急ごしらえで納戸から変更した仕事部屋。引越しから1年近く在宅ワークで使用していると、色々と不満も出てきます。多少予算の余裕も出てきたので、順番にグレードアップをしていきます。
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ネットで情報収集した結果、検討対象とした照明ブランドは以下の通りです。
照明ブランド
- LYFA:デンマークの古参メーカーで2021年7月より日本上陸。高いデザイン性が特徴。
- SANTA & COLE:バルセロナで1985年に設立。素材感を生かした柔らかい光。
- INGO MAURER:ドイツ人デザイナーの照明。思わず笑顔になるアートな照明。
- OLUCE:1945年に設立されたイタリアの老舗照明メーカー。煌びやかな照明が多い。
- DCW EDITIONS:2008年設立、フランスの照明メーカー。実用的な照明も多い。
- LOUIS POULSEN:言わずと知れた北欧照明の老舗。PHを中心に幅広いラインナップ。
- PUNDUL:1982年にデンマークで設立されたメーカー。The Pendantが有名。
3ヶ月かけてショールームを巡り、部屋中央の照明、階段下の照明、フロア(テーブル)ランプを選ぶ計画です。1回目は1〜4のショールームを回ります。
照明ブランド
今回訪問したショールームは個人で訪問できず、販売店経由で予約・同行で訪問する必要があります。また、土日祝日は営業していません。
LYFA・SANTA & COLE(LYNN INKOOP社)
LYNN INKOOP社はLYFAの他、SANTA & COLE、PLUMENの輸入元です。Line MeやLITTLE BISHOPといった照明まわりの小物も充実してます。
場所は新宿線 曙橋駅から徒歩5分ほどのレトロな建物「合羽坂テラス」の3F。古い建物ですが手入れも行き届います。エレベーターも雰囲気があります。
LYFA DIVAN2 BRASS
やっと実物を目にすることが出来ました。Poul Henningsen の息子 Simon Henningsenがチボリ公園のレストラン DIVAN2のためにデザインした照明です。

扉を入ってすぐ左手に展示さています。流石の存在感です。大きさは4種類、展示されていたのは2番目に小さなモデル。幅は40cm 高さ50cm 重量は10kg弱あります。
電球はしっかり隠されていますが、シェードの隙間から反射しながら光が溢れます。羽の角度も光の広がり方を考えて調整されています。
カタログ記載の通りシェードの先端がとても鋭利です。設置場所によっては確かに危なそうです。サイドテーブルの上なら頭が当たる事はなさそうです。
LYFA VERONA BRASS
1番の目当てはDIVAN2でしたが、予想外に惹かれたのが VERONA Brass です。ブラスの落ち着いた佇まいと陰影が特徴です。

一見するとルイスポールセンのルーブルやスノーボールかと思います。シェードは少なく7枚、トップシェードは平らで横から見た形は明らかに違います。
光の広がり方も少し違います。上方向には光は広がらず、斜め下・真下方向にだけ光を反射します。ボトムにもグレア防止がついていて眩しくありません。
DIVAN2よりVERONAの可能性が高くなってきました。どこかに家具とセットで展示しているところがあれば見てみたいです。
SANTA & COLE Dórica
以前から気になっているSanta & ColeのDóricaも展示されていました。布リボンを巻いシェードが柔らかい光を放ちます。以前からLDKに設置したいと思っていたフロアランプです。

円柱状のシェードが横への光の広がりは柔らげ、天井・床方向にはしっかりと光を放ちます。シェード内側は中央から上下端に広がっており、シェードから出た光が大きく広がる設計です。
中央の作業用照明がうまく見つかれば、フロアライトにはこういっった間接照明も選べると思います。
SANTA & COLE Básica Mínima
Santa & Coleのテーブルランプです。Dóricaのシェードとは異なり下端が広がるオーソドックスな形です。2種類のシェードが選べます。

足元は金属製で重量があります。写真では円形の土台をつけていますが、外した状態でも使用できます。土台がある方が安定しますが、デザイン的には外した方がすっきりします。
やはりSanta & Coleのリボンシェードは格別です。重なったリボンがつくる陰影がとても綺麗です。仕事部屋より、LDKや寝室に置くと落ち着いた雰囲気を演出してくれそうです。
INGO MAURER・OLUCE(STUDIO NOI社)
続いてはINGO MAURER、OLUCE、BOCCI等を輸入販売しているStudio Noiさんです。外苑前駅から徒歩5分、青山霊園の手前にあります。
外から見ると道路に面した2Fの展示スペースにZezzel’sとBirdies Nestが目を引きます。展示スペースの背景はIngo Maurerらしい真っ赤な壁、かっこいいです。
エレベーターを降りるとINGO MAURER YaYaHo・BOCCI 14シリーズがお出迎え。好きには人にはたまらない夢の世界がエレベーターを降りた瞬間から始まります。
24 KARAT BLEU
今回見たかったペンダントの展示はなくテーブルランプのみの展示でした。ペンダント照明としては第1候補で考えていたので残念です。

アクリル板で金箔を挟んだ4枚のシェードパネルからなるランプです。金箔を通すと中央の電球光が青く輝き、金箔の厚みから生まれるテクスチャーも幻想的です。
赤いフレームでパネルを吊るす構造で、別の穴に吊るす事で縦長・横長のランプに変形することもできます。斜めに傾けて設置している写真も見かけます。
かなりラグジュアリーな照明で合わせる家具は選びます。少し慎重に考えようと思います。
I Ricchi Poveri – Monument for a Bulb
このデザインはさすがインゴマウラーです。一部のフィギュアは動かす事もできます。赤いコードもあり、見た瞬間にインゴマウラーだとわかります。

オブジェとして飾っておきたいと思う照明です。電気をつけるとフィギュアが影を作り、どんな会話をしているのか想像すると楽しくなります。
メイン照明で良いものが選べれば、デスクの片隅に置くのも良いなと思いました。疲れた時にモニターから目を逸らすとこれがある。ノスタルジックなほっこりする空間です。
OLUCE PLUME 221
この照明はショールームで始めたみました。OLUCEのシンプルなテーブルランプです。

磨いた金属を多用し、カッパーや金・銀といった煌びやかなデザインが多いです。それでもギラギラせず落ち着いた光沢になるのがOLUCEの使いやすさです。
実用性が高く存在感も抜群ですが、それでも目立ちすぎないさり気なさ、置く場所を選ばない便利な照明器具だと思います。デスクのランプとして考えたいです。
訪問したまとめと次のショールーム
ペンダントライトの選択肢として有力候補だったINGO MAURER "24 Karat Bleu"ですが、家具の趣向を考えると少し慎重に進めます。
代わって1番有力になったのはLYFA "Verona Brass"ですが、サイズバリエーションが少なく値段も高くなる事が難点です。価格で考えるとDIVAN2の最小サイズが有力です。
テーブル・フロアランプはメイン照明次第ですが、うまくいけば色々と遊べそうです。"Monument for a Bulb"にかなり心が傾いています。
次回は、DCW Editions(ロイヤルファニチャーコレクション)です。メイン照明の最有力候補 "Lampe Gras"・階段下の候補 "Here Comes the Sun"を中心に確認に行きます。
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最後まで読んで頂き有難うございました。
家具だけでなく照明も充実。Louis Poulsen・LYFA・Ingo Maurer・Santa&Coleなど名作揃いです。
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