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最後までやり切った階段のタイル貼り 苦労した点とDIYでのおすすめ度は?

コストダウンのためにアプローチ階段のタイル貼りをDIYで行いました。振り返ってみると、かなり難易度が高いDIYだと感じます。今回の記事では、以下の点について実際の作業を振り返りながらまとめます。

  • 階段タイル貼りで難しかった点
  • 階段タイル貼りがDIYに向いているかどうか

この記事は3回連載の第3回目です。過去の記事は以下のとおりです。

仕上がりに対する感想

実際に作業した本人が見ると、失敗した場所が目立ちます。何も知らない人からは「特に違和感ない」「DIYだと思わなかった」と言われることが多いですが、問題の箇所を説明すると「あ〜確かに」という反応が返ってきます。

ネット動画や記事を読み込んで入念にプランニングしましたが、作業を始めると想定外や思うようにいかないことが連続しました。初めてのタイル貼りは「最後までやり切り、なんとか形になった」というレベルの仕上がりです。

階段タイル貼りはDIYに向かない?

初めてのタイル貼りとしてはおすすめしません。シンプルなデッキで流れを理解してからチャレンジするにはやりがいのあるDIYです。

平面にタイルを貼るのと異なり、階段の形に合わせて正確に切断・配置・固定する必要があります。新築の場合、周りの外構が出来上がった後に行うので、成り行きで施工すると周りと干渉して納まりません。

圧着貼り工法の選択

タイル貼りには「圧着貼り工法」を選びました。水分の少ないパサモル(パサっとしたモルタル)を使うので、比較的ゆっくり工程ごとに集中して作業でき、DIY向きの施工方法です。

しかし、モルタル作業の経験が少ない素人には「水分の少ないパサモル」が安定しません。水分が少ないと「ノロ」が上手く浸透せず、逆に多すぎるとタイルが沈んで凸凹になります。

また、一人で作業したため、適切なパサモルの準備など段取り・作業準備で苦労しました。慌てて作った追加のモルタルでトラブルになることも。二人以上で役割を決めて作業できると失敗を減らせると感じました。

苦労したポイント

複雑な立体形状に正確に施工する点が苦労しました。

踏み面の施工

必要なタイルを正確にカットし、一定の目地幅で正確に配置しないと踏み面に納まりません。また、パサモルが不安定だとタイルの高さが合わず凸凹になります。

蹴込み(階段の立ち上がり部分)

圧着貼りで施工できないので直貼りで施工しました。タイル裏のモルタルが少ないと固定できません。逆にモルタルが多すぎると、踏み面へのはみ出しが増え踏み面のタイルが納まらなくなります。

連続する平面と垂直面

踏み面のタイルがはみ出し、それに合わせて蹴込みを調整。これを繰り返すと最下段ではかなりのズレになります。デッキなら1段で終わりですが、面が連続する階段は難しいです。

作業順序

新築時のDIYは外構工事の後に行うので、階段施工のズレを他で吸収することはできません。玄関ポーチやアプローチに挟まれる階段は特に寸法にシビアです。

植栽後の施工

階段横にある植栽スペースが斜面でタイルを固定できませんでした。斜面なのでスペーサーが使えず、平らに均そうにも植栽の根にあたり掘り返せませんでした。成り行きで施工して酷い状態です。

タイル剥がれと再施工

施工後、怪しいと感じていたタイルが剥がれ再施工しました。ハンマーで下地モルタルを剥がす作業は時間と体力を要しました。作業の音も大きいので作業できる時間帯も限られます。

DIYでタイル貼りを考えている方へ

実際に階段のタイル貼りを終えて、これからDIYを検討中の方へ作業して感じた事をお伝えします。

階段タイル貼りの難しさ

階段タイル貼りは非常に難しく、初めてのタイル貼りで挑戦するにはハードルが高すぎます。まずは平面だけのタイルや独立したタイルデッキで経験を積むことをおすすめします。擁壁のタイル貼りは直貼りの練習になります。

モルタルの使い方

モルタルの配合具合やノロの使い方、目地の入れ方などを経験しておくと、次回の作業がスムーズになります。

資材は多めに用意

セメントや砂といった資材は多めに用意した方が良いです。途中で買い出しに出ると、中途半端なところで作業を中断することになります。集中的に作業できるとパサモルの質も安定します。

複数人での作業

一人で作業するとモルタルの追加など突発的な事態に対応できません。突発的な事態が起きないことが理想ですが、DIYでは想定外が多いです。二人いると並行して作業でき、作業の質も安定します。

次のタイル施工計画

階段のタイル貼りは予想以上に苦労しましたが、懲りずにDIYを続けます。

駐車場脇の土留めブロック擁壁

次回のDIYは、駐車場脇の土留めブロック擁壁にタイルを貼る予定です。階段はモルタルを使いましたが、今回は接着剤を使用します。すべて縦面ですが、階段と違って面の連続はありません。独立したブロック塀なので階段よりは楽だろうと考えています。

まとめ

コストダウンを理由に挑戦した階段タイルですが、予想以上の難易度に苦労しました。しかし、完成した階段を見ると、以前のブロック階段とは見違えるほどの存在感です。

職人に頼むほうが遥かにきれいに仕上がりますが、作業の楽しさや「タイル貼りもDIYでやった」という満足感を感じることができました。経験を通じて、技術と知識の重要性を実感しました。

次回のDIYは、駐車スペースに車止めを設置します。暑い季節が始まるので、サクッとできるDIYです。

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