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【23年の電気まとめ】消費電力は22年の4割増!気になる電気代は?

2021年末から始まった電気代の高騰を発端に、2022年末に太陽光・トライブリッド蓄電システム、2023年には電気自動車(EV)とV2Hを導入しました。

半導体不足の影響で予定よりも遅くなりましたが、ようやく揃った設備をフル稼働した2023年の電気代をまとめます。

(参考)我が家の電気関連スペック

  • 電気契約:オール電化 10kVA
  • パワコン:トライブリッドパワコン
  • 太陽光発電:5.6kW
  • 蓄電池:4.9kWh
  • V2H:トライブリッドV2H
  • EV:日産ARIYA(66kWh)
  • 床暖房:温水蓄熱式75畳
  • エコキュート:460L

2023年のエネルギーコストまとめ

2023年のエネルギーコストをまとめると、以下5つのポイントがありました。

  • 2022年比で消費電力は40%増加した
  • 2022年比でエネルギーコストは23%削減できた
  • 通年の買電・太陽光比率は56%:44%
  • ガソリン購入ゼロと太陽光自家消費がコスト削減の要因
  • 23年の平均エネルギー単価は29.2円/kWh

これら5つのポイントについて、消費電力・エネルギーコストに分けて順番に紹介します。

消費電力の比較(2022年比)

まずは消費電力ですが、2022年と2023年の消費電力の比較表作ってみました。2022年に比べると3,131kWhの消費増です。

消費電力の比較表

EV導入で走行電力が増加

消費電力量が増えた理由の1つが「電気自動車(EV)」の導入。2022年はHVに乗っていましたが、2023年6月中旬にHVからEVに乗り換え。その後の7ヶ月間で1,306kWhを走行電力として消費しました。

※1〜6月中旬まではガソリン購入なので電力消費は無し。電費が悪い1〜2月が含まれているので、通年換算だと2,000kWh程度の消費を見込んでいます。

犬のための冷房費が増加

消費増のもう1つの理由が「夏の冷房費」です。

22年の10月から犬との生活が始まりました。必要な時だけ冷房を動かしていた22年に対して、23年は5月頭から10月いっぱいまで一度も止めず。

200Vの28畳用エアコン1台と100Vの6畳用エアコン2台、設定温度23℃で動かしたので消費電力はかなりのものです。太陽光発電がなければ大変なことになってました。

エネルギーコストの比較(2022年比)

続いてコスト面の比較です。EVの走行電力・HVのガソリン・導入した設備費用(含む補助金)と電気代をまとめて、エネルギーコストとして比較します。

※消費電力量が違うため、22年は基本料金以外の電気代を冷房相当の20%増やして記載。(調整前は¥368,520)
※22年はガソリン代、23年はガソリン(1〜5月)とEV電気代(6〜12月)含む。
※自家消費は消費電力のうち太陽光電力の自家消費で賄った割合。

太陽光電力による買電削減

自家消費合計の通り、年間消費電力のうち44%を太陽光の自家消費で賄うことができました。その結果、消費電力が増えても買電が減り電気代は下がりました。導入効果は抜群です。

ただし、6785kWhの年間発電量に対して自家消費は70%の4833kWhにとどまりました。この点は今後の課題です。

EV導入によるガソリン購入減少

EV導入により22年は10万円かかっていたガソリン代が、1〜5月分の4.6万円になりました。6〜12月の走行電力分を合わせても6.4万円と大幅なコスト削減です。

※コスト削減という点では、EVにすることでエンジンオイル・エレメント交換は不要に。自動車税の安いので合計で約3万円のコストダウンです。

売電による収益

年間3万円程度(1949kWh)ですが売電収益もありますが、売電単価が17円しかないので不本意ながら売ってしまったという感じです。

深夜電気単価が28.6円、直近12月で燃調費・再エネを加味した購入単価は20.35円です。全て自家消費した場合、深夜電気で4万円、昼間電気だと5.4万円の電気代を削減できます。

平均エネルギー単価

2023年通年のエネルギー単価は「¥319,765÷10,934kWh=¥29.245/kWh」になりました。同様に2022年を計算すると¥47.228/kWhでした。

47円もの高額な電気を購入したことはありません。ガソリン代が平均値を押し上げていると考えています。23年は設備償却も含んでいるので、この差は衝撃的です。

2024年の課題

2023年の電気・エネルギーコストをまとめました。

前年に比べて消費電力40%増には驚きましたが、増えた理由を細かく見ると納得できる増加でした。また、電気代での比較では、太陽光やEVの効果が確認できてよかったです。

EV・V2Hの導入から半年が経ち、効率の良い使い方も見えてきました。2024年は売電をゼロにして消費電力のうち太陽光の比率をさらに高めることが課題です。

最後まで読んでいただき有り難うございます。次回は「2023年の太陽光発電」についてまとめます。

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契約アンペア・太陽光パネル枚数・蓄電池容量は消費電力から判断するので、使用している家電の消費電力がわかることはとても重要。我が家は洗濯乾燥機・冷蔵庫・エアコンの消費電力をモニターしています。

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