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平屋はバリアフリーに向いている?新築で行ったこと、後回しにしたこと

前回の記事では、「新築時にどこまでバリアフリーを行うか?」を考えるため、自分達の老後のイメージ(「どうなったら家を手放すか?」)について記載しました。

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今回の記事では、自分達の老後のイメージに基づいて新築で行った・先送りしたバリアフリーの詳細をご紹介します。

平屋全体のメリット・デメリット記事はこちらからどうぞ。

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我が家にとって新築で対策すべき項目

この家に住むのは要介護1までとし、その後は施設への住み替えを前提とする。このため、住宅のバリアフリーは要介護1で必要となるものにとどめます。

要介護1とは?

要介護1は日常生活で部分的な介護が必要。身の回りのことは大体こなせるが、日常の複雑な動作が難しく認知・運動能力の低下がある状態とのことです。

訪問介護の項目に食事・入浴介助、掃除・洗濯など家事が含まれるので、ホームヘルパーが来ない日は家族内でこういった介助が必要になると考えています。

この前提で新築時で行うべきバリアフリーとして以下の4点を選びました。

  • 間取り設計で介護動線を想定し、動線部分だけでも広く設計(広くできる設計に)する
  • 介護度上昇の原因「骨折・転倒」を防ぐため、介護動線での段差を減らす
  • 手すりを設置しやすいように、介護動線には壁面下地を用意しておく
  • 介護動線の中での温度変化を抑えヒートショックを防止する

この4点に絞り込むにあたり、「介護リフォーム」として列挙されている工事項目を棚卸し、今・将来どちらにメリットがあるが検討しました。

介護リフォームで紹介されている工事項目

実際に介護リフォームで紹介されているリフォーム内容は以下の通りです。

  • 玄関・廊下・トイレ・浴室などへの手すりの取り付け
  • 各部屋間の敷居、風呂などの床段差解消
  • 滑りやすい床や柔らかく車椅子に不便な床をフローリングなど硬い床に変更
  • トイレや風呂を介護しやすい大きさに変更する
  • 開戸を引き戸や折戸に変更する
  • 洋式便器などへの便器の取替え
  • ヒートショック対策

介護保険や助成金制度

介護リフォームは、要件を満たせば最大20万円までの工事費用を1割負担で実施できますが、新築で手すりを設置しても助成はありません。対象は「リフォーム」だそうです。

このため、新築で行った方が安い事は優先的に行い、後付けで対応できるものは助成金を念頭に先送りしました。また、老後を待たず直ぐにメリットが出る事も優先しています。

新築時点で行ったバリアフリー

平屋のバリアフリー

介護が必要となった時の動線と間取り想定

介護が必要となった時の移動動線・生活する部屋を事前に想定しておくと、段差や廊下幅、床材など適切な配置を考えることができます。

我が家の場合は、玄関から最も近い仕事部屋です。帰宅後、最短距離でベッドに移動でき、介護・被介護者両方に便利です。

室内の段差解消

段差は新築時点で無くす方が安く綺麗にできます。敷居や戸枠などの小さな段差は特に危険。足腰が弱く視力が落ちると、小さな段差を見落としつまづきやすいそうです。

平屋を選ぶだけでワンフロア動線が完成するので、大半の段差問題は解消できます。加えて、戸枠のない開き戸や吊り戸を選べば、段差フリーの家になります。

段差をなくせる建具

神谷コーポレーションの建具を選びました。開き戸は戸枠無し(ステルス枠)・引き戸は吊り戸なので、細かい段差は全くありません。

ロボット掃除機だけで家中掃除できるので、老後を待たずバリアフリーのメリットを感じてます。週3ロボット掃除機を動かし床はいつも綺麗です。平屋最大のメリットだと思います。

床を硬いフローリングなどに変更する

柔らかく滑りやすい床は、車椅子や歩行器を使いにくいのでリフォームが必要。フローリングなど硬くて平らな床にしておくとリフォーム不要です。

我が家の仕事部屋はフローリングですが、LDKや廊下、洗面はタイル張りです。目地は細くしたので歩行器でもが大丈夫ですが、転んだ時の衝撃は大きそうです。

優等生はフローリング

床材では、フローリング・無垢床・タイルが多いですが、総合的に考えるとフローリングの実用性が高く、価格も魅力的です。

無垢は床暖房との併用は難しくヒートショックという点ではマイナス。タイルは硬くて転ぶと大怪我の可能性が高いです。こだわりと実用性が相反するのが難しいところです。

トイレや廊下、玄関は出来るだけ広

動線となる通路や介助が必要となる場所は、2人が横に並べるぐらいの幅が理想的。車椅子が通るには内寸幅で80cm以上、コーナー付近はさらに必要です。

廊下幅100cm以上を希望しましたが、浴室に向かう廊下のみ79cmで妥協。隣接するWICの仕切り壁は構造壁ではないので、必要となれば撤去可能です。

問題なのはトイレ。手すりは設置できますが幅が狭く車椅子ではギリギリです。幅広にして車椅子対応も考えましたが、スペースが足りず断念しました。2畳分のスペースは厳しいです。

