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選んでよかった海外製の大型食洗機、まとめ洗いできて共働きには最適

一日働き帰ってきて、食事の準備と思った時、使った食器でいっぱいのシンクを見ると気が重くなりませんか?

我が家では、ついつい冷食に手を伸ばしてしまいます。

新築ではロボット掃除機や窓掃除ロボット、ドラム洗濯機、色々な時短家電を導入しましたが、一番楽になったと感じるのが食洗機

毎日、毎食のことなのでとても助かっています。

AEGの60cm食洗機を1年超使いましたが、つくづく「共働きには海外製食洗機が最適」と感じます。

これから新築予定の方、国産・海外製で迷っている方、我が家のオススメは大型海外製食洗機です。

食洗機の選択肢

食洗機には日本メーカーと海外メーカーと大きく2種類あります。まずは、両者の特徴、違いをまとめます。

日本メーカーの食洗機

国産のビルトイン食洗機メーカーは、パナソニックリンナイ三菱電機の3社。キッチンショールームを見る限りパナソニック率がかなり高く感じます。

リンナイの一部を除き大半は引き出しタイプで、どのメーカーも浅型(40L・5人分)と深型(60L・6人分)の2種類を用意。

日本のメーカーらしく食器乾燥・除菌・防臭・庫内清掃・静粛性では、各社かなり力が入っています。

当たり前ですが、和食器を配置しやすい点は日本メーカーならではの工夫。地味ですが、海外製食洗機を使うとこの違いを実感します。

海外メーカーの食洗機

海外製食洗機メーカーは、ガゲナウ・ミーレ・ボッシュ・アスコ・AEGの5社。ガゲナウとボッシュは同じ会社なので、機能比較では事実上4社で比較することになります。

一番の特徴は「デカい」こと。国産が外寸45cmに対して、海外製食洗機の標準幅は60cm。(45cm幅のラインナップもあります。)

ドアも引き出しではなく、前面がガバッと開くフロントオープンタイプのみ。

小回りを効かせたハイテク機能では国産に敵いませんが、「食器は食洗機で洗うもの」と割り切るならば、この大きさ・使いやすさ・洗浄力は魅力的です。

実際の洗浄量

先日我が家でホームパーティがあり、大人9人子供3人の合計12人が集まりました。

大きな盛り皿5枚、パエリアパン、人数分以上の取り皿やグラス・タンブラー、ケーキ作りの道具など、結構な洗い物が出ましたが、全部まとめて1回で洗えました

手洗いだと手分けして片付けモードに入りますが、大型食洗機があれば、ホストもゲストも気兼ねなく最後まで楽しめます

日本・海外の根本的な違い

ライフスタイル・食生活の違いから、根本的に設計思想が異なると感じます。特に次の3点

  1. 海外:調理器具も全部食洗機で洗う VS 国産:手洗いと食洗機を併用する
  2. 海外:ソース油汚れ平皿が前提 VS 国産:菜食・汁物・深皿が前提
  3. 海外:陶磁器・金属の食器・カトラリー VS 国産:木製・樹脂製の食器・カトラリー

その他、乾燥・防臭・除菌機能、まとめて洗う/こまめに洗うといった片付け頻度も、食洗機に対する考え方の違いを感じる点です。

食洗機を使い始めて感じる「使いやすい/にくい」は、ほとんどこの違いからくるもの。皆さんはどちら派でしょうか?

共働きと海外製食洗機

ざっくり国産・海外製食洗機の違いを紹介しましたが、我が家はドイツAEGの食洗機を選びました。

我が家は夫婦フルタイムで働く共働き。朝・(昼)・夜食後は食器・調理器具を食洗機に放り込み、深夜に洗って朝取り出す。

「共働きには海外製食洗機が合うのでは?」と思ってます。それと、オール電化との相性もバッチリです。

さっと流して突っ込む

共働きだと昼間家にいないため、「ちょっとした隙間時間で食器洗い」ができません。会議づくめで疲れて帰宅した時、汚れ満杯のシンクを見ると気が滅入ります。

その点、大型食洗機だと心が安らか。普段の生活では、

  • 朝食後、さっと水で流して食洗機に押し込み出勤
  • 帰宅時、片付いたシンクでスムーズに夕食の準備
  • 夕食後、食器をさっと流して食洗機にセット、洗剤を入れてタイマーをON
  • 翌朝、洗い終わった食器を片付け

遅くに帰宅、汚れが乾ききった食器でいっぱいのシンクを見ると、ついつい外食に逃げ月末は金欠。

さっと作って食べて、食洗機に放り込み、その後をゆっくり過ごす!

大型の海外製食洗機は共働きの味方です。

余計な役割分担は不要

共働きだと、夫婦で家事の役割分担をしている家庭も多いと思います。我が家もそうしています。

「どちらの作業負担が大きい」といった認識の違いから、ちょっとした言い合いになることも。

自分が使った食器を食洗機に入れるだけなら役割分担は不要。

しかも、片付けは1日1回だけ。2人でやればあっという間に終わります。

一番負担が大きい「洗う」作業は食洗機がやってくれるので、2人揃ってゆっくりできます。

結構重要なポイント

取説にも記載されてますが、「庫内はできるだけ一杯にして洗浄してください」との事。

ある程度食器で一杯になった状態を想定して設計しており、スカスカの状態だと洗浄水が全体に回らないそうです。

洗い物が少なく一杯にならない時は、シンクにある水切りネットや金タワシ、グリルの部品、オーブンのトレー、換気扇の部品まで突っ込んで洗います。

ヒーターの無い海外製食洗機は台拭きや布巾類もOK。食洗器の熱湯で臭い予防ができます。(もちろん乾燥はしません)

