PVアクセスランキング にほんブログ村

Web内覧会

Web内覧会 和室客間 使用頻度は予想以上、椅子に疲れたら和室

2021年3月26日

ウェブ内覧会客間和室

中庭の植栽工事もひと段落。あとは苔貼りと砂利入れを残すのみです。外庭の植栽工事も一旦終わり。

中庭、外庭の両方に面し我が家で一番眺めの良い和室客間となりました。設計時の考えや採用した建材を紹介します。

他のWeb内覧会記事、中庭の記事はこちらです。

こちらもCHECK

web内覧会寝室・WIC
Web内覧会 寝室・WIC 和室寝室と通り抜け動線を作るWIC

小学生の頃は畳に布団を敷いて、兄弟3人で川の字で寝てました。中学の頃、引っ越しそれからはずっとベッド生活です。 そんな長い付き合いのベッドですが、新築ではベッドを手放し「和室に布団」にしています。LD ...

続きを見る

こちらもCHECK

職人の植栽工事#1 中庭・玄関前の植樹、プロの仕事を間近に感じた1日

予算不足が大きな理由ですが、庭づくりはDIYでできる事は極力自分達で行っています。玄関アプローチ庭のDIYがひと段落し、ここからは待ちに待った植木職人の登場。 中庭・外庭・玄関前の植栽工事が始まります ...

続きを見る

目次(ジャンプできます)

    和室客間の設計で考えた事

    ウェブ内覧会客間和室

    和室の要否についてはいろいろ意見がありますが、我が家は「和室は必要」として進めました。

    寝室も和室なので、3LDKのうち2部屋が和室です。最近では珍しいかも知れません。間取設計に当たって考えたことを紹介します。

    和室客間の位置付け

    どこかの営業さんからは「来客を想定した費用はできるだけ削って最低限に留めた方が良い」と言われました。言わんとする事はよくわかります。費用の割に使用頻度は限られます。

    このアドバイスも踏まえ、我が家が考えたことは「この和室は主に誰が使うか」という点。結局、来客でも使うが、普段は自分たちが床で寛ぐ「準リビング」として設計しました。

    まずは、来客時の寝室、客間として

    来客の多い家ではないですが、夫婦どちらかの親が来た場合、来客用の寝室が必要となります。また、葉山という場所柄海が近く、夏は友人家族が来ることも想定しています。

    荷物を置き2~3人がゆったりと休める広さで、来客用の布団3セットぐらいの収納が必要だと考えました。

    実際は、自分達が寛ぐための準リビング

    椅子に疲れた時に逃げ込む場所として、畳スペースがあると便利です。賃貸では、食事は基本ダイニングテーブルでしたが、ソファ付近のカーペットに座って食事する事もありました。

    新居ではLDKの床を全面タイルにしたので、LDKは椅子中心の生活スタイルです。どうしても床に座りたい、そんな時に直接座れる客間和室が逃げ場所になります。

    中庭・外庭に面した我が家の特等席

    LDK側の「くつろぎエリア」は、Poul Kjaeholm の椅子とデイベッドがあり、座ったり横になって中庭を正面に眺める事ができます。

    同じ事を畳に上で行えるように、和室は中庭を挟んだ反対側に決めました。和室の目の前にも大きな窓があるので、畳の上に座ったり横になって、LDKと同じように中庭を眺める事ができます。

    中庭のある和室

    椅子の気分、畳の気分で居場所を選べます。さらに、南側の庭にも面しているので、2月ごろには障子を開ければ目の前に梅の花を眺める事ができます。2つの窓のどちらを向いても庭が眺められる、我が家の特等席です。

    こちらもCHECK

    web内覧会LDK
    Web内覧会 LDK#3 中庭正面の特等席「くつろぎ・来客エリア」

    Web内覧会 LDKも3回目です。今回は、LDKの中央、中庭に面した一番景観のよい空間、「くつろぎ・来客エリア」を紹介します。 通常LDKは南側の陽当たりのよい場所に配置しますが、我が家の場合は北側に ...

    続きを見る

    隣室(夫婦寝室)との音、声漏れの対策

    宿泊する客人に自分たちの会話が筒抜けなのは気を使います。対策として、主寝室と客間の間に、押し入れとトイレを挟んだ間取りにしました。

    当初はロフトに上がる階段を設置する案も考えましたが、主寝室近くにトイレを設置したかったため、この間取りに落ち着きました。

    和室の設計イメージは?

