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新築を意識し始めたら、まずはキッチンショールームから始めませんか?

家づくりを意識し始めたら何をしますか?まずは近くの住宅展示場に行ってみるという方も多いと思います。我が家も展示場でしたが、同時にキッチンショールーム回りも始めました。

壁で細かく区切らない「オープンプラン」を基本とする我が家。キッチンも空間を作るインテリアです。北欧巨匠デザイナーの家具と調和する必要があり、早めに動き始めたという事情もあります。

結果としては、早い段階でキッチンについて考えて正解でした。この記事では、新築計画をキッチンショールームから始めるメリットを説明します。

新築を考え始めたら、まずはキッチンショールームに行ってみませんか?

家づくりで重要なキッチン

家は人生最大の買い物なので、夫婦間で意見が合わず大げんかになる事もあります。我が家も大小、数え始めるとキリがありません。そんな揉め事でもよく耳にするのが「キッチン」に関する事。

キッチン周りの揉め事が多い裏には、他の住宅設備とは異なるキッチン特有の事情があります。まずは、我が家が感じた「キッチンの重要性」を説明します。

とにかくキッチンはお金がかかる

キッチン・風呂・トイレなど水回りの住宅設備は、新築費用で大きな割合を占めます。生活の中心にあり来客の目にも触れるキッチンは、こだわり出すとキリがないほどお金がかかります。

調理設備としての機能性以外にも、食器・調理器具・家電を配置する収納家具、インテリアを左右する面材・天板を備えた最大サイズの家具など色々な顔を持っています。

比較的構造がシンプルなので、家具や素材など異業種からの参入もあり、全てを求めると家一軒分の値段になる事もあります。どのような位置付けでキッチンを考えるかが重要なポイントです。

驚くほどオプションが多い

とにかくオプションが多いので全体を把握するだけでも一苦労です。

機能性・収納力に関するオプションが充実しています。ちょとした隙間を活用した収納や使い難いコーナーを活かす仕組みなど、ピタゴラスイッチ並みのギミックも見かけます。

インテリア面では面材・天板材の選択肢が多く、独立したカタログがあるほどです。高級素材からメーカーオリジナル素材まで、それぞれに特徴があるので比較するのも大変です。

オプション当たりの単価が高い

オプション1点あたりの単価が高いのも特徴。一定以上オプションを増やしていくと、上級グレードの価格に近づくので、グレードアップも視野に入ります。気がつくと予想以上の金額になっています。

面材・天板材も面積が大きいので、オプション単価としてはかなりの額です。天板のグレードを上げると面材のグレードもあげないと統一感が出ません。

海外メーカーのビルトイン器具は単価が高い上に、設置寸法や配線・配管仕様が国産とは異なります。量産キッチンでは設置できない事もあり、キッチン本体の価格にも影響します。

夫婦間でも優先順位に違いが出やすい

あるオーダーキッチンショールームで、激しい夫婦喧嘩を見かけたことがあります。着工合意直前で意見が割れていたようですが、気になってショールームでの説明も耳に入りません。

キッチンを実際に使うかどうかで、キッチンにかける思いは大きく異なります。「毎日の家事を楽しく効率良くしたい」「使えるなら安くても十分」という思いがぶつかります。

2人でキッチンに立つ夫婦でも、オプション毎の思い入れは異なります。予算の取り合いになると議論は白熱します。オーダーキッチンは納期がかかるので、最終決定前は特にピリつきます。

住宅展示場より先にキッチンショールームへ

建物の構造・間取り・価格はハウスメーカー毎の特徴が出ますが、キッチンはどのハウスメーカーを選んでも基本的には変わりません。キッチンを先に考えても無駄にはなりません。

請負契約が済むと毎週のように多くの事を決めます。銀行の手続きも始まり予想以上忙しさです。さらに、着工合意間近はさらに大変。仕事で書類に埋もれ、家ではカタログと見積もりに埋もれます。

ハウスメーカー選びや金融機関選びにしっかりと時間を割くためにも、メーカーが多くオプションも多く意見が対立しやすいキッチンは、早い段階で方向性を固めておく方が効率良く感じます。