リフォームしやすい家

2階を支える必要がない平屋は、間取り変更を含めたリフォームもやりやすい事がメリット。

リフォームする時の障害は給排水と構造壁です。設計時点で介護動線を意識してこれらの位置を検討するだけでも、リフォームの幅は大きく広がります。

人感センサーによる照明

足が不自由になると方向転換が大変。介護動線にあたる通路やトイレは、人感センサーを設置すると電気のつけ忘れ・消し忘れ対策になります。段差の手前やコーナー部分は足元灯も必要。コンセントだけでも設置すれば、将来、照明器具を後付けできます。

若くても便利

人感センサーや段差付近のコンセント・足元灯は、若いうちでも便利な機能です。値段もそれほど高くないので、悩んだらつけるで良いと思います。

我が家はパナソニック アドバンスですが、人感センサーを多用しています。明るさセンサーもついているので、明るい時には無駄に反応しません。便利です。

ヒートショック対策

ヒートショック対策も新築で行う方が都合が良い項目です。特に平屋は、家全体に床暖房を設置しやすいので、家全体で温度差を減らす事も可能です。

和室にも床暖房

タイル床は床暖房との相性抜群です。特に蓄熱系の床暖房だと深夜に作動させておくと、昼過ぎまで暖かさが続きます。

和室の床暖房も最高です。畳に直接座るので床暖房の暖かさがダイレクトに伝わります。我が家の寝室は和室ですが、冬でも厚手の掛け布団では暑いぐらいです。

[originalsc]

必要になった時に行う事にしたバリアフリー

平屋のバリアフリー

手すりの設置

手すりは身体状況で設置場所を判断し介護保険を活用して設置する方が効率的です。若いうちは使いません。壁紙張り替え時の手間、見た目も考えて後回しにしました。

玄関やトイレ、廊下など設置する可能性のある場所は想像できます。手すりを取り付けるための下地までは準備しました。

DIYでも便利

下地で無く間柱に固定する事もできますが、間柱は細いので必要なネジ本数を全て打てない可能性があります。補強板を使う方法もありますが、下地があるとDIYでも安心できます。

浴室のバリアフリー

ユニットバスの交換時期は15〜20年後とされるので、老後までに1度は入れ替える可能性があります。更新タイミングで必要な対策ができるので、新築時は特に何もしていません。

扉と床も大事

我が家はTOTOサザナですが、洗い場の手すりと開き戸が難点です。介護を考えると稼働半径の小さな折戸や引き戸が便利です。

ほっからり床でクッション性が高く、介護者にも優しいのはメリット。出入口の敷居はゴム製で、引っ掛けて転ぶ事はありません。湯船側面も低いので、このままでも使えます。

開き戸から引き戸への扉変更

玄関扉と仕事部屋(介護部屋)の扉です。開き戸は開閉時の可動域が広く、体の動きが大きくなります。気密性が高く新築では多用されますが、足腰が悪くなると使いづらい扉です。

内装扉はリフォームし易いので扉の引き込みスペースを確保しておく。玄関扉は気密性に影響するので、新築時に引き戸は選びにくいです。玄関ポーチ・軒も広くすると安全です。

引き戸がベスト

当初引き戸を希望しましたが、引き込みスペースがとれず諦めました。選択肢が少ない事も難点です。良いと思う扉は開き戸ばかりでした。

アプローチスロープの設置

アプローチ階段は15cm高が5段。奥行き60cm 幅120cmと踏み面を広く設定しているので、このままでも大丈夫です。手すりがないので、屋内手すりと同時に階段脇に設置します。

道路・玄関ポーチの高低差は75cmあるので、1/12勾配のスロープ(公共施設等)だとスロープ長は9m。寸法は収まりますがあまり現実的ではありません。

やはり、この段差が登れなくなったら住み替えるべきタイミングです。

まとめ、平屋のバリアフリーでやる事はかなり少ない

平屋のバリアフリー

階段がなく生活の場がワンフロアにまとまっている時点で、ほぼバリアフリーは達成できています。細かい段差に対策すれば十分なので、やる事は少ないです。

平屋で良かったと感じる事は、段階的にバリアフリーを実現しやすい事です。基本的なバリアフリーはできてるので、必要な時に追加できる準備さえしておけば事足ります。

地味ですが、掃除しやすいなど日々の生活でのメリットもあります。敷地選びや費用面では苦労するので、事前に話し合い、着地点を決めておかないと際限なくなります。

平屋を検討中の方の参考になれば幸いです。最後まで読んで頂き有難うございました。

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