    真壁のカチッとした和室を希望しましたが、予算の都合で断念しました。真壁風に仕上げるための部材もありますが、「真壁風」に費用を使うなら他に予算を回す事にしました。

    中庭のある和室

    寝室は濃色中心で仕上げましたが、客間はシンプルにスッキリした配色でまとめました。

    廊下との仕切りや南側掃き出し窓は障子で区切ります。朝、自然の光が障子を通して差し込み、夜は中庭のライトに照らされて植栽の影が映り込みます。

    障子のある和室

    中庭側の敷居は2本溝だったので、障子を3枚引きから4枚引きに変更し、全開時の開口を広くとるようにしています。

    3本溝3枚引きだと開口は広くなりますが、全開した時にどちらか一方に寄るので、左右対称になるように、2本溝4枚引きです。

    どれぐらいの収納が必要か?

    来客時の布団を3式収納できれば十分です。圧縮袋を併用すれば一般的な押し入れ半分で十分。最悪20畳のロフト収納もあります。

    客間の押入

    考えた末、通常の押し入れを上下半分ずつ、主寝室と和室で分けて使っています。和室は他床面から20cm上がっているので、上部へのアクセスがよく上半分を和室の押し入れにあてています。

    実際に生活してみてどうか?

    主な使用目的

    緊急事態宣言もあり来客はほとんどありません。あってもLDKで対応しているので、まだ客間としての活用はありません。宣言も解除となり、夏前には泊まりの来客がありそうです。

    和室はもっぱら自分たちのくつろぎスペースになっています。中庭もほぼ完成し、南庭の掃き出し窓の前にも梅の木を植えました。

    小上がりの段差へ椅子がわりに腰掛けたり、畳の上に横になって過ごす時間が増えています。仕事部屋の隣でもあり、在宅仕事中の気分転換や休憩もできます。

    和室を作ってよかったか?

    良かったと思います。特別な家具を用意しなくても、直接座れる畳の部屋は使い勝手が良いです。

    タイル床LDKの代替として、気分で居場所を選べるメリットが際立っています。来客時、洋室だとベッドが必要ですが、和室だと布団を用意するだけで済みます。

    使い方を固定しないユーティリティスペースとして、今後も大活躍だと思います。

    次のページでは内装で使った建材や設備」を紹介します。

    次のページへ >


    良く読んで頂いている記事


    窓掃除ロボットHOBOT 2S ロボットで本当にきれいになるの?

    大きなフルハイトの窓は開放的、冬でも日差しをたっぷり取り込めるので人気です。 しかし、綺麗な状態を維持するのは大変です。特に梅雨など長雨シーズンは、掃除しても掃除してもすぐに汚れます。 我が家は、中庭に面して「幅1.5m 高さ2.4mの大窓6枚」「2.4m高のテラスドア2枚」があり、軒が無いのでしっかり雨が当たります。 雨上がりには水染みや水垢がくっきり。入居直後は隔週で窓掃除をしていましたが、段々億劫になり最近は半年近く放置してました。 そんな状況を打開するため、試しに購入したのが「窓掃除ロボットHOB ...

    ReadMore

    オール電化にして後悔?1年半暮らして感じたメリット・デメリット

    今までガス・電気併用で生活してきた我が家にとって、オール電化は「理屈上は良い」と分かっていても「不安が残る」決断でした。そんなオール電化生活もようやく1年半が経過。 色々トラブルもありましたが、実際に暮らしてみて「オール電化を選んでよかった」と感じています。今回の記事では次の3点について紹介します。 今回の記事のポイント オール電化を選ぶ時に感じた不安とその結果 最終的にオール電化に決めた理由・メリット 住んでから分かったオール電化のデメリット オール電化を検討中の方、これから新築の方の参考になればと思い ...

    ReadMore

    フェムトセル

    携帯電波の入らない家(解決編)フェムトセルで電波はどれだけ改善したか?

    我が家は「携帯電波が入らない家」、新築の途中、窓・屋根・外壁が出来上がった時に発覚しました。フェムトセルの導入条件は、新築住宅には複雑でなかなか手続きが前に進みません。 引っ越しから3週間遅れでフェムトセルが稼働し、宅内でも電話を使えるようになりました。我が家は大きな中庭のある変則的な間取り。Wi-Fiも含めて電波を使う通信にはハードルが高いようです。 今回の記事では、フェムトセル導入前後での電波改善状況についてまとめます。フェムトセル導入手続き、中庭のある間取りのWi-Fi事情は、こちらの記事でまとめて ...

    ReadMore

    イーサネットバックホール

    Wi-Fi電波が弱い問題#2 イーサネットバックホールとDecoX20で解決

    「中央に大きな中庭がある平屋」という特殊な間取りで、家全体にWi-Fiを張り巡らすために、バッファローのWTR-M2133HSによるメッシュWi-Fiを選びました。 家中なんとか使える状態にはなりましたが、ランドリーや寝室の電波が極端に弱い状態。ロフトに上がる階段に中継機を置いているので、登り降りで危ないと感じる事もあります。 そんなWi-Fi事情の中で最大の問題は、親機と中継機の通信状態です。設置場所の都合もあり、親子の通信でかなりのエラーが発生しています。一連の問題を解決するために「イーサネットバック ...

