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LDKのグレードアップ③ ついにアーム付きダイニングチェア到着、フィンユール109チェア
引っ越してから少しずつグレードアップしているLDKですが、7月に注文したダイニングチェアがようやく届きました。
ダイニングチェア選びでよく聞くことは、調理や配膳など頻繁に立ち座りがある人は、アームのないチェアの方が動きやすくて便利という事。
このためキッチン側に座り調理を担当する自分の椅子は「アームなし」。妻のYチェアは肘掛け付きでずっと羨ましく思っていましたが、ようやくアーム付きデビューです。
目次(クリックで開閉)
今まで使っていた「Model78 / N.O.Møller」
そうは言っても、今まで使っていた椅子もとても座りやすい名作チェアです。Niels Otto Møllerの78番チェアのビンテージ、ローズウッドモデルです。
デザイナー Niels Otto Møller
今から100年前の1920年生まれ。デンマークの家具デザイナーです。1944年に自ら家具メーカー「JL Møllers Møbelfabrik」を設立。JL Møllersとして現在でも製造を続けています。
多くの椅子を製造していますが、全てのモデルに共通して「細く繊細なフレーム」と「丁寧に仕上げられた曲線」が特徴です。現行品でローズウッド製の椅子を購入できる貴重なメーカーです。
Model 78 チェアー
今まで使っていたのはモデル78のビンテージ品です。ローズウッドのダイナミックな木目が気に入って、相模原のMoto Furnitureさんで購入しました。
このデザイナーの椅子は、脚の変形を防ぐための貫がなく見た目がスッキリします。一方で、座面の枠だけでフレームを支えるので、壊れないか不安な時もあります。
買い替えを決めた理由
座面のクッションは殆どなく張り地の革のみ。座面中央は革のたわみで柔らかく感じますが、長時間座っていると座面枠の硬さが気になっていました。
夫婦揃って在宅仕事が始まり、1部屋しかない仕事部屋は交代で使っています。仕事部屋を使えない時はダイニングでこの椅子に座って仕事をしています。
座る時間も長くなると枠の硬さが辛く、長時間座りやすい椅子を購入しようと考えました。
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新たに届いたFJ1090について
デザイナー Finn Juhl
デンマークを代表するデザイナーですが、家具デザイナーとしてのバックグランドは他のデザイナーとは異なります。デザインもその当時はなかなか受け入れられなかったそうです。
その後、アメリカを中心にデザインが評価され国連信託統治理事会の会議場をデザインした事で、世界に知られるデンマークを代表するデザイナーとなります。
私たち夫婦はフィンユールの代表作「チーフテンチェア」に魅せられ、フィンユールやケアホルムがデザインした北欧家具を主役にして家づくりを行いました。
Finn Juhl チェアの特徴
フィンユールの家具デザインの黄金期とされるのは1940年〜1950年。
初期のデザインでは、オブジェに直接脚をつけたようなデザインが多く見られます。代表的なものはペリカンチェアやポエトソファ。優雅さとコロンとした愛らしをあわせ持つデザインです。
その後、「世界でもっとも美しい肘掛けを持つ椅子」と呼ばれる45番チェアが発表されます。削り出した彫刻のよう力強さと立体的で優雅な曲線が特徴です。
FJ1090(109アームチェア)を選んだ理由
1946年にフィンユールがデザインしたアームチェアで、オリジナルはNiels Vodder、現在はHouse of Finn Juhlで製造販売されいています。
チーフテンチェアを見つけた頃からずっと気になっていた椅子です。背当ての位置が低く、座った時に骨盤をしっかりと立ててくれます。この腰のサポート具合が絶妙です。
羽根を広げたような肘掛けや先端のポケットもこの椅子の魅力ですが、しっかりと背筋が伸び長時間座っていても疲れない、背当てがこの椅子を選んだ最大の理由です。
購入店舗、納期など
House of Finn Juhl(旧ONECOLLECTION)は浜松にあるDanish Interiorsが輸入元。浜松にはショールームもありぜひ訪問したいと考えています。
フィンユール以外にも、GETMA(家具)やPANDUL(照明)を取り扱います。PANDULは、ウェグナーの照明器具「The Pendant」や「OPELA」でも有名です。
同じタイミングで発注したリーディングチェアはデンマークで生産されていますが、このFJ1090は日本国内(山形)で生産されています。
たまたま国内在庫のあったリーディングチェアは10日ぐらいで納品されましたが、このアームチェアはやく2ヶ月半かかりました。受注生産なので在庫がないとそれなりにかかります。
最後に
ようやく待ち望んだアームチェアが手に入りました。在宅仕事となると座る時間も長くなるので、姿勢を崩した時にアームの存在は有難いです。
LDKのグレーアップ、次回の記事は「壁を飾る大きな絵画」についてご紹介します。高さ80cm 幅180cmと畳1枚分の大きな絵画です。
最後まで読んで頂き有難うございました。