1日1回だと深夜電気だけでOK

1日1回だけの食洗機だと家事の負担が減りますが、オール電化の家庭は割安な深夜電気が使えて便利です。

AEGの食洗機だと自動モードの動作時間は約2〜3時間、消費電力は1500W〜2200W。(汚れ具合によって変化)

1回2時間・2000Wと仮定して「2時間×30日×2kW=120kWh」を消費。

TEPCOだと昼間と深夜の差額は1kWh当たり約8円。

このため、電気代に換算すると月間で約1,000円年間12,000円削減になります。意外と大きい。

オール電化の場合は、「大型の海外製食洗機で深夜に1回洗うだけ」がとても経済的です。

海外製食洗機のデメリット

共働きの家庭にはお勧めの海外製食洗機ですが、実際に使ってみるとデメリットもあります。

食器の量と収納が増える

実際に生活し始めてから気づいたデメリット。1日1回で使う場合は事前に対策が必要です。

使うたびに食器やカトラリーを洗えば、極端に言えば1人1セットあれば事足ります。

しかし、1日1回しか洗わない場合、1日中家にいる休日を考えると1人3セットは欲しいところです。

我が家は夫婦2人暮らしなのでせいぜい6セットぐらいですが、食べ盛りの子供が2人いる家庭だと、茶碗・お椀・取り皿・主菜皿などかなりの数が必要。

さらに、それだけの食器を収納するスペースも必要になります。

食器は買い足せば済みますが、収納はそうはいきません。キッチン設計時に食洗機と合わせて食器収納の検討が必要です。

結構、値段が高い

これも大きなデメリット。国産に比べるとかなり高額です。大きさにもよりますが、定価ベースで見てみると

  • パナソニック・リンナイ:10万円〜20万円
  • AEG・BOSCH:20万円〜30万円
  • MIELE・ASKO:30万円〜40万円
  • GAGGENAU:50万円以上

さらに、国産の食洗機は値引き幅が大きく、実勢価格だと4割引き程度は当たり前です。

海外品は基本定価ベース、メーカー・機種によっては2割引もあるようですが、それでも国産との価格差は広がります。

とはいえ、食器洗いは毎日のこと。月々の支払額と得られるメリットを天秤にかければ、十分なメリットだと思います。

我が家のAEGはいくら?

見積書の束をひっくり返して確認しましたが、食洗機の値段までわかる内訳がありませんでした。

キッチンハウスのオーダーキッチン1式、定価、見積価格、値引率という記載だけ。

キッチンの値引率で見れば食洗機も3割引きですが、天下のキッチンハウス様、実際は何で値引きをしたのでしょうか?

食器・カトラリーの違い

欧米は平皿、フォーク、スプーン、ナイフが基本。対して日本は、お椀・丼・鉢・箸の文化。

食洗機のカゴについている「仕切り」や「支え」が、日本の食器にはイマイチしっくりきません。

スープ皿程度が収まる仕切りがありますが数が少なく、鉢や丼では伏せて置くことになりスペースをとります。

ナイフやフォークなら数十本置けますが、箸になると10膳程度。フォーク・ナイフ・箸が混在すると、どうやって収めるか頭を使いました。

慣れてくるとコツが分かりますが、本当にこの配置で洗えるのか、半信半疑な頃もありました。

「カラッと乾燥」は期待できない

ヒーターの熱でしっかりと乾燥させる国産食洗機に対して、海外製食洗機は高温のお湯で洗い余熱で乾燥させる仕組みです。

ボッシュは一度日本の食洗機市場から撤退してますが、その理由は乾燥しきれないため。海に囲まれた日本では、求めることが違ったようです。

特に腕や深皿などで高台(脚)の高いものは、水が溜まってしまい乾燥どころではありません。

ニトリの樹脂製のお椀は、高台部分に切れ込みが入っていて、溜まった水が流れるようになっています。

木製箸などのカトラリーや樹脂製のキッチンツールも乾きにくいもの。

金属製なら高温のお湯でそのものが熱くなり、乾燥します。木製・樹脂製はそれ自体が熱くならず、なかなか乾きません。これも食文化の違いからくるデメリットです。

メーカーからのヒント

乾きにくい箸や調理器具を食洗機で洗うときは、KEYUKAや無印で売っている「ステンレス箸立て」が便利。サービスの方に聞きました。

食洗機のカゴに箸立てを設置。その中に箸や調理器具を立てて洗うと、水がしっかり切れて乾燥しやすいそうです。

「予洗い要らず」ではない

ソース・油汚れ、まとめて洗う事が前提の海外製食洗機は、洗浄温度が最高70℃超とかなり高め。高い洗浄力が特徴です。

「予洗い要らず」との噂に期待していましたが、サービスさんによると「日本はこびりつく食材が多いので、軽く水で流してから入れてほしい」との事。

湿気・カビの多い日本なので、庫内の匂い・汚れ・衛生面が気になります。もしかしたら、日本向けのマニュアルかもしれません。

この点は期待はずれでした。

最後に、ノーストレスが有難い

海外製食洗機が共働きにお勧めな理由、海外製のデメリットを紹介しました。

デメリットもありますが、我が家は総じて満足。正直なところ、このサイズの食洗機なしには戻れないと思います。

1日1回、食器は寝てる間に洗う。ノーストレスがありがたい、本当に便利です。

最後まで読んで頂き有難うございます。次回は、「海外製食洗機の中で、AEGを選んだ理由」を紹介します。

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