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難易度MAXのタイル貼り、DIY施工で必要な道具と手順を詳しく紹介

難易度MAXのタイル貼り、DIY施工で必要な道具と手順を詳しく紹介

コストダウンを理由にDIYでアプローチ階段のタイル貼りに挑戦しました。前回の記事では、業者に依頼した場合のコストとの比較を中心に紹介しましたが、今回は「タイル施工の手順と必要な道具」を詳しく説明します。

以下のような方の参考になる記事です:

  • タイルDIYを決めたが、やり方がわからない方
  • 作業内容が分からず決断できていない方
  • 外構工事の設計段階の方

形になるまでの難易度は高いですが、やり応えは抜群です。

タイルDIYの連載記事

  • アプローチ階段のタイル貼り#1 予算不足、タイルはDIYできるか?
  • タイル施工の手順と必要な道具(今回の記事)
  • 最後までやり切った階段のタイル貼り 苦労した点とDIYでのおすすめ度は?

使用した道具と材料

使用した道具と購入した材料について紹介します。タイル、タイルカッター以外は全てホームセンターで購入できます。

タイル貼りで使った道具の写真
作業で使用した道具

必要な道具

  • 混錬バケツ:セメントペースト(ノロ)作りで使用
  • タイル目地材(家庭化学)
  • ゴムコテ:目地入れ用
  • コテ:モルタルを平らにする
  • 計量カップ:モルタル配合時の計量用
  • スポンジ:タイル表面のモルタルや目地材を取り除く
  • フネ:モルタル作り用

購入した材料

  • タイル:玄関ポーチと同じロットで約7平米分、合計42枚
  • タイルカッター:BOSCHの大判用(60cm対応)
  • セメント(20kg):2袋
  • 川砂(20kg):4袋
タイルとタイルカッターの写真
購入したタイルとタイルカッター

タイル施工手順

Step 1:タイルカット

事前に用意した割り付け図に基づいて、タイルを必要な大きさにカットします。60cm×30cmの長方形タイルを、

  • 蹴込用:60cm×15cm 15枚
  • 踏面用:40cm×30cm、40cm×15cm 各3枚
  •  〃 :20cm×30cm、20cm×15cm 各6枚

※タイルが大きくボッシュの大判用タイルカッターを購入しました。このタイルカッターの値段が高く痛い出費です。ちなみに、30cm角以下のタイルであれば5,000円程度で購入可能です。

簡単にカットできますが、「カッターがブレたり」「割り線が弱い」とうまくカットできません。注意が必要だと感じました。

Step 2:蹴込みのタイル貼り

次に、階段の蹴込みにタイルを貼ります。

蹴込は、タイルに直接モルタルを塗って固定する直貼り工法。通常配合で練ったモルタルをタイルの裏面に1cm未満で塗布。表面を軽く叩いて空気を抜いたら所定の位置に貼り付けゴムハンマーで圧着します。

ポイントは階段の踏み面から約2cm上に張り出すこと。この張り出しが次の工程で空モルを敷き込む時の枠になります。

※写真に写っている赤色のプラスチックは倒れ防止のスペーサーです。アマゾンで見つけました。

Step 3:空モル敷き

続いて、踏み面に空モルを敷きます。

少量の水を加えて練った空モルを、蹴込みタイルの張り出しを目安に敷き込み、木の板を使ってしっかり叩き込みます。表面を平らに均してタイル貼り付けの準備を整えます。

※空モルを叩き込む工程はとても重要。表面が平らでないとタイルが傾き、内部に空洞があるとタイルを置いたときに沈みます。

Step 4:踏み面のタイル貼り

空モルの敷き込みが完了したら踏み面のタイルを貼ります。

ノロ(セメントを水で溶いたセメントペースト)を空モルの上から流し込み、タイルを配置しゴムハンマーで軽く叩いて圧着します。

セメントペーストが乾く前に、表面のモルタルやセメントペーストをスポンジで取り除きます。

Step 5:目地入れ

最後に目地入れを行います。配合指定通りに目地材と水を混ぜ、タイルの隙間に流し込み、ゴムコテで押し込みます。スポンジで拭き取って仕上げます。

今回は目地材を使いましたが、専用の目地材でなくモルタルでも十分だと思います。

最後に

土日2日間かけてタイルを貼り付け、翌週末にまとめて目地入れし作業完了。施工後の写真です。

今回の階段へのタイル施工は今までで一番難しいDIY作業でした。特にモルタルの施工量が多く、練り上げるだけでもかなりの重労働です。

1つ1つ丁寧に作業しましたが、思うようにいかない部分も多く「かろうじて形になった」という感じです。平坦なタイルで施工の流れやコツを掴んでからやった方が良い作業です。

次回は、「最後までやり切った階段のタイル貼り 苦労した点とDIYでのおすすめ度」についてまとめます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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