引越ししてそろそろ1年、新築時に結論が出ず先送りしたアクセントカラーを選びます。色合わせのセンスもありませんが、最近は便利なツールもあるので活用しながら進めます。
色の他に物が少なく余白が多い空間なので、ボリューム調整をかねてどういったものでアクセントカラーを配置するかも考えていきます。
新築時にアクセントカラーを先送りした理由は、前回の記事からどうぞ。
こちらもCHECK
-
-
LDKのグレードアップ①「混ぜるな危険」先送りしたアクセントカラーがテーマ
新築時に頭を悩ませるテーマにインテリアの配色があります。建築の基本設計が固まると、インテリアコーディネーター(IC)と1つずつ色を決めます。これがなかなか大変です。 壁・床・天井・キッチン・扉・窓枠か ...
続きを見る
アクセントカラーとしてどんな色を使うか?
直感で色を決められる人が羨ましく思います。そんな配色センスは持ち合わせていないので COOLERS というサイトで、カラーパレットを作成しました。
色の割合は変えられませんが、既存の色を固定してスペースキーを叩けば次々と色が出てきます。自分では思いつかない色も出てくるのでとても新鮮。チャートは簡単にダウンロードできて便利です。
現在のLDKにある配色
まずは現在のLDKにある色に近いものを探し4色を固定しました。

- 灰 Rivieraのタイルとエコフリース壁紙の青みかかったグレー
- 黒 窓枠・家具レザー・キッチン・建具の黒
- 茶 チーク張り天井・家具フレーム・キッチン背面タイル・ダイニングテーブル
- 緑 観葉植物の緑
グレーは床・壁と最も割合が多く全体の半分以上を占めています。ついで黒と茶は同じぐらいの割合、緑は観葉植物で4鉢です。
インテリア・コーディネーターと決めた色なので違和感ありませんが、はっきりとした色がなくメリハリが効かない印象です。
何色をアクセントとして使うか?
COOLERSで先程の4色を固定したまま何通りもの色合わせを確認しました。
良いと思った色は黄色からピンクまでの暖色系。明度・彩度ともに高めのブライト~ビビッドあたりがアクセントとしては綺麗でした。
ピンク(ビビッド)
COOLERSで表示される色で多かったのはピンク系です。

北欧・ミッドセンチュリー・ビンテージのインテリアでは見かけないので考えた事もありませんでした。ファブリックにすれば、レザーや木材と異なる素材感・立体感も良いアクセントになると思います。
馴染みの販売店では見かけない配色なので、良いものもが手に入るか分からないのが懸念点です。
黄色(ブライト)
緑の類似色にあたる黄色。チャートの色はレモンイエローです。

計画当時から選択肢に入っていた色ですが、緑やグレーとの相性は良さそうです。明度の高い黄色だと発色もよく強いアクセントになります。
北欧系インテリアでもよく見かける色です。ラグ・クッションなど商品の選択肢が多いのはメリットだと思います。
オレンジ(ビビッド)
ピンクから黄色の中間にあたるオレンジ。オレンジ寄りの赤も頻繁にチャートに出てきました。

新築計画時、有力候補だった朱色に近い色なので想定内です。はっきりとした色が入るとチャートが一気に華やぎます。
ピンクを見つけるのに苦労しそうなので、探した結果オレンジに落ち着く可能性もあります。
最終的に選んだ色
最終的に黄色とピンクをアクセントカラー候補として選びました。

配色の割合ではアクセントカラーは1割弱と言われます。すでに観葉植物で緑が決まっているので、それほど多くは配置できません。ラグなど大きなものは左3色から選ぶ事になりそうです。
どこに何で差し色を入れるか?
我が家にはカーテンをつける窓がありませんので、カーペット・絵画・家具小物で色をつけていきます。タイルや木が多いので、紙やファブリックといった素材感も重視します。
サイドボードエリア・チーフテンチェア
チーフテンチェアが2セット、ローズウッドのサイドボードがあるエリアです。プロジェクターで壁面に投影し映画やスポーツを見ている場所です。

サイドボード周りは上部・左右に大きなスペースがあり、上に絵画を1枚飾る予定。左右のスペースにはフロアライト・スピーカー・観葉植物を置き、壁面のボリュームを調整します。
チーフテンチェア・スツールの足元にはラグを敷きクッションも置く予定です。まずは、サイドボード上の絵画を決めて、全体の配色割合を見ながらラグ・クッションの色を考えます。
ケアホルム家具エリア
来客時に活用するエリアで、PK22・PK61・PK80とケアホルムの家具が並びます。

PK22と窓の間に大きな空間があるので、横長の大きな絵画を配置する予定です。窓・PK22の距離や高窓の光、中庭側の光など考える要素が多い場所です。焦らずじっくり探します。
PKエリアには2m x 3mのラグを敷く。毛足の長短や色違いなど幾つかサンプルを確認しましたが、毛足の長いシャギーだとタイルとのコントラストが強く好印象です。最左のベース色になる見込み。
PK80で枕として使うクッションも必要で、右2色から選びアクセントカラーにします。もしくは、フライミーで見つけたFRPの犬のオブジェも右側3色があったので選択肢です。
キッチンエリア
実用重視のスペースなので家電や料理器具など、他に比べるとボリューム感があります。やりすぎるとゴチャゴチャしそうなので、シンプルな壁面装飾で考えます。

