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【2月の電気代】EV不在で売電・昼間電力が増加、設備がない方が安い逆転現象に

不注意でEVを壊してしまい2月はEV不在の1ヶ月。大型蓄電池が不在のため余剰電力の売電や朝夕の買電が増加し、太陽光など設備を導入しない方が安かったという逆転現象が発生しました。

2月の電気代をまとめます。

(参考)我が家の電気関連スペック

  • 電気契約:オール電化 10kVA
  • パワコン:トライブリッドパワコン
  • 太陽光発電:5.6kW
  • 蓄電池:4.9kWh
  • V2H:トライブリッドV2H
  • EV:日産ARIYA(2月は不在)
  • 床暖房:温水蓄熱式75畳(24時間自動運転)
  • エコキュート:460L

2024年2月の電気代

2月の電気代をまとめると以下の通りです。

エネルギーコストの内訳

消費電力は850kWhで1月(1,416kWh)に比べて大幅減。日数が少ないこと・EVの走行電力がないことの他、全体的に暖かく床暖房の消費電力が減ったのも要因です。

太陽光の自家消費率は66%まで低下(ふだんは90%前後)。余剰分は売電にまわり2,108円の売電収入になっています。

合 計 28,315円 850kWh
電気代 16,982円 604kWh
自家消費 246kWh
売 電 ▲2,108円 124kWh
設備代 11,333円

※設備代に含まれるのは太陽光パネル、パワコン、蓄電池、V2Hの費用。補助金を差し引いた支払額を15年償却で計算しています。

購入電気の内訳

電気の内訳では昼間電力の割合が35.8%まで上昇。売電した124kWhを自家消費していれば、昼間電力は17%で済んだはずです。EVという大型電池が無かったことの影響です。

電気代 16,982円 604kWh
基本料金 2,952円
昼間電力 6,543円 233kWh
深夜電気 7,487円 371kWh

EVの走行電力無し

EVが無かったので走行電力はゼロ。代車無しで電動自転車で1ヶ月乗り切ったのでガソリン代もゼロです。電気代で4,000円、ガソリン代で9,000円を節約できました。やれば意外とできるもんです。

設備導入メリットはゼロに

発電量の少ない冬でも月7,000円程度の導入メリットを見込んでましたが、EVの無かった2月は3,500円の赤字になりました。

電気・ガソリンのコスト差

ガソリンと電力のコスト差(月間4,500円程度①)も設備導入メリット・設備償却に含めています。車を使わずそうコストでは安くなった反面、収支計算では設備費用を償却し導入メリットを生み出す原資が減ったことになります。

売電と昼電力購入の影響

我が家の売電単価は17円/kWhです。2月の昼間電力単価は燃調費・再エネ込みで28.08円/kWhなので、余剰電力を売って昼間電力を買った場合の損失は11.08円/kWhです。

仮に、売電124kWhのうち100kWhを自家消費し昼間電力の購入を減らせていたら、1,100円分(②)の導入メリットがあったはずです。

EVによる導入メリット

電気・ガソリンのコスト差(①)、昼間電力の増加と自家消費減少(②)を合わせた5,600円が、EV不在による損失です。3,500円のコスト超過だったことから、本来2,000円の削減メリットがあったはずです。

※あくまで2月での試算結果です。春〜秋は発電時間が長く朝夕も太陽光電力を使えるので、購入電力はここまで増えず損失は小さくなります。また発電量も倍以上あるので赤字になることはありません。

通算でいくら安くなってるか?

EV不在ですが設備コストはかかっています。通算のコスト試算です。

設備がない場合の試算

2月の消費電力のうち太陽光電力分を購入電力に置き換えた試算です。車の走行はゼロなのでガソリン代もゼロにしています。

消費電力 850kWh EV走行無し
電気代 25,821円 昼7.5:夜2.5
ガソリン代 0円
合計コスト 25,821円

設備導入の効果

設備無しの合計コスト(25,821円)から2月の合計コスト(28,315円)を引いた結果、2月の導入効果は3,514円の赤字となりました。

冬は消費電力が発電量を大幅に上回るので、高い電力の購入を減らし太陽光の自家消費を増やすことが電気代削減のポイント。改めてEVのような大型蓄電池のありがたさを感じました。

2024年2月のまとめ

2月の電気代についてまとめると次の通りです。

  • 設備代を含めた総コストは28,315円
  • ガソリンと電力のコスト差によるメリットは無し
  • EVが不在だったため昼間電力の購入と余剰売電が増加
  • 設備無しに比べて3,500円余分にコストがかかった
  • 消費が発電を超える冬は大型蓄電の効果は大きい

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