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Web内覧会 LDK#2 緩く日常使いできるホームシアターエリア

Web内覧会 LDK#2 緩く日常使いできるホームシアターエリア

Web内覧会 LDK#2ではシアターエリアを紹介します。新築時に本格的なホームシアターを設置する方もいますが、我が家は緩めのホームシアター。家具で空間を定義するため建築側では特別な対応は行っていません。

プロジェクターも壁面に直接投影するだけです。壁に向かって右手にある大きな造作戸棚が、AV機器や漫画などを収納するスペース。この造作戸棚から順番に説明します。

前回記事はこちら。我が家の家づくりのモチーフについても紹介しています。

造作戸棚収納について

ハウスメーカーからは、一般的な住宅と比べるとLDK収納が少ないと言われました。戸棚・サイドボード・キッチン収納・パントリーがLDK収納の全てです。

それぞれ役割を分けて収納してますが、この戸棚は本や書類、AV機器を収納しています。

戸棚の全体像

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高さ188cm 幅80cm 奥行36cmの収納スペースが2つ並んでいます。戸棚下の開口は高さ35cmで、右端に2口コンセントを設定してます。

戸棚扉は「神谷コーポレーション」ですが、壁紙と同じ「エコフリース」を貼っています。塗装もない状態の扉が届き、壁紙施工時にまとめて施工していました。

戸棚前には電球色のダウンライト2灯ですが明るさは十分で重宝しています。

戸棚下の開口部

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戸棚下の開口部には、ロボット掃除機(パナソニック・Rulo)とWi-Fiルーター(バッファロー・WTR-M2133)を設置しています。

Ruloの充電台は幅22cmですが両側に50cmずつのスペースが必要。開口幅は178cmなので、全体の2/3はRuloの基地が占めています。

約25cm幅のWi-Fiルーターも設置するとほとんどスペースは残っていません。余裕を持って幅を決めたつもりでしたが、予想以上にスペースが必要でした。

戸棚の左側、AV機器収納スペース

以前住んでいた賃貸住宅ではローボードにAV機器を収納していましたが、ずっと気になっていたのはボード裏や配線に溜まる埃です。埃を溜めないため2つの工夫をしました。

AV機器は全て戸棚に収納する

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配線のある場所に埃が入らないよう、全ての機器・配線を戸棚の中に収納しています。埃の侵入を減らせば、配線まわりだけでなく機器本体にたまる埃も減らせます。

チューナーからプロジェクターなど外部機器への配線は、戸棚の最下段に配線穴を開けて、そこから配線を引き出します。リモコン受信部も戸棚下にレピーターを使い設置しています。

扉を開けなくてもレコーダーやチューナーを操作できます。扉を開けたままにする時間を減らす事で、さらに埃の侵入を防ぐ狙いです。

埃が溜まらないように配線は縦に

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もう1点、棚板の奥行きを3cm短くし棚板裏に配線スペースを作りました。これにより配線を縦にする事ができ、埃が溜まりにくくなると考えました。

戸棚の最上段に光コンセントと4口コンセントを設置、ハブ・ONU・フェムトセルを設置し、そこから必要な配線を下に向かって落としています。

こうする事でほとんどの配線が縦につながった状態になり、埃は最下段まで落ちていきます。

入居当時は戸棚内にWi-Fiルーター、戸棚下にフェムトセルを設置していましたが、扉を閉めているとWi-Fiの電波が弱くなっていました。

ルーターとフェムトセルの配置を入れ替えた結果、多少状況は改善しました。フェムトセルの電波の方が障害物には強いようです。

戸棚の右側、主に漫画用書棚

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戸棚の右側は本棚、主に漫画本を収納しています。本類は重いので事前に予想される冊数や重量を調べておくと打ち合わせがスムーズです。

幅80cm 奥行35cmの棚板が8枚入ります。漫画本だと1段あたり前後2列で110冊収納できるので、棚全体では880冊の収納力です。

先程の重量ですが、170gある漫画本880冊で150kgもの重量になります。耐荷重不足にならないように棚板や支えるレールを選ぶ必要があります。

造作棚の良し悪し

造作収納は見た目に統一感が出るので人気のあるオプションですが、我が家ではこの戸棚とパントリー以外は採用しませんでした。

家具の配置や生活動線は流動的にしたいと考えたため。新築時の間取・動線・家具配置はしっかり考えたつもりですが、将来にわたって最適かはわかりません。

欲しい家具が見つかった時に、造作が干渉して設置できないのは困ります。キッチンや水回りなど動かない部分は別として、それ以外は収納家具を使い必要に応じて動かせるようにしています。

