キッチンハウスDue(II型)でオーダーした我が家のキッチン、フロント側キッチンの寸法・収納力に続いて、バック側キッチンの寸法・収納力を紹介します。フロント側の記事はこちらからどうぞ。
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フロント側は「LDKに馴染む家具のようなキッチン」を強く意識しました。対してバック側は、悪目立ちしない範囲で実用性を最優先してます。使ってみた感想と合わせて紹介します。
目次(ジャンプできます)
バックキッチンの天板寸法
賃貸では、コンロ・作業場・シンク・食材棚・冷蔵庫の順に並ぶI型キッチン。両端にあるコンロと冷蔵庫の間は4歩の距離。シンクで相方が洗い物をしていると、動線がぶつかり不便でした。
新居ではII型キッチンを採用。コンロ・シンク・冷蔵庫を三角形に配置でき動線がコンパクト。さらに、水回り・火回りでスペース・動線を分ける事ができ、2人で作業しても動線がぶつかりません。
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コンロやレンジといった調理器具が並ぶバック側キッチンでは、次の3点を重視しました。
- 調理前の食材・必要な調味料・キッチンツールが仮置きできる事
- 出来た料理から盛り付け、配膳できるスペースがある事
- 電子レンジや炊飯器、コーヒーメーカーを置くスペースがある事
どれだけ希望が叶ったのか、バック側キッチンの寸法と実際の使用状況を紹介します。
何をどれだけ置けるか?
まずは、バック側キッチンの寸法です。常設しているオーブンレンジ、炊飯器も含めてイラストにまとめました。キッチンの向かって左には幅1.7m弱のキッチンパントリーがあります。

図中の①から順番に使ってみて感じる事を紹介します。
①この余白スペースは意外と便利

コンロ脇の20cm程度の余白のようなスペースですが、調理作業中には予想以上に便利です。この下に醤油・味醂・酒といったボトル調味料、コンロ下の引き出しには塩・胡椒などを収納。
調理開始前に必要な調味料を全て取り出し、このスペースにずらっと並べます。下に引き出しをつけるため、コンロをずらす必要があり出来上がったスペースですが、実用的で重宝しています。
②まめに片付ける人は作業スペースにも
IHコンロは日立の3口で幅60cm/75cmの2種類から選べます。75cmは広くて便利ですが天板全体の1/3を占めます。鍋やケトルをこまめに片付ければ、凹凸がないIHは作業スペースにカウントできます。
我が家はケトルの置き場所がなく、常時IH上にケトルを置いています。頻繁に使うものですが、重ねる事もできず片付けるには嵩張ります。事前にしっかりスペースを確保しておくべきでした。
③作業スペースは60cm幅で正解

調理前の食材を仮置き、炊飯器からご飯をよそうなど便利なスペース。幅30cmもあれば十分と思っていましたが、使ってみると約60cmあると便利。行き場のないケトルを置いても十分に作業できます。
作業スペースは広め(50cm以上)で正解です。何をするにも作業性が違い過ぎます。
ポイント
幅30cmで考えていたのは、コーヒーマシン「Jura E6」(幅30cm)を設置するため。幅60cmの広い作業スペースに慣れると、手放せなくなります。
結果、Juraは置けません。スペースの見積りが甘かったと後悔しています。Jura E6はフロントキッチンに設置するか、諦めてドリップを続けるか考え所です。
④毎日使う動線は最短が正解
調理家電はオーブンレンジと炊飯器。一般的な大きさですが、この2台で天板の1/3を占めます。設計段階から配置場所を決めていたので、機器の裏側にコンセントも設置。
この場所は、シンクの対面・冷蔵庫の隣なので作業性は文句なし。冷凍庫からレンジ解凍、米研ぎ後振り返れば炊飯器といった「毎日使う動線」は極力短くするのが正解です。
収納方法
パナソニックのオーブンレンジ「Bistro」はビルトインタイプもあります。移り変わりの激しい家電である事、設置位置がコンロ下と低くなる事から、通常のビストロで平置きを選びました。
炊飯器の収納(トレーごと引き出すタイプ)もあります。不要な時は手軽に片付けられて便利です。我が家の場合、仕舞い込むと掃除がつい手薄になります。天板に平置きで掃除を頑張ります。
次のページでは「バックキッチンの収納力」を紹介します。