このエリアは家中に反響して気になっている作業音の発生源です。壁面パネルや壁面オブジェで吸音力のあるものはないか探しています。
他のエリア次第で配色を考えたいので取り掛かりは一番最後になる見込みです。
絵画やファブリックの探し方
今まで絵画を飾るような生活をしたことがないので、どこで探したら良いのか全くわかりません。ラグやオブジェもなんとなく選んできたので、探し方がわかりません。
ネットを調べまくり、家具販売店にも相談しいくつか候補を見つけました。リストしますので、ご興味のある方は参考にしてください。
絵画
- ファインアートギャラリー
抽象画を中心に多くの絵画・版画が販売されています。サイズから絵を選べるのはとても便利です。大きさにもよりますが額装込みで2万円からあり、手が届きやすいのも有り難いです。
- Jesselle Sue
インスタで見つけたアメリカ西海岸で活動するアーティストの方。プロフィールから販売サイトへ行くことができます。和テイストの絵画が多く日本でも飾りやすいと思います。
変則的な形・大きさの絵が多いので、額装費用の用意は必要です。
- Jaume Amigo
PK家具でお世話になっているダンスクムーベルギャラリーの紹介です。
バルセロナのアーティストで、赤・緑・金・黒などはっきりとした強い色が多いので、アクセントカラーには最適です。大手町のパレスホテルにも展示されています。
- Art Meter
絵画の通信販売サイトです。測り売りという仕組みで価格が決まっているそうで、数千円のもからあります。初めて絵画購入には便利なサイトです。サイズやキーワードからも検索可能です。
- This is Gallery
有名なアーティストさんの作品も出品されています。値段はArt Meterより高く数万円の物もあります。カテゴリー、モチーフからも選べますが、色から選べる点が便利です。
ファブリック
- Kvadrat
デンマークのテキスタイルメーカーで、Finn Juhl家具やB&Oスピーカーのファブリックにも使用されています。南青山にショールームがあります。
ダンスクムーベルギャラリーの紹介で、ラグやクッションで検討中です。
- Aspegren Denmark
2020年7月からラグの販売が始まっています。デンマークのデザイン会社です。家庭で手洗いできる綿100%のラグと吸湿効果もあるウール100%のキリムがあります。
それほど大きなサイズはありませんが、シンプルで柔らかい配色のものが多く色々な場面で使えると思います。ページ下のスポンサーリンクからどうぞ。
まとめと次回
アクセントカラーの候補場所がいくつかありますが、最もアクセントが強いPKエリア・サイドボード上の絵画から進めています。
並行してKvadratでラグ選びを行なっています。とにかく種類が多いので候補だけでも絞り込んでおいて、絵画の納品を待って最終決定したいと思います。
次回のLDKグレードアップ記事は、ラグ探し Kvadratショールーム訪問とサンプル確認です。
最後まで読んで頂き有難うございました。
カーペット、照明、植木鉢や食器まで、色々とお世話になっているACTUSのオンラインショップ。
-
-
和室のデスク探し沼、救世主は「Amazonベーシックのローデスク」
2023/1/14
和室に設置するデスク選びで大苦戦。座椅子は簡単に決まりましたがデスク探しは沼。そんな時に「Amazonベーシックのパソコンデスク」を発見。まさに救世主。この記事では「Amazonローデスク」について細かく紹介します。
-
-
仕事部屋のデスクを買い替え、IKEAトロッテンを選んだ理由
2023/1/27
今回の記事は在宅仕事で使うワークデスクの話。ブログの記事書きやコーディング作業など、以前よりデスクの使用頻度が大幅に増えてます。そんな中で発覚したデスクの不具合から新たにIKEA トロッテンデスクに買い替えました。買い替えの経緯、トロッテンを選んだ理由、比較検討したもの、実際の使用感などを紹介します。
-
-
収納動線の不一致を解決したキャビネット、片付かない仕事部屋が一変
2022/12/22
「仕事部屋が片付かない事」は以前から気になってました。考えた末1台の小さなビンテージキャビネットを設置、ちゃんと片付くようになりました。収納動線の重要さを改めて実感した出来事です。今回の記事では、仕事部屋が片付かなかった理由、収納家具に求めた事、購入したキャビネットについて紹介します。
-
-
我が家の北欧家具紹介#6 ベンチマークと呼ばれる椅子「Yチェア ハンス J.ウェグナー」
2023/1/27
我が家の北欧家具紹介は6回目。どこまでネタが続くか不安になってきます。今回は、テレビドラマでも頻繁に見かける大人気チェア「Yチェア(ウィッシュボーンチェア)」です。 フィンユールやポール・ケアホルムの ...
-
-
我が家の北欧家具紹介#5 モダニズムをリ・デザインする「PK22 ポールケアホルム」
2022/6/3
我が家の北欧家具紹介も5回目、今回はミニマリストの鬼才「ポール・ケアホルム」がデザインしたラウンジチェア PK22です。前半ではこの椅子がデザインされた背景、後半ではデザインの特徴を紹介します。 今ま ...