    ReadMore

    タイル床のメリットデメリット

    タイル床のメリット・デメリット、建てる時は大変、住んでからは手間要らず!

    我が家はデンマークの建築家「Halldor Gunnløgsson」の自宅をイメージして設計。その家の床は大理石ですが、それは予算オーバーなので石目調のタイルを採用しました。 タイル床での生活は初めてなので、ネットで見かけるデメリット情報に不安を感じていました。実際に建てて1年住んでみて感じた「タイル床のメリット・デメリット」をまとめます。 結論としては、建てる時は費用・手間・時間がかかるが、住んでからは手間要らず。選んでよかったと思います。 その他、家づくりに関する記事はこちらからどうぞ。 こちらもCH ...

    ReadMore

    クラピア

    3ヶ月経過したクラピア、植えた場所によって成長具合に差が出ました

    6月上旬に植え付けたクラピアですがとても元気に育っています。今年の夏は雨も多かったので、たっぷりの水と太陽で驚くほど広がっています。 芝生よりも成長が早く手間の少ないと考え、グランドカバーにはクラピアを選びました。期待通りの成長の早さですが、場所によって成長に違いがあります。 モサモサすぎる部分を刈り込みましたが、。刈り込みながら陽当たり・水捌け・土の状況など成長の違いについても考えてみました。 植え込み直後、1ヶ月後の記事はこちらからどうぞ。 こちらもCHECK こちらもCHECK 植え付け1ヶ月後と3 ...

    ReadMore

    エアコン目隠しルーバー

    コストダウンのため、エアコンの目隠しルーバーをDIYで作成したら、ハウスメーカーにも大好評!

    内装にこだわり始めると、エアコンの設置方法は悩みどころです。特に、LDK用のエアコンはサイズが大きく存在感があるので、インテリアの雰囲気を崩さないように設置したいと考えました。 見積りには目隠しルーバーが設定されていましたが結構な値段。そこで、思い切って自作しました。試行錯誤・手間と時間はかかりましたが、見た目も内装と調和しコストダウンにもなりました。今回は、そんな大好評の「可動式のエアコン目隠しルーバー」を紹介します。 また、関連記事はこちらでも記載しています。 こちらもCHECK 引っ越して最初にやっ ...

    ReadMore

    フェムトセルの導入

    携帯電波が入らない家(導入編)、3ヶ月かかった、全体像の見えないフェムトセル導入手続き

    iPhone3Gが発売され、便利なものができたと飛びついてから10年以上。生活インフラとして当たり前に使っているスマホですが、「使えない」と大変です。 前回記事で紹介した通り、我が家は「携帯電波の入らない家」。引っ越し時は家電・家具の搬入など携帯電話が必須なので、引っ越し前にフェムトセルの設置を目指しましたが、残念ながら間に合わず。こんなに手続きが分かり難いとは思いませんでした。 そこで今回の記事「導入編」では、DOCOMOフェムトセルの導入方法・手続きのポイントを紹介します。新築で導入する場合、既存の建 ...

    ReadMore

    植えてはいけないトクサ

    「植えてはいけない」と言われる「トクサ」、植えた理由と地下茎対策

    世間では「植えてはいけない」と言われる植物がいくつかあります。我が家の外庭法面や中庭の一角に植えた「トクサ」もその1つ。 「植えてはいけない」と言われるとインパクトがあるので身構えてしまいます。実際は、「軽い気持ちで植えてはいけない」「付き合い方を理解して植えましょう」という意味が正しいと思います。 今回は、「植えてはいけないと言われるトクサを植えた理由」「トクサの地下茎対策」について紹介します。 外構・植栽関連の前回記事はこちらです。 こちらもCHECK 目次(ジャンプできます) 「植えてはいけない」ト ...

    ReadMore

    片流れ屋根の太陽光

    北向きの片流れ屋根、太陽光パネルはあまり載らない?

    新築住宅の5軒に2軒が太陽光を導入するそうで、10年前に比べるとかなり普及したと感じます。FIT制度の効果は絶大です。 御多分に洩れず、我が家も太陽光設置を考えていましたが、目的は売電というより災害対策。災害時でもエネルギーを作れる点に魅力を感じていました。 最終的に新築時には導入せず先送りましたが、検討過程で気になったのは「北下がりの片流れ屋根と太陽光の関係」です。 今回の記事では、新築検討時の情報をもとに以下の事を紹介します。 この記事のポイント 太陽光を設置する上での北下がり屋根のデメリット 北下が ...

    ReadMore

    -Web内覧会
    -