水蓄熱式(エコヌクール)のメリット・設置費用・電気代

元々床暖房には反対でした。費用が高く、希望の無垢床も選べずデメリットだらけだと。しかし、事情が変わり導入。実際に使ってみると快適そのものです。今回は「床暖房は必要か?」という疑問に対して、賛成派になった理由・設置費用・電気代を紹介します。

続きを見る

2階がない平屋ならでは、外とつながる大開口

平屋は2階の重量を支える必要がなく耐震性の高い建物。大きな大開口窓を設置しやすいので、屋外を室内に取り込むような空間デザインにも向いています。

しかし、大開口の大窓ではコストも大きくなります。中庭に面した3面に幅4m(方立含む)のフルハイト窓を設置しましたが全て特注。

キャンペーンで大幅な値引きはありましたが、定価では1面あたり100万円です。カーテンやブラインドを設置する場合、全て特注品になるので建築以外にも注意が必要です。

ワンフロアだから屋根を活かせる、高天井・勾配天井

2階がないメリットはもう1つ。居住空間のすぐ上が屋根なので、屋根形状を活かした3mを超える高天井や勾配屋根を実現しやすいのもワンフロアの平屋ならでは。

しかし、この高天井や勾配天井も坪当たり数万円かかります。20畳のLDKを勾配天井にする場合、数十万円の追加費用です。天井面積・屋内壁面積が増え材料費も追加。

天井・壁材もこだわると材料単価、高窓・シーリングファン・照明と追加コストが連鎖します。我が家はこの総予算を捻出できず。天井材だけはこだわりチーク挽板貼りにし天井高は標準です。

大屋根の軒下でアクティブ・ゆったり、深い軒の出

平屋と聞くと大屋根に深い軒をイメージする事もあります。軒下のポーチに屋外家具を並べて寛いだり、人が集まってアクティブにBBQなど、カタログや建築実例を見ていると夢が広がります。

外壁面から0.9mを超える軒の出は建ぺい率に含まれるので、その分広い土地が必要です。構造柱が増え、屋根材も追加、固定資産税も増えます。結構お金がかかります。

目線を避け陽当たりを確保できる、中庭

外部の目線と生活空間の高さが近いので窓を開けづらく、また、屋根が大きく奥まで光が届きにくいのがデメリット。中庭や天窓を設置して採光不足を補います。

口の字の場合、水の逃げ場がなく排水設備に追加コストが必要です。コの字やL字は有利です。また、中庭の植栽・タイル(ウッド)デッキ・照明・給水と、中庭も付帯コストの連鎖。

屋根・軒がなければ建ぺい率には影響しませんが、建物の外周面積は大きくなるので、隣地境界規制、斜線規制、緑化面積規制には注意が必要です。抵触する場合、より広い土地が必要です。

中庭のある平屋

web内覧会LDK
Web内覧会 LDK#3 中庭正面の特等席「くつろぎ・来客エリア」

Web内覧会 LDKも3回目です。今回は、LDKの中央、中庭に面した一番景観のよい空間、「くつろぎ・来客エリア」を紹介します。 通常LDKは南側の陽当たりのよい場所に配置しますが、我が家の場合は北側に ...

続きを見る

デッドスペースを活用できる、ロフト

屋根が大きな平屋は小屋裏のデッドスペースも大きく、ロフトを設置しやすい建物。さらに動線を短く設計できる分、収納が不足しがちで平屋のロフト需要は大きいと思います。

ただし、ロフトにも壁・床・天井代はかかります。固定階段まで設置すると、建築費の面では2階建てと同じ。こだわる要素がなく全て標準仕様と割り切り易い2階、という程度です。

大型ロフトの記事です

Web内覧会ロフト・SIC
Web内覧会 収納が足りない!デットスペースを活かした大型ロフトと玄関収納

Web内覧会は今回で最後となります。屋根裏のデットスペースを使った大型ロフトと玄関収納をご紹介します。 前回の記事はこちらからどうぞ。 こちらもCHECK 目次(ジャンプできます) 平屋の方流れ屋根を ...

続きを見る

最後に

平屋の建築費

2階建て以上が一般的な日本では、平屋はむしろ高級品です。振り返ってみると、売る側の理由や建築上の理由以上に、施主の強いこだわりがコスト高につながっている事もあります。

間取り・構造の変更がしやすいので大掛かりなオプションも多くなり、結果として、内装材やインテリアまでコストが連鎖的に増加するので、総額を意識した設計検討が必要です。

イメージする平屋を一旦外して、フラットな気持ちで考え直すことも重要。希望仕様のどこに魅力を感じているのか、この点を深掘りし設計者に説明できるのは、施主しかいません。

しっかり悩んでそれでも欲しいと思ったら、それはGO。採用しないと後悔します。一方、費用の問題は残るので買い方が重要。平屋はリスクが低いので、2階建同等の技術・保証・仕組は本来不要です。

次回は、「納得いく価格で平屋を建てるために、我が家が行った建築会社選び」について書きたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。

こちらもCHECK

建築士と建てる家
平屋は建築士が向いている!? 我が家が建築士に感じたメリットと注意点

前回記事の通り、平屋は建築費が高くなります。そこに、施主のこだわりが輪をかけて建築費を押し上げます。予算内でこだわりを詰め込むために、我が家が選んだのは建築士事務所と建てる家です。 こちらもCHECK ...

