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DIY

アプローチ階段のタイル貼り#1 予算不足、タイルはDIYできるか?

2022年5月13日

2年近くかけて建材・住宅設備見て回り、予算イメージはできてたつもりでしたが、蓋を開けてみると予算オーバーの連続

なかなか上手くいかないものです。御多分に洩れず泣く泣く仕分けです。(嫌な作業、夫婦関係がギスギスしてきます...。)

仕分けと言っても壁・天井・床・窓や住宅設備は「入居後に」とはいかず、皺寄せは「外構」です。

外構屋さんには申し訳なかったですが、欲しい物のためにいくつかの外構工事を入居後のDIYに変更。

そんなコストダウンDIYの1つが「アプローチ階段のタイル貼り」、今回から3回に分けて紹介します。

アプローチ階段のタイル貼り

  1. 予算不足、タイルはDIYできるか?(今回の記事)
  2. タイル施工の手順と必要な道具
  3. タイルは難易度高め!でもやり甲斐あり。

1回目の「予算不足、タイルはDIYできるか?」では、

  • アプローチ階段・タイルの仕様
  • DIYによるコストメリット
  • タイル施工の方法・事前の注意点

を紹介します。

こんな方にオススメの記事

我が家と同じように、

  • 予算オーバーで困っている方
  • せっかくなら自分でやってみたい方

一度検討してみてはいかがでしょうか?

DIYとしては難易度は結構高め、出来上がりは職人には遠く及びませんが、なんとかなります。

アプローチ階段の他、敷地境界のフェンスも自分達で設置しました。これは意外と手軽にできるコストダウンです。

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目次(ジャンプできます)

    我が家のアプローチ階段

    我が家の敷地は山を切り出した傾斜地にあるので、前面道路(道路GL)と敷地面(GL)には約70cmの高低差があります。

    この高低差を上るために、玄関ポーチ前にアプローチ階段を設置。

    屋内床、玄関床、玄関ポーチは「RIVIERAタイル アルティカ アントラチッテ」で統一しているので、階段部分も同じタイルを施工します。

    アプローチ階段の仕様

    アプローチ階段の寸法

    我が家のアプローチ階段の仕様は写真の通り。

    1段あたりの高さは約15cm、全部で5段あるので75cmを上る階段です。

    幅は広く160cm、将来的にはスロープ化や手摺設置も視野にいれています。

    使用するタイルは?

    タイルは「RIVIERAタイル アルティカ アントラチッテ 屋外用」。

    雨に濡れた時に滑らないように、屋内用に比べると荒い表面仕上げになってます。

    屋内用のサイズは5種類あるので、LDKや廊下部分は全てのサイズを使ってランダム調の「ミックス貼り」。

    一方で、屋外用は「30cm×60cm」「60cm×60cm」の2種類。

    玄関床・SIC床・玄関ポーチはハウスメーカーで施工で、30cm×60cmのタイルを馬貼りにしています。

    ミックス貼り(LDK)

    ミックス貼り(LDK)

    馬貼り(玄関まわり)

    馬貼り(玄関まわり)

    タイル割り付け

    タイル割り付けは、玄関ポーチと同じく半分ずつずらした馬貼りで施工します。

    カットが必要なタイル(赤)

    カットが必要なタイル(赤)

    面倒なのは赤色部分。タイルカットが必要です。

    奥行き60cmなので1段2列で使えますが、蹴上(立ち上がり)部分は高さ15cm。5段分全て半分に切断します。

    幅方向では長手60cmのタイルなので、列あたり3枚弱で必ずタイルカットが発生。さらに、半分の列で両端でカットが必要。

    切り間違えないように注意が必要です。

    必要なタイル枚数

    最終的に注文したタイル枚数は、7枚入り×6ケースで合計42枚です。

    30cm×60cmタイルなので42枚で7.56平米分。アプローチ階段の蹴上げを含めた面積は6平米。

    タイルカット後の端切れ、上手く割れない可能性、納品時に割れている可能性も考慮して多めに発注しています。

    新築時にもらった補修用ストックも1ケースり、2ケース強の余裕がある状態です。

    DIYのコストメリットは?