ホームシアターエリアを飾る北欧家具

エプソンの超短焦点プロジェクター「EH-LS500」を使い、壁面に映画やテレビの映像を投影しています。EH-LS500に関する記事は、以下を参照ください。

北欧家具が主役の家。このエリアにある北欧家具を紹介します。

チーフテンチェア&スツール・Finn Juhl

チーフテンチェア・フィンユール

北欧家具デザイナーの巨匠、フィンユールの代表作「チーフテンチェア」と「スツール」2セットをシアター用に設置しています。

フィンユール自身が暖炉の前で寛ぐために設計した椅子で、大振りなラウンジチェアです。座面・アーム・背当ても大きく、どんな姿勢でも座る事ができます。

各パーツが丸みを帯びていて体への当たりが柔らかく、寝落ちしても体が痛くならない不思議な椅子です。小柄な人はクッションで背当てを調整すると座りやすいです。

詳しくは、こちらで紹介しています。

サイドボード・Nils Jonsson

ローズウッドのサイドボード

ブラジリアンローズウッドの木目がダイナミックなサイドボードです。Hugo Troeds社製、デザイナーはスウェーデン人のNils Jonssonです。1960年頃のデザイン。

人生で初めて購入したビンテージ家具ですが、購入時にはトラブルもありました。なんとか自力で修理して使っています。それもあって、一番愛着のある家具です。

サイドボードという家具は初めて使いますが予想以上に便利。実用的な収納家具、かつ、インテリアの主役にもなるので、造作収納より使い勝手が良く感じます。

サイドボードはこちらで詳しく説明しています。

NJP フロアランプ・Louis Poulsen

NJPフロアランプ

ルイスポールセンのフロアランプでは比較的リーズナブル。3カ所の稼働部が上下方向に動き、ライト部と台座部で左右に振ることができて便利です。

照射角度の調整幅が広く、ラウンジチェア周りの手元灯として考えていました。間接照明のフロアランプがないので、しばらくは間接照明として使用します。

日本人デザイナー 佐藤なおき氏によるデザイン。フレーム背面に配線を収める溝があり、余計な配線が見えないように工夫されています。

このタイプのフロアランプでは、ベルナール・アルビン・グラのLampe Grasが有名です。Lampe Grasはこちらで紹介しています。

今後のアップグレード予定

念願のチーフテンチェアも購入しましたが、もう少し必要なものがあります。今後のアップグレードで考えているもは以下の通りです。

サイドテーブル

チーフテンチェアの間に設置するサイドテーブルが必要です。今は、手持ちのアジアンテーブルを使っています。十分役には立っていますが、そこだけアジアンなので違和感です。

丸いサイドテーブルで、ローズウッドのビンテージ品を考えています。

フロアライト Santa & Cole Dorica

NJPフロアランプを、Santa & Cole の Doricaに変更したいと考えています。Doricaは上下左右に広く光を放つフロアランプです。

サイドボード脇のコーナーが暗くなりがちなので、間接照明としてコーナー部を柔らかく照らしたいと考えています。

絵画・ラグ

インテリアの配色設計ではアクセントカラーは先送りし、ベース・メインカラーのみを決めています。今後アクセントカラーとして、絵画やラグを決めていく予定です。

2022年始には大物絵画が届く予定です。LDKのアップグレード記事はこちらです。1つずつ追加しています。

最後に

ホームシアターというと防音完備でガッチリ作るイメージですが、緩くLDKのスペースとして設置すると、キッチンからも鑑賞できるなど日常使いできて便利です。

超短焦点プロジェクターだと、目立たず家具配置も自由になります。お気に入りの家具で過ごす、ゆったりした時間を作る方法です。

次回は、LDKの中央部、中庭を眺める「くつろぎ・来客エリア」です。最後まで読んで頂き有難うございます。

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