続きを見る

土地探しでは条件設定がポイント。Yahoo!不動産なら「200㎡以上」「自由設計できる土地」「平坦地」などテーマ検索も可能。

気になる土地があったらとにかく資料請求。良い土地はみんな狙ってます。

軒がない大窓、新築3年目でシェードを設置した理由と設置方法のまとめ

2023/7/18

思ったより暑いリビングの大窓に日除シェードを設置しました。新築から3年目、設計当時とは生活環境も大きく変わりました。今回の記事ではシェード設置に至った理由や設置方法をまとめます。新築時にちょっと追加工事するだけで家の快適さが大きく変わります。参考いただければと思います。

窓を制す施主は平屋を制す!平屋の弱点と弱点を補う窓選びのポイント

2023/5/31

ワンフロアで完結するシンプルな動線が魅力の平屋住宅ですが、窓まわりには平屋ならではの弱点が集中します。この記事では、実際に平屋を建て生活して感じたことを踏まえて「平屋の窓まわりの弱点」「弱点を補う窓選びのポイント」を紹介します。

その窓は必要?平屋の「大活躍窓」とつけなきゃ良かった「残念な窓」

2023/5/31

今回の記事では、我が家のつけて良かった「大活躍な窓」と無くて良かった「残念な窓」を紹介。さらに、それぞれの窓について「設計時に期待したこと」「大活躍している理由」「残念な理由」も併せて説明します。「満足度の高い窓設計」や「効率良い予算配分」の参考になれば嬉しいです。

平屋の不安#4 収納が不足しやすい?収納設計で注意した事と収納率

2022/8/26

平屋のメリット・デメリットを読むと「平屋は収納が不足しやすい」と言う記載を頻繁に目にします。収納不足は平屋に限った事では無いですが、確かに、ついつい収納を減らしたくなる平屋固有の事情も見え隠れします。今回は「平屋と収納」についてまとめます。

平屋の不安#3 平屋には勾配天井?我が家が標準天井高を選んだ理由

2022/8/31

「お洒落な平屋」で見つかる写真は、高窓からサンサンと太陽がかがやく勾配天井ばかり。 記事にも「開放感」という3文字が並びます。 そんな中で、2.4m高の標準高天井を選んだ我が家。 この選択は間違いなの ...

READ MORE


良く読んで頂いている記事


窓掃除ロボットHOBOT 2S ロボットで本当にきれいになるの?

大きなフルハイトの窓は開放的、冬でも日差しをたっぷり取り込めるので人気です。 しかし、綺麗な状態を維持するのは大変です。特に梅雨など長雨シーズンは、掃除しても掃除してもすぐに汚れます。 我が家は、中庭に面して「幅1.5m 高さ2.4mの大窓6枚」「2.4m高のテラスドア2枚」があり、軒が無いのでしっかり雨が当たります。 雨上がりには水染みや水垢がくっきり。入居直後は隔週で窓掃除をしていましたが、段々億劫になり最近は半年近く放置してました。 そんな状況を打開するため、試しに購入したのが「窓掃除ロボットHOB ...

ReadMore

オール電化にして後悔?1年半暮らして感じたメリット・デメリット

今までガス・電気併用で生活してきた我が家にとって、オール電化は「理屈上は良い」と分かっていても「不安が残る」決断でした。そんなオール電化生活もようやく1年半が経過。 色々トラブルもありましたが、実際に暮らしてみて「オール電化を選んでよかった」と感じています。今回の記事では次の3点について紹介します。 今回の記事のポイント オール電化を選ぶ時に感じた不安とその結果 最終的にオール電化に決めた理由・メリット 住んでから分かったオール電化のデメリット オール電化を検討中の方、これから新築の方の参考になればと思い ...

ReadMore

フェムトセル

携帯電波の入らない家(解決編)フェムトセルで電波はどれだけ改善したか?

我が家は「携帯電波が入らない家」、新築の途中、窓・屋根・外壁が出来上がった時に発覚しました。フェムトセルの導入条件は、新築住宅には複雑でなかなか手続きが前に進みません。 引っ越しから3週間遅れでフェムトセルが稼働し、宅内でも電話を使えるようになりました。我が家は大きな中庭のある変則的な間取り。Wi-Fiも含めて電波を使う通信にはハードルが高いようです。 今回の記事では、フェムトセル導入前後での電波改善状況についてまとめます。フェムトセル導入手続き、中庭のある間取りのWi-Fi事情は、こちらの記事でまとめて ...

