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【WEB内覧会 玄関#1】設計時に重視した4つの機能と選んだ建材

玄関は「外と内」をつなぐ空間なので、他の空間とは異なる機能が求められます。また、「家の印象は玄関で決まる」と言われ、玄関の印象がよいとその先の空間への期待もふくらみます。

そういった空間の特徴を踏まえて、「機能性」「見た目」「動線」という3つの切り口から玄関の間取り・仕様を考えました。満点とまでは言えませんが、満足できる玄関になりました。

【WEB内覧会 玄関】では、次の3つの記事で我が家の玄関を紹介します。

WEB内覧会 玄関編の3つの記事

  1. 玄関の設計で重視した機能と選んだ建材(機能性)
  2. 玄関の印象を左右する内装材・家具・照明(見た目)
  3. 玄関#3 実用性優先!何かと手間がかからないSIC(収納)

初回の機能性に関する記事では、設計時に重視した4つの機能とそれを実現するために選んだ建材について紹介します。残念ながら叶わなかったことも併せて紹介します。

玄関で重視した4つの機能

我が家が玄関の設計時で重視した機能は次の4つです。

  1. 汚れにくく掃除しやすい
  2. 広くて明るい
  3. 段差のないバリアフリー
  4. 高い防犯性

順番に紹介します。

汚れにくく掃除しやすい

建物の中では唯一土足で歩く空間です。次の3点を重視して建材を選びました。

  • 傷つきや水濡れに強い床材・壁材
  • 濡れた状態でも滑りにくい床材
  • 広くて掃き出しやすい玄関扉

床材・壁材は希望通りの建材が選べましたが玄関扉は叶わず。残念です。

選んだ床材

玄関の床材はタイルを選択。何度もタイルメーカーのショールームを巡り「RivieraタイルAltica」に決めました。色はアントラチッテという石目模様。

内装床も同じタイルで統一していますが、玄関は屋外用の表面が荒れたタイル。水に濡れても滑りにくく安全です。

屋内用・屋外用タイル

タイルには屋内用と屋外用があります。屋外用は濡れても滑りにくいように表面はザラっとしています。タイルによっては、「靴下やストッキングがすぐにボロボロになる(byタイルメーカー)」ほどザラついてます。

親子ドアは断念!

掃き掃除・水掃除、将来の車椅子対応を考えて間口が広い親子ドアを希望しましたが、玄関の幅が狭くておさまらず。親子ドアは幅120cm以上でないと選択肢は極端に少なくなります。

扉を設置する壁は幅170cmありますが、下駄箱と玄関照明に干渉するため有効寸法は100cm。気に入っていたLIXILジエスタ2の親子ドアは幅124cmでおさまらず。残念です。

広くて明るい玄関

新築前に住んでいた賃貸マンションでは、暗くて狭い玄関に苦労しました。朝の慌ただしい時間、来客時にストレスを感じないように、広くて明るい玄関を希望しました。

賃貸で困った暗くて狭い玄関

  1. 幅90cmで1人ずつ靴の脱ぎ履き
  2. 荷物を抱えた行き違いは一苦労
  3. 買い出し後の荷捌きスペースがない
  4. 暗くて荷物や段差につまずきやすい
  5. 暗くて探し物・身支度がしにくい

こういった不満点を改善したのが新居の玄関です。

広い玄関スペース

玄関土間と正面廊下を合わせて約3畳の空間を確保。横幅が1.7mあ流ので、外出時・帰宅時など脇にカバンを置いても2人が横並びで靴を脱ぎ履きでます。

特に重視したのは廊下にある1畳分の仮置き・荷捌きスペース。大量の荷物を車からキッチンまで運ぶ時、1人が車〜荷捌きスペース、もう1人は荷捌きスペース〜キッチンの往復と手分けして運び込みます。

賃貸ではこの仮置きスペースがなかったので、靴を脱いで履いて行ったり来たり大忙し。やはり玄関にはゆとりのある空間が必要だと実感します。

陽光あふれる明るい玄関

玄関の正面に大窓(幅4m 高さ2.4m)を設置。中庭からの陽光があふれる明るい玄関になりました。

日没後は玄関照明の他、廊下の間接照明、中庭の照明もありシックな雰囲気の中でも十分な明るさです。疲れて帰ってきたとき、やんわりと明るい玄関にホッと一息癒されます。

アイポイントという考え方

見られたくない場所ってありますよね。真っ先に目をひくアイポイントを作ることで視線を誘導できます。我が家は中庭が大きなアイポイント。生活スペースに視線が行かないような工夫です。

段差の無いバリアフリー玄関

一般的な玄関には「上がり框(かまち)」という土間とホールを仕切る段差があります。将来のために上がり框の無いバリアフリー玄関を希望しました。

上がり框の良し悪し

  1. 土埃が室内に吹き込む事を防ぐ(⚪︎)
  2. 靴の脱ぎ履き時には便利な腰掛け(⚪︎)
  3. 高齢者・車椅子には不便で危険な段差(×)

フラットなバリアフリー玄関

上がり框無しを要望しましたが、最終的には腰掛けやすい23cm高の上がり框を設置。「簡単に外せるものではない」そうです。

上がり框を無くすには2通りの方法がありますが、正直どちらも選びにくい選択肢で断念しました。詳細に書くと長い説明になるので、簡単にまとめると以下の通りです。

  1. 室内床を下げる:
    換気・配管・断熱スペースのため地盤面を掘り下げ。基礎工事でコストアップ
  2. 玄関床を上げる:
    玄関の床高が上がるので、アプローチで階段数が増える

防犯性の高い玄関ドア

玄関のドア選びで重視したのは防犯性能。

玄関ドアは強盗の侵入経路で窓に次いで2番目。共働きだと家を不在にすることも多く、防犯を最優先で考えることにしました。

防犯性の高いカードキー式玄関ドア

質感と断熱性の高い木製ドアが希望でしたが、最新の防犯機能が付く鋼板ドア(LIXIL ジエスタ2)を選択。選んだ理由は次の4点。

  1. 施錠忘れ、鍵複製を防ぐオートロック付きカードキー
  2. カバー付き2ロックディンプルキー
  3. こじ開け対策の鎌付きデッドボルト
  4. 内部把握を防ぐためガラス無し

※オートロック付きカードキーはイベント参加の景品として無料オプションでつけてもらいました。

2ロックと20秒自動ロック

防犯性能の高いディンプルキーが2つついていますが、これに加えて20秒の自動ロック機能がついています。1つ目の開錠から20秒以内に2つ目も解錠しないと、自動的に2つとも再施錠。安心です。

最後に

広くて明るい使いやすい玄関ができたと思います。防犯性能の高いドアも設置でき安心して生活することができます。一方で、将来に向けたバリアフリーでは課題の残る結果。

「階段のないバリアフリーな生活」が平屋を選んだ理由なだけに、全体の予算配分を考えながら優先順位をつける家づくりの難しさを感じました。

次回の【WEB内覧会 玄関#2】では、「玄関の印象を左右する内装材・家具・照明」紹介します。エコフリース壁紙・ビンテージ照明など、我が家のこだわりがたっぷり詰まっています。

最後まで読んで頂き有難うございました。

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