おすすめのキッチンショールーム

ここからは我が家が見て回ったキッチンメーカーのショールームを紹介します。

国産・輸入、既成・オーダー、専業・総合・異業種と参入メーカーも多くそれぞれに特徴があるので、立ち位置の違うメーカーを見て回ると、予想外の発見があります。

都内のキッチンショールーム

都内のショールームは、Panasonic以外、比較的かたまっています。

  • 新宿エリア:リクシル、TOTO、トクラス、クリナップ、タカラスタンダード、ウッドワン、キッチンハウス、グラフテクト、アニーズ
  • 渋谷エリア:クチーナ(代官山)、トーヨーキッチンスタイル(青山)、サンワカンパニー(外苑前)、アドヴァン(原宿)、アムスタイル(代官山)、インターテック(目黒)、リビングプロダクト(目黒)
  • 世田谷エリア:キッチンハウス(上野毛)、松岡製作所(自由が丘)、FILE(田園調布)

新宿エリアはシステムキッチン系が中心ですが、ユニットバス、洗面台、窓サッシ、建具も扱う総合住宅設備メーカーもあるのでまとめて比較することができます。

それ以外はオーダーキッチン系が中心です。都内でもおしゃれなエリアが多いので、週末ランチにいった際に見て回るのも良いと思います。

スペースの有効活用が得意な国産システムキッチン

システムキッチンでの展示品は既製品なので、一定以上の需要に対して、生産ラインでの大量生産・部材供給・輸送・施工しやすさを勘案して設計されます。

日本の住生活を前提に設計されているので日本の住宅に設置しやすく、日本人が欲しいと思う機能が充実しています。一方で、海外製の食洗機は設置できない事も多く、既製量産品の弱点もあります。

量産グレードから高価格グレードまでラインナップも幅広く、予算や好みに応じたキッチン選びが可能です。

ユーザーの声を形にしやすいオーダーキッチン

オーダーキッチンでの展示品は参考例です。幅広いインテリアに合わせて、各社のデザイナーが展示品を設計するので、展示照明・小物も含めてインテリアの参考にもなります。

元々お客の要望を聞くのが得意なオーダーキッチンなので対応力は抜群です。「不便に感じていた」ことの対策が展示されていると、同じ考えの人がいると分かって安心します。

自分で説明しきれない事も、スタッフの言葉や展示物で伝えられるメリットは大きいです。本格検討前のアイデア出しの段階では、より幅広い声に対応するオーダーキッチンの方が参考になります。

おすすめのオーダーキッチンメーカー

ここからは、比較的入りやすく、価格幅も広いオーダーキッチンメーカーを紹介します。

キッチンハウス

東京は新宿OZON、世田谷、立川にショールームがあります。展示場巡り初期に初訪問し、合計7回ほど行っています。初回は2時間かけてみっちり説明してもらいました。

価格帯は意外と幅広くシステムキッチンの最上位モデルと比較すると、こちらの方が安くなるかもしれません。無機質でダイナミックなデザインの展示が多いです。(エレガントなものもあります。)

クチーナ

代官山にオーダーキッチンのショールームがあります。全体的にエレガントな柔らかいデザインが多く、女性に人気があるのも納得です。白やグレーの框扉ですっきりシンプルなイメージです。

元々は家具メーカーなので、突板や塗装といった面材仕上げに特徴的。家具のようなキッチンが展示されています。

トーヨーキッチンスタイル

青山にショールームがあります。全体的にラグジュアリーで煌びやかな印象です。同じステンレス天板でも表面デザインの種類も豊富に揃います。家具や照明、床材までラインナップします。

我が家とは方向性が違ったので一度行ったきりですが、華やかなイタリア家具が好きな方にはたまらないデザインだと思います。

最後に

一生に一度の大きな買い物なので失敗したくない気持ちも強く熱くなることもあります。本当に家づくり辞めたいと思う時もありました。

キッチン以外にも水回りはお金がかかるので、新築は数年後とまだ先でも、時間のある時に一通り見て回ると後々役に立つと思います。これから新築の方の参考になればと思います。

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