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探し始めて半年!やっと届いたビンテージ本棚の特徴と選ぶときに考えた5つの条件

探し始めて半年!やっと届いたビンテージ本棚の特徴と選ぶときに考えた5つの条件

最近は動画教材が主流ですがさっと開いて必要な情報にたどり着ける本も便利。ブログやウェブ制作を始めて数年たち、気がつけば仕事部屋のキャビネットは本でいっぱいです。

今年初めから本棚さがしを始め、2ヶ月かけて見つけたのが「蛇腹がついたローズウッドのビンテージ品」。購入してから3ヶ月かかりましたが、メンテナンスが完了しようやく納品となりました。

選んだ本棚について

ようやく届いた本棚についてまとめます。1950年以降で製造されたそうですが、流通量が多かったのかビンテージとしては比較的よく見かけるモデルです。

デザイナー・製造会社

製造はバルト海に浮かぶボーンホルム島(デンマーク領)の家具メーカー Bornholms Mobelfabrik社。デザイナーは同社のオーナーでもあった Johannes Sorth。

Bornholms Mobelfabrik社は1988年に閉鎖。その後、2001年に地元ネクソ市の家具メーカーとして復興し現在に至っています。

デザインの特徴

蛇腹扉やライティング天板、引き戸や引き出しの違い、樹種違い(チーク)などバリエーションが豊富なモデルです。

ダイナミックな木目はローズウッドらしさ満点で、特にライティング天板や引き戸前面の木目は迫力があります。棚板の裏面や小口まで見えるところは納得の木目ですが、側面や引き戸内部など見えないところは少し残念な感じ。

同様に、蛇腹や取手部分はローズウッドの無垢材ですが脚は他の樹種に色を塗ったものになってます。割り切り方が一貫してます。

蛇腹の扉

蛇腹の扉は、直径8mmのローズウッドの無垢棒を裏面の布(?)で連結したものです。引き出し・縦スリット棚の外側にあるスペースに巻き込んで格納されます。

蛇腹だと分からないように細工された扉もありますがこの書棚は明らかに蛇腹。同じ蛇腹でもこちらの場合はアイポイントなる蛇腹です。

収納力

収納力はかなり多く上部の棚スペースだけでも本なら100冊は収納可能。上に行くほど奥行きは浅くなりますが、最上部でも20cmはあるのでA4サイズの本も収まります。

中段蛇腹の内側には「引き出し3杯」「可動棚」「縦4つに仕切られた収納スペース」があり小物収納に便利。この縦収納は何を置くんだろうか?封書や手紙?

下段の引き戸の内側には奥行き40cmの可動棚。奥行きがあるのでプリンターの印刷用紙やインク、ケーブル類のストックなど雑多なものをカゴに入れて収納できます。

ライティングデスク

引き戸の上には引き出し式のライティング天板が格納されています。天板のサイズは奥行き40cm弱あるので、16インチのノートパソコンをおいても十分なスペースです。

天板の高さは72cmで日本人には使いやすい高さ。リビングに書斎スペースを設置するような場面だと、「格納式のデスク」「たっぷり収納」「迫力の存在感」で使い勝手が良さそうです。

本棚選びで重視したこと

最低限の条件は「本が100冊」おさまること。さらに次の5点も本棚選びのポイントとして加えました。

キャビネットと揃うこと

まず1つ目は、以前購入したローズウッドのキャビネットと樹種・奥行き・雰囲気が揃うこと。

ローズウッドの小さなキャビネット(奥行き40cm)と横並びで設置したかったので、樹種はローズウッド、奥行き40cmは絶対条件。できれば脚の形や天板高さも揃えて一体感を出したいところ。希望通りでした。

本を片付けやすいこと

本を片付けやすいように「扉がないこと」「しゃがまないこと」が2つ目の条件。

前出のキャビネットは背が低く引き戸がついているので、「しゃがむ」「開ける」「仕舞う」「閉じる」「立ち上がる」と片付けには5アクションが必要。疲れてると億劫です。翌朝は気持ちも新たに仕事したいので、片付けやすい「扉がなくしゃがまない本棚」が条件です。

背丈ぐらいの高さで圧迫感がないこと

圧迫感が出ないように背丈程度の高さが3つ目の条件。

一部が階段下スペースになっている仕事部屋で、図面上は6畳ですが実際の広さは5畳程度。背丈ぐらいの書棚なら天井周りに余白ができ圧迫感が少なそうです。

地震で倒れにくい1体型

上下2ピースの本棚ではなく1体型の本棚を探しました。

本棚を設置する場所は椅子に座ると背中側に当たるデスクの対面。地震で万が一倒れる場合は無防備な背中に向かって倒れてくる位置です。本が背中に当たるのは仕方ないとしても本棚の下敷きは避けたいところ。安定感のある一体型を選びました。

希望予算は30万円ぐらい

他の条件はクリアできましたが予算はオーバー。輸送設置込みで38万円でした。チーク材だと20万円半ばですがローズウッドだと割高です。

加えて世界的な物価高、円安というダブルパンチが効いています。次回入荷以降はさらに価格が上がるらしく、こういった希少性の高い家具は買えるうちに買っておく方が良さそうです。

最後に

探し始めから半年かかりましたが、ようやく本棚が届き本があふれる生活ともさよならです。さっと出してさっと片付けることができるので、朝から気持ちよく仕事を始められる気がします。

ちなみに、今回購入した横浜のDeco-Bocoには同じモデルの在庫がもう1つあります。購入したものより年代が少し古く、細部へのこだわりはそちらの方が「上」だそうです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。次回は最近購入したもう1つのビンテージ家具「ローズウッドのサイドテーブル」を紹介します。

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