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迫力満点のローズウッド天板、4年間探して見つけたビンテージサイドテーブル
夫婦揃って北欧家具が好きで、4年前の家づくりでも考えることの中心は家具でした。ハウスメーカー選びの段階で設置する家具のリストを用意したほどです。しかし、サイドテーブルだけは決めきれず空白のままでした。
そんなサイドテーブルですが、新築から4年目の今年、ようやく気に入ったものが見つかりました。迫力のあるローズウッド天板と三角の棚板が特徴のビンテージ品です。
今回の記事では、4年がかりで選んだサイドテーブルについて、「購入の決め手」「サイドテーブル選びのポイント」「デザイナー Holger Georg Jensen」について紹介します。
目次(クリックで開閉)
購入の決め手
新築から4年目で購入に至った理由を紹介します。迫力の見た目と実用性を兼ね備えたテーブルです。
迫力のあるローズウッド天板
購入した理由は天板のローズウッドの木目。ネットで見つけ実物確認に店舗へ行きましたが、実物を見ると写真以上に迫力のある木目です。
このテーブル自体は数年前にも出会いがありました。特徴的な形が印象的で気になりましたが、樹種がチークだったため購入に至らず。ローズウッドが好みなんだと改めて実感しました。
アイコニックな三角の棚板
以前見た時にも気になったアイコニックな三角の棚板。
サイドテーブルの上はスマホやリモコンといった小物で溢れがち。グラスを倒しかけてヒヤッとしたこともあります。棚板にまとめておけば、引っ掛けることもなく安心。天板より棚板が小さいので、万が一飲み物をこぼしても棚板の上は安全です。
シンプルな3本の脚
すらっとしたテーパーのかかった3本脚。シンプルで気に入ってます。
3本脚は不安定かと思いましたが、脚が正三角形に配置されているので十分な安定感があります。ただし、構造的には4本脚より不安定で、ねじるような力をかけると全体がたわむので注意が必要だと感じています。
見えないところはそれなり
天板や棚板の裏面、足を支えるフレームは、他の樹種に色を塗った感じです。一部にはサンディングで突板がなくなっている所もあります。迫力ある天板が気に入ったので見えないところは妥協します。
サイドテーブル選びのポイント
サイドテーブルを選ぶにあたって重視したポイントは次の4点です。購入前に使っていたサイドテーブルの不満点を改善することが主な目的です。
サイドテーブルの目的
映画やスポーツを見るときのスナックや飲み物を置くテーブルとして使用します。
今までは10年以上前に購入したアジアンなサイドテーブルを使っていました。アジアンといってもさほど主張はなく馴染んでいましたが、使いづらく感じたことが買い替えの理由です。
椅子との高低差
ラウンジチェアのような座りが深い椅子の場合、肘掛けとテーブル天板の高さが合わないと煩わしく感じます。
- 肘掛けの高さは60cm
- 古いテーブルの天板高さは40cm
- 購入したテーブルの天板高さは50cm
高さ15cmのタンブラーで比較すると、タンブラーを取る動作に違いが出ます。
- 古いテーブル:背もたれから体を起こして、肘掛けの裏側にあるタンブラーを取る動作
- 新しいテーブル:背もたれ体を預けたまま、肘掛け横のタンブラーを取る動作
チーフテンチェアは特に座面が大きく座りも深いラウンジチェア。10cmの高低差で大きな違いが出てしまいます。
天板の大きさと
購入したテーブルの天板は直径60cmの円形。希望通りの大きさです。
古いテーブルは縦横50cmの正方形で2人分の飲み物だけなら十分ですが、皿に盛ったスナックも加えると少し手狭。もう少し広めで+10cm大きなテーブルを探しました。
テーブルの配置と形
普段は椅子の間に配置しますが、椅子に浅めに座るときはテーブルを前に出すこともあります。
2脚の椅子から使うテーブルなので、使い勝手に違いが出ないよう左右対称な形を希望。テーブルを前に出した時に収まりが良さそうな円形で探しました。
※円形のサイドテーブルは、簡単に見つかると思いきやいざ探すとなかなか見つからず。選択肢が少ないのも4年もかかった理由の1つです。
デザイナーについて
このテーブルは Holger Gerog Jenson というデンマーク人デザイナーの作品。
詳細な情報は見つかりませんが、1960 年代から 70 年代にデンマークの Tønder Møbelværk / Kubus 向けにデザインされたテーブルの1つのようです。
天板の木目の継ぎ方や棚板の形、脚のデザインが特徴的です。このテーブルと同じように三角の棚板をもつデザインもいくつか見つかりました。全体的にチーク材のものが多いように感じます。
比較検討したテーブル
このテーブルの購入時に比較したテーブルは次の2つです。どちらもFinn Juhlデザインの名作です。
FD635 Finn Juhl
France & Son から発表されたサイドテーブル。ビンテージショップで見かけることも多く、Finn Juhlのビンテージ品としては比較的入手しやすいモデルです。現行品がHouse of Finn Juhlで販売されてます。
天板のエッジが特徴的で好きなデザインです。実物を確認すると少し大人しく迫力にかける印象。チーフテンチェアに挟まれるのでもう少し存在感が欲しいと感じ見送りました。
Eye Table Finn Juhl
丸い三角形が可愛らしいコーヒーテーブルです。こちらは現行モデルで検討しました。
リノリウム天板も選べて実用的で、幕板もしっかり太く安定感があります。しかし、椅子2脚の間に配置するには三角形が使いづらそう。これは椅子の正面に配置すべきテーブルのようです。
まとめ
新築前から4年探し続けて見つけたテーブルを紹介しました。長い時間をかけて探しただけあって、見た目の迫力、実用性ともに満足の一品が手に入ったと感じています。
今回の購入店は江東区にある「北欧家具 Haruta」さんです。全体的にチークが多い印象です。テーブル以外で気になったのは「PH コントラスト」。設置場所がないで買えませんが、希少なモデルだけに3ヶ月経った今でも気になってます。