「キッチンハウス・デュエ・サイズ」や「II型キッチン・サイズ」という検索で多くの方にご訪問いただいています。
Web内覧会でキッチンサイズについて書いたので、写真も小さく見づらかったと思います。改めてキッチンの採寸を行い「II型キッチン」の使い勝手を確認しました。
「1人でキッチンに立つ」「2人でキッチンに立つ」など状況によって使い勝手に違いがあります。夫婦の役割分担を踏まえ、作業動線や寸法について感想を交えて紹介します。
キッチンに関する過去記事はこちらかどうぞ。
こちらもCHECK
-
-
Web内覧会 LDK#6 II型キッチン、バック側の仕様詳細と使った感想
Web内覧会 LDKも6回目です。前回はキッチンハウスのII型キッチン(デュエ)のフロント側を紹介しました。今回は、Ⅱ型キッチンの後ろ側について紹介します。 前回の記事はこちらからどうぞ。 こちらもC ...
続きを見る
こちらもCHECK
-
-
Web内覧会 LDK#5 キッチンハウスデュエ、フロント側の仕様詳細と使った感想
前回に引き続きキッチンエリアに関する記事です。今回はそれぞれの素材や設備について、使ってみてわかった良い点、残念な点をご紹介します。 前回のキッチン記事はこちらから。 こちらもCHECK 目次(ジャン ...
続きを見る
こちらもCHECK
-
-
Web内覧会 LDK#4 キッチン選び、こだわった事、あきらめた事
3回に渡り紹介してきたLDKですが、今回からダイニングキッチンにはいります。北欧家具に負けない家具のようなキッチンを希望し、キッチンハウスのオーダーキッチンを選びました。 十分に予算をとったつもりでし ...
続きを見る
目次(ジャンプできます)
II型キッチンのレイアウト寸法と移動距離
まずは、我が家のII型キッチンのレイアウト寸法を紹介します。調理時の作業動線毎に移動距離も確認しました。
キッチンのエリアを冷蔵庫・シンク・下ごしらえ・調理(IH)・盛付・配膳の6エリアに分け、作業動線を分類しています。このキッチンレイアウトだと、左から右に向かって作業が流れていきます。
エリア間の移動が2歩以内の距離に収まると、II型キッチンの良さが出ると思います。

作業内容とその動線距離をまとめた表です。番号は、上図の距離番号と対応します。

①〜④の短い動線
身長によって歩幅は異なりますが、我が家夫婦の平均歩幅は70cm前後。①〜④の作業は1〜2歩の移動で完結する距離。これらの動線は「手を伸ばせば届く距離」と感じています。歩数とも合っているので納得です。
⑥の最も長い動線
⑥「冷蔵庫とコンロの間」がもっとも離れています。実際の作業では、冷蔵庫とコンロを直接行き来することは稀で、遠くて不便と感じたことはありません。
⑤が最も距離を感じる動線
⑤「シンクとコンロの距離」が、調理作業の中でもっとも距離を感じる動線です。
「茹ですぎ」を避けたいパスタや蕎麦・すぐに冷水に取りたいお浸しでは時間との戦い。シンクにザルやボウルを用意して、タイミングを見計らって熱い鍋を運びます。コンロの横にシンクがあると便利です。
ショールームでは、II型のコンロ脇にシンクを設置した展示もありますが、給排水が2倍となり意外と割高です。この点では、シンク・コンロが横並びになるI型(壁付け)やアイランドが便利です。
フロント・バック間の距離は適切か?
作業動線の距離だけならば、振り返って手を伸ばせば反対側のスペースに届く、100cmの距離がちょうど良いと感じています。
120cmを考えた時期もありますが、背面の引出しやワークトップが遠く感じます。逆に狭くする場合、動線距離は問題ありませんが、2人作業時は動線が交錯し狭く感じると思います。
食洗機から食器を片付ける時も、フロント・バック間の距離は重要です。
食洗機の扉を全開し食器トレーを引き出すと60cm超のスペースを取ります。100cmの距離があれば、バック側の引出しを開き、食洗機から直接横移動で収納できます。
距離が近すぎると引出しを開けず、①食器を取り出して仮置き、②食洗機を閉じて、③引出しを開いて収納と、3アクションになります。
作業効率が悪く食器を落とすリスクも上がります。II型キッチンで海外食洗機の場合、キッチン間は100cm-110cmが適切だと思います。
次のページでは「1人・2人で使うII型キッチンの作業効率」を紹介します。
電子レンジと冷蔵庫が近いのは、すぐ隣で解凍できて便利です。炊飯器の位置も、炊いたご飯をタッパーに入れて、すぐ冷凍庫へ収納しやすい場所です。