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【23年の電気まとめ】発電量は予想の1割増!喜びの反面、平屋の弱点が…

【23年の電気まとめ】発電量は予想の1割増!喜びの反面、平屋の弱点が…

前回の記事では23年の消費電力と電気代についてまとめました。今回は設置からちょうど1年が経過した太陽光発電についてまとめます。

年間発電量だけ紹介する予定でしたが、月毎の発電傾向から分かった「平屋×太陽光」の弱点も併せて紹介します。

(参考)我が家の電気関連スペック

  • 電気契約:オール電化 10kVA
  • パワコン:トライブリッドパワコン
  • 太陽光発電:5.6kW
  • 蓄電池:4.9kWh
  • V2H:トライブリッドV2H
  • EV:日産ARIYA(66kWh)
  • 床暖房:温水蓄熱式75畳
  • エコキュート:460L

我が家の太陽光パネルについて

我が家の太陽光パネルについて、簡単に紹介します。

設備のスペック

パネルはカナディアンソーラーの「CS3L-375MS」で、375Wのモジュールを15枚設置。最大出力は5.625kWです。

ニチコントライブリッド蓄電システムとのパッケージ販売があり、パワコンはニチコントライブリッドパワコン。蓄電池・V2H・太陽光を直流で接続し統合制御できる優れものです。

※詳しくはこちらの記事で紹介しています。

設置上の特徴

片流れ屋根の平屋で屋根が大きく、最大42枚・15.75kWまで設置可能と言われてましたが、問題が3つ。

  • 北向きの片流れ屋根は太陽光には逆勾配
  • 屋根が低いため反射光トラブルの懸念あり
  • 平屋で隣家の影に入りやすく設置場所が限定される
  • 海風が強く台風で屋根が飛んだ家もある

話し合った結果、

  • 発電効率・反射光トラブル防止のため傾斜架台でパネル角度を調整
  • 最も影に入りにくい屋根北側に設置
  • 北側は強風が抜けるため角度は浅く設置

せっかくの大屋根ですが、背反する条件も多く発電効率は95%との説明でした。

※北向の片流れ屋根と太陽光についてはこちらの記事で紹介しています。

シミュレーションの1割増し

発電効率95%は寂しいですが、年間の発電実績はシミュレーションの1割増し!これは嬉しい誤算です。

23年の発電実績

23年の発電実績をグラフにまとめました。合計で6,786kWhの発電量です。

太陽光設置時のシミュレーション

太陽光設置時にもらったシミュレーションのグラフ。年間発電量は6151kWhと推定されていたので、ちょうど1割増です。

※シミュレーションはCanadina Solorによる。

特にズレが大きい季節は?

シミュレーションと実績で特にズレが大きいのは7月と8月。特に7月は3割近くズレています。

1月以外は全て実績がシミュレーションを上回っていますが原因は不明。想定より快晴率が高かったのか、影に入る時間が短かったのでしょうか?

喜びの反面、平屋の弱点も露呈

シミュレーションより1割増の発電量で嬉しい反面、月毎の発電状況を確認すると気になる点が見つかりました。

南東にある山の影響

午前中(7時〜12時)の発電状況を、季節ごとにグラフにしました。

どの季節にも共通で、発電量が1kWh未満から3kWh超に跳ね上がるタイミングがあります。(例えば、5月の7時→8時や11月の9時→10時)

我が家の南東には山があるので、以下の状況だろうと推測しています。

  • 1kWh未満:
    太陽の光度が低く一部のパネルが発電
  • 3kWh超:
    太陽の高度が上がりパネル全体が発電

2月や11月は太陽の軌道が低いため全体が発電するのは10時以降。思った以上に影響がはっきり。

西側にある2階建て影響

次に発電終了タイミングですが、西側にある2階建て住宅の影響が出ています。

2月の場合、15時から16時で発電量が大きく減少。時間のズレはありますが、他の月でも同様の傾向が見られます。

太陽軌道の低い冬は隣家の影に入りやすいようで、一気に発電量が下がります。

発電量の振れ幅が大きい?

平屋は周辺建物や山の影に入りやすく、パネルあたりの発電効率は良くなさそう。

太陽の軌道が低い冬は特に影響が大きく、2階建て住宅に比べると早々と発電終了です。軌道の高い夏・低い冬で、発電量の変化幅は平屋の方が大きそうです。

パネルの設置場所が重要

平屋にとっては、いかに長い時間パネルに日を当てるかがポイントです。

枚数を増やしても日陰の時間が長いと発電効率が悪いので、平屋の場合は屋根のどこに設置するかもしっかり検討が必要です。

2023年発電量のまとめ

太陽光発電1年目の発電量についてまとめました。

シミュレーションより1割多く発電できたことは嬉しい反面、周囲に埋もれやすい平屋の弱点は太陽光発電でも影響が出ることがわかりました。

建物間隔が広めな田舎の平屋でも影響が出るので、都市部の平屋はさらに影響が大きそうです。平屋の大屋根は設置場所の選択肢も大きいので、効率よく発電できる場所に設置したいですね。

最後まで読んでいただき有難うごいます。次回は「我が家流、季節ごとのV2Hの使い方」を紹介します。

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