    実際にDIYで安くなったのか?

    当初の業者見積もりは浮階段、その後、タイルに変更しました。ひと通り記載します。

    新築時の見積もり内容

    2社で見積もりを取りましたが、仕様はどちらも浮階段なので高額です。浮階段に比べるとタイルは半額以下。

    ハウスメーカー経由A社

    見積価格は315,132円です。左右非対称の浮階段デザインでかっこいいです。予算があればお願いしたかった。

    • 仕様:幅180cm〜240cmの浮階段(天板ストーンベイプ・5段
    費用項目 数量 金額(税別)
    天板(幅3種) 10枚 151,140円
    天板施工 5段 65,300円
    蹴上モルタル 5段 44,000円
    諸経費(管理費など) 10% 26,044円
    消費税 10% 28,648円
    合計 - 315,132円

     

    ネットで見つけたB社

    続いてネットで見つけたB社ですが、こちらは3段目に自然石の乱形貼で踊り場を設置。階段途中で意匠に変化があって良いですが、342,457円と最高値

    • 仕様:幅180cmの浮階段(天板ヴィスタストーン4段+石乱形貼1段
    費用項目 数量 金額(税別)
    天板(幅180cm) 4枚 144,000円
    天板施工 4段 30,000円
    自然石乱形貼(3段目・1.6m×3m) 5平米 122,500円
    諸経費(管理費など) 5% 14,825円
    消費税 10% 31,132円
    合計 - 342,457円

    タイル施工の見積もり

    A業社に依頼した場合のタイル施工費です。137,940円とタイルにするだけで半額以下になります。

    • 仕様:幅160cmのタイル貼り階段5段・タイル:RIVIERAタイル アルティカ アントラチッテ
    費用項目 数量 金額(税別)
    タイル代(送料込み) 42枚(約7.5平米) 48,000円
    施工費用 6平米 66,000円
    諸経費(管理費など) 10% 11,400円
    消費税 10% 12,540円
    合計 - 137,940円

    DIYでかかった費用

    タイル代、モルタル、必要な工具・道具を含めた費用一覧です。タイルにするだけでも十分安くなりましたが、DIYで80,883円まで抑えられました。

    • 仕様:幅160cmのタイル貼り階段5段・タイル:RIVIERAタイル アルティカ アントラチッテ
    費用項目 数量 金額(税別)
    タイル代(送料込み) 42枚(約7.5平米) 48,000円
    タイルカッター(BOSH) 1台 21,504円
    セメント(カインズ) 2袋(40kg) 900円
    砂(カインズ) 4袋(80kg) 1,400円
    ゴム鏝(カネ三) 1個 1,240円
    目地材(家庭化学) 2袋(1kg) 486円
    消費税 10% 7,353円
    合計 - 80,883円

    結局、コストメリットは?

    当初のA社浮階段の見積もりから比べると、▲234,249円と大幅な減額になりました。

    天板は1枚あたり数百kgを超えます。輸送費・重機を使った設置を考えると当然です。

    タイル同士の比較では▲57,057円の減額。これを大きいと見るか、小さいと見るか。

    10万円ぐらいメリットが出ればと思いましたが、そこまではいきませんでした。

    想定外のタイルカッター

    長手30cm未満のタイル用カッターであれば6,000円程度で手に入りますが、長手60cm以上だと税込23,000円とかなり高額

    タイルDIYを検討するときは、タイルカットの要否タイルサイズに注意です。

    外構業者に依頼したこと

    タイルカッター代を含めても6万円弱の減額になるので、DIYで行うことに決めました。

    このため、外構業者に依頼したのは、土台となるブロック階段の造作まで。

    造作費用は49,500円と安価ですが、上からタイルを貼るので「まさに土台」という最低限な仕上げ。

    その前の土工事・下地工事・諸経費を含めると7万円前後と理解しています。

    記事後半ではタイルの施工方法・DIYでやりやすい方法」を紹介します。

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