キッチンの収納力を確認する記事の最後は、パントリーの収納力を紹介します。賃貸マンションにはパントリーが無く、ペットボトルの水は廊下に山積み。移動の度に邪魔に感じていました。新居では0.6畳分のキッチンパントリーを設置しました。
それでも0.6畳では収納不足ではないか不安でしたが、今は十分な収納力だと満足しています。今回の記事では次の3点を中心に紹介します。
- キッチンパントリーの仕様詳細
- 残念に感じる点
- どれだけのものが収納できるか
新築計画中の方の参考になればと思います。
キッチン収納に関する過去記事はこちらからどうぞ。
こちらもCHECK
-
-
フロントキッチン徹底採寸!(前編)調理・家事の作業スペースを検証しました
キッチンは毎日使うので収納力や作業性がとても重要です。賃貸での不便さや収納不足を書き出し、対策しながら設計しました。住み始めて5ヶ月、改めてフロントキッチンを採寸し調理や収納状況を確認します。 前編で ...
続きを見る
こちらもCHECK
-
-
フロントキッチン徹底採寸!(後編)各スペースの収納力を検証しました
前回の記事では、フロントキッチンの平面寸法を元に作業スペースの広さを検証しました。今回は、引出しや戸棚など収納スペースを徹底採寸します。 事前にしっかり考えて設計したつもりでしたが、想定外の張り出しや ...
続きを見る
こちらもCHECK
-
-
キッチンハウスデュエ(II型)バックキッチンの寸法と収納力のまとめ
キッチンハウスDue(II型)でオーダーした我が家のキッチン、フロント側キッチンの寸法・収納力に続いて、バック側キッチンの寸法・収納力を紹介します。フロント側の記事はこちらからどうぞ。 こちらもCHE ...
続きを見る
目次(ジャンプできます)
キッチンパントリーの仕様
パントリーの寸法
まず、キッチンパントリーの寸法詳細です。下のイラスト「パントリーの正面(左下)、上面(左上)、側面(右下)」の三面視で紹介します。
ペットボトルの水や液体調味料のストックなどの重量物を収納するので、棚板1枚だけで支えるには強度不足です。このため、中央には幅7cmの仕切りがあり、左右3枚ずつの可動棚(2cm厚)を支えています。棚板が分厚めなのも重量物対応のためです。
パントリーの設置位置は、バック側キッチンの向かって左手。キッチンの作業動線と交錯しないように、キッチン外に設置しました。パントリーの上にはLDK用の200vエアコンを設置。自作のエアコン目隠しルーバーを設置しています。
こちらもCHECK
-
-
コストダウンのため、エアコンの目隠しルーバーをDIYで作成したら、ハウスメーカーにも大好評!
内装にこだわり始めると、エアコンの設置方法は悩みどころです。特に、LDK用のエアコンはサイズが大きく存在感があるので、インテリアの雰囲気を崩さないように設置したいと考えました。 見積りには目隠しルーバ ...
続きを見る
パントリーの使用上、大きな問題は感じていませんが、2点ほど残念に感じるポイントがあります。
パントリーの残念ポイント①
1つ目の残念ポイントは、上の図中にオレンジ色で示した「デッドスペース」です。折戸を採用したため、扉を開いた時、背後にデッドスペースができてしまいます。苦し紛れに調味料ボトルをストックしていますが、取り出しにくいスペースです。
閉じた時、段差がなくフラットになるので見た目は良いですが、実用性では少々難ありです。キッチンショールームでは引き違い扉を採用している展示も見かけました。片側ずつしか開けないデメリットはありますが、スペースは有効に活用できます。
パントリーの残念ポイント②
2つ目の残念ポイントは「棚の有効幅」です。先ほどの折り戸裏のデッドスペースを除くと、有効幅は65cmになります。奥行きも67cmあるので収納には折り畳みコンテナを使う予定でした。しかし、2つ並べて収まるコンテナがなかなか見つかりません。
苦労して見つけたジャストフィットの折コンは、「アイリスオーヤマ/OC-28L」。組み立てた時の横幅は、32.5cmとちょうど良いサイズでした。大半の折コンは短手幅が35cmぐらいです。棚板幅を有効寸法で70cm確保できると選択肢が豊富で色も選べます。
次のページでは「0.6畳のパントリーの収納力」を紹介します。