ReadMore

イーサネットバックホール

Wi-Fi電波が弱い問題#2 イーサネットバックホールとDecoX20で解決

「中央に大きな中庭がある平屋」という特殊な間取りで、家全体にWi-Fiを張り巡らすために、バッファローのWTR-M2133HSによるメッシュWi-Fiを選びました。 家中なんとか使える状態にはなりましたが、ランドリーや寝室の電波が極端に弱い状態。ロフトに上がる階段に中継機を置いているので、登り降りで危ないと感じる事もあります。 そんなWi-Fi事情の中で最大の問題は、親機と中継機の通信状態です。設置場所の都合もあり、親子の通信でかなりのエラーが発生しています。一連の問題を解決するために「イーサネットバック ...

ReadMore

タイル床のメリットデメリット

タイル床のメリット・デメリット、建てる時は大変、住んでからは手間要らず!

我が家はデンマークの建築家「Halldor Gunnløgsson」の自宅をイメージして設計。その家の床は大理石ですが、それは予算オーバーなので石目調のタイルを採用しました。 タイル床での生活は初めてなので、ネットで見かけるデメリット情報に不安を感じていました。実際に建てて1年住んでみて感じた「タイル床のメリット・デメリット」をまとめます。 結論としては、建てる時は費用・手間・時間がかかるが、住んでからは手間要らず。選んでよかったと思います。 その他、家づくりに関する記事はこちらからどうぞ。 こちらもCH ...

ReadMore

クラピア

3ヶ月経過したクラピア、植えた場所によって成長具合に差が出ました

6月上旬に植え付けたクラピアですがとても元気に育っています。今年の夏は雨も多かったので、たっぷりの水と太陽で驚くほど広がっています。 芝生よりも成長が早く手間の少ないと考え、グランドカバーにはクラピアを選びました。期待通りの成長の早さですが、場所によって成長に違いがあります。 モサモサすぎる部分を刈り込みましたが、。刈り込みながら陽当たり・水捌け・土の状況など成長の違いについても考えてみました。 植え込み直後、1ヶ月後の記事はこちらからどうぞ。 こちらもCHECK こちらもCHECK 植え付け1ヶ月後と3 ...

ReadMore

エアコン目隠しルーバー

コストダウンのため、エアコンの目隠しルーバーをDIYで作成したら、ハウスメーカーにも大好評!

内装にこだわり始めると、エアコンの設置方法は悩みどころです。特に、LDK用のエアコンはサイズが大きく存在感があるので、インテリアの雰囲気を崩さないように設置したいと考えました。 見積りには目隠しルーバーが設定されていましたが結構な値段。そこで、思い切って自作しました。試行錯誤・手間と時間はかかりましたが、見た目も内装と調和しコストダウンにもなりました。今回は、そんな大好評の「可動式のエアコン目隠しルーバー」を紹介します。 また、関連記事はこちらでも記載しています。 こちらもCHECK 引っ越して最初にやっ ...

ReadMore

フェムトセルの導入

携帯電波が入らない家(導入編)、3ヶ月かかった、全体像の見えないフェムトセル導入手続き

iPhone3Gが発売され、便利なものができたと飛びついてから10年以上。生活インフラとして当たり前に使っているスマホですが、「使えない」と大変です。 前回記事で紹介した通り、我が家は「携帯電波の入らない家」。引っ越し時は家電・家具の搬入など携帯電話が必須なので、引っ越し前にフェムトセルの設置を目指しましたが、残念ながら間に合わず。こんなに手続きが分かり難いとは思いませんでした。 そこで今回の記事「導入編」では、DOCOMOフェムトセルの導入方法・手続きのポイントを紹介します。新築で導入する場合、既存の建 ...

ReadMore

植えてはいけないトクサ

「植えてはいけない」と言われる「トクサ」、植えた理由と地下茎対策

世間では「植えてはいけない」と言われる植物がいくつかあります。我が家の外庭法面や中庭の一角に植えた「トクサ」もその1つ。 「植えてはいけない」と言われるとインパクトがあるので身構えてしまいます。実際は、「軽い気持ちで植えてはいけない」「付き合い方を理解して植えましょう」という意味が正しいと思います。 今回は、「植えてはいけないと言われるトクサを植えた理由」「トクサの地下茎対策」について紹介します。 外構・植栽関連の前回記事はこちらです。 こちらもCHECK 目次(ジャンプできます) 「植えてはいけない」ト ...

ReadMore

片流れ屋根の太陽光

北向きの片流れ屋根、太陽光パネルはあまり載らない?

新築住宅の5軒に2軒が太陽光を導入するそうで、10年前に比べるとかなり普及したと感じます。FIT制度の効果は絶大です。 御多分に洩れず、我が家も太陽光設置を考えていましたが、目的は売電というより災害対策。災害時でもエネルギーを作れる点に魅力を感じていました。 最終的に新築時には導入せず先送りましたが、検討過程で気になったのは「北下がりの片流れ屋根と太陽光の関係」です。 今回の記事では、新築検討時の情報をもとに以下の事を紹介します。 この記事のポイント 太陽光を設置する上での北下がり屋根のデメリット 北下が ...

ReadMore

-平屋
-