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Web内覧会 水回り#1 家事動線と実用性最優先の洗面・ランドリースペース
少し間が空きましたがWeb内覧会の続きです。今回から水回りをご紹介します。
目次(クリックで開閉)
間取りと空間設計は?
洗面・洗濯スペースは4畳あります。洗面台と洗濯機を除くと、有効スペースとしては2.8畳程度。
以前の賃貸では1.5畳のスペースに洗濯機と洗面台があり、洗濯や洗面で1人入ると身動きが取れません。それに比べれば十分な広さで、朝の忙しい時間でも渋滞することはありません。
使用している建材
ここからは使用している建材について紹介します。
壁紙は「ルノン RF-6100」で1000番クロス。天井も塩ビで「リリカラ XB727」布目調の100番クロスです。廻縁も標準の「フクビ C-3T」。
LDKや廊下はエコフリースですが、水回りは壁天井は傷がつく事を前提に、貼り替えやすい塩ビを使い割り切った仕様にしています。
床は、LDKや廊下と同じ「リビエラ アルティカ Mix貼り」。壁天井と同じく、手間のかからないタイルを選択。水回りタイルは滑りやすいと聞きますが、キッチンも含めてこのタイルで滑ったことはないです。
冬の朝、タイルはキンキンに冷え込みますが、このスペースは床暖房室外機から最も近い場所なので1番暖かいです。特に指定したわけではないですがとても助かっています。
廊下・WICの2面は天井までのフルハイト引き戸。どちらも「カミヤのCUBE サイレントブラック色」です。床にレールがない吊扉で、埃が多くゴミが溜まりやすい場所でもレール掃除は不要す。
水回りの設備
続いて洗面台です。タカラスタンダードのオーダー品を採用しています。クロス類と同じく、家事導線、実用性、コスト重視で選びました。
幅は169cmと広いですが、水栓ボウルは1つだけ。左にある洗濯物の仮置き台として使うため、ボウルは向かって右側にボウルを寄せています。
この仮置きスペースがあると、洗濯時の作業性が格段に良くなります。賃貸の時は置き場所がなく、洗濯物を床に広げてからハンガーにかけてました。
正面は高さ100cm 幅50cmの鏡が3枚の3面鏡で、裏は全て棚収納です。鏡の枠は妻の希望で木枠付きになっています。水栓右側に2口コンセント、1番左の鏡裏に1200Wコンセントが2口あります。
希望したのはシャワーで伸ばせる水洗ぐらいです。使っている設備は、
- 天板はデュポンモデストのココア色
- ボウルはアイカラバトリーボウル
- ドアパネル材はメラミン化粧板
- 水栓はKVKのKF909
他メーカーの洗面台との比較
LIXIL L.C.との比較でした。「比べればタカラで決まる事が多い」との営業さんの話通りタカラになりました。天板やボウルなどカスタマイズできる幅が広く、価格も考えるとタカラスタンダードのコスパが良かったです。
新宿ショールームでしすが、1階と2階では展示しているものが全く異なります。2階がオーダー品専用です。たまたまかもしれませんが、2階の方がお客さんが多かった様に思います。
照明、採光、換気
建築士さんのおすすめは洗面台前の天窓でしたが、早い段階で仕分けました。今となっては、後悔ポイントかもしれません。
天窓の代わりに3面鏡前に2灯のダウンライトを設置していますが、妻は中庭の大窓の前まで移動して、化粧の仕上げをしています。
電球色のダウンライトだと、色がわかりにくい事が理由だそうです。明るさだけでなく色にも注意です。
換気は160cm×50cmの横滑り高窓と換気扇のみですが、十分換気できています。高窓なので電動ユニット付きです。便利ですが、開閉の動作時間が長く音も大きいです。
その他、リモコンがでかい。エアコンのリモコンより大きいのは驚きました。ボタンはたった5個しかないのですが、テレビリモコン並みの大きさです。
収納力はどれぐらいあるか?
寸法を書いても分かりにくいので、トイレットペーパーを置いてみました。COSTCOで売っているものです。(もちろん普段は置いていません。)
鏡裏の収納棚
3面鏡裏の収納スペースです。24本置けます。真ん中の鏡が広いので3面合わせて、80本弱置けるスペースがありますが、半分以上余っています。
引き出しの収納力
こちらは引き出しです。引き出し1杯あたり36本収納できます。このサイズが3杯と、洗面下で半分サイズ(パイプスペースのため)が1杯です。合計130本ぐらいは収納できそうです。
写真の引き出しですが、普段はバスタオル28枚、フェイスタオル20枚を収納しています。その他、風呂、洗面、洗濯機まわりの日用品も洗面の収納に収まっています。
設計時にこだわった所は?
水回りは実用性第一で壁紙・天井・床材選び
建材紹介の通り、とにかく実用性重視です。LDKや和室、廊下は来客の目にも触れますが、ここは生活動線と割り切ってコストダウンしています。
折り畳みの物干し台を壁際に置きますが、エコフリースだと気を使います。予算不足もありますが、洗濯や身支度は毎日の事なので、気を使わず使える建材は良い選択と思います。
洗濯用の混合水栓
洗濯用の水栓は混合水栓にしました。以前からネットの情報で見ていて採用したいと考えていた物です。
洗濯機でも温水洗いができますが、深夜にまとめて沸かすエコキュートのお湯を使う事ができます。時間を気にせずお湯で洗えるので、経済的だと考えています。
洗濯〜干す〜畳むの動線を最小限に
賃貸生活で使いにくさを感じていたので、できるだけ家事動線を短くしたいと考えました。
左開戸のドラム洗濯機から中身を取り出し、洗面カウンターの上に移動、ハンガーに洗濯物をかけてホスクリーンに移動します。
畳む時は、ホスクリーンから衣類をカウンターに置いて畳む流れです。体の向きを変えるだけで全ての作業ができるので、効率が良いと思います。
奥行きがほぼ同じだったので、洗濯機と洗面台の間にあった袖壁を廃止しました。その代わりに洗面台の側面にメラミン化粧板を追加しています。
壁をなくしてコストダウンと思いましたが、特注仕様となったためコストアップです。壁厚分スペースが広くなったので、スペースを買ったことになります。
掃除の負担を最小限に
水回りは汚れやすいので、掃除しやすい事が最重要。タイル床ならば濡れても気にならず、手荒く拭いても傷はつかないので便利です。
引き戸も床にレールがない吊扉なので、普段の掃除はロボット掃除機だけです。洗面台の扉材もメラミンなので気にせずゴシゴシ拭けます。そのまま、壁もゴシゴシ拭けて助かります。
洗面台の壁面タイル
装飾面では、洗面台の壁面タイルはこだわりました。名古屋モザイクの「ニューヨーカーガラス」です。色が何種類かあったのですが、川石の様な見た目が気に入り、最も濃い色を採用しました。
建築途中でタイル施工前と施工後を見ましたが、あるとないでは雰囲気が大きく異なります。採用して良かったと思います。
まとめ
中庭を中心とした我が家では、玄関から客間やLDKと異なり、洗面エリアは裏側の生活動線です。実用性を第一に、最低限の装飾で済ませました。
資金に余裕があれば、キッチンハウスの洗面台や平田タイルの洗面ボウル・床タイルなど欲しいものはあったのですが、予算の都合で断念しました。不便を感じていないので、計画通りできたと思います。
次回は、ユニットバスについて書きたいと思います。こだわると1000万越えも可能ですが、我が家は諭吉さん十数人です。検討対象も含めてご紹介します。