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和室のデスク探し沼、救世主は「Amazonベーシックのローデスク」

普段使っていない客間(和室)を仕事部屋としても使えるように、デスクと座椅子を設置することにしました。座椅子は比較的スムーズに決まりましたが、デスク選びは予想以上の大苦戦。そんなデスク選びの沼から救ってくれたのが「Amazonベーシック パソコンデスク ロータイプ」です。まさに救世主でした。

そこで今回の記事では、我が家の救世主「Amazonベーシック パソコンデスク」について、「デスク選びの条件」「このローデスクの優れた点」「実物の寸法・組立時の注意点」の3つのポイントで紹介します。和室のデスクを探している方、購入を決めかねている方の参考になればと思います。

和室のデスク選びの条件

まずは和室に設置するデスク選びの条件から紹介します。需要が少ないのはわかりますが、選択肢が少なく条件を満たすデスクはなかなか見つかりませんでした。

条件1:デスク高は44~50cm

1つ目の条件は「デスク高」で、座椅子の座面高に合う44~50cmがターゲット。

「和室での長時間のPC作業」なので、座椅子はゲーミング座椅子で決めていました。通常の座椅子より座面が高く、メーカーやモデルによっても座面高は様々です。気になるモデルをいくつかピックアップし、座面高に27cm(下記計算)を足したデスク高が44~50cmです。

座面高とデスク高の最適値

PC作業の場合、座面高とデスク高の差を「身長の1/6 – 2cm」にすると快適とされます。キーボードに手を置いた時、肘の角度が90度になり肩凝りなど体の負担を軽減できるそうです。

条件2:幅は120cm以上

「デスク幅」が2つ目の条件で、最低でも120cmは必要だと考えていました。幅90cmのデスクに、

  • 27インチモニター(幅60cm)
  • ノートパソコン(幅30cm)
  • キーボード(モニター正面)
  • トラックパッド(or マウス)

を置くとデスクの上は一杯。資料やメモ帳を開くスペースがありません。これに対して120cmだとかなり余裕がでます。

条件3:モニターアームが設置できる

3つ目の条件はモニターアームが設置できる事。奥行きを小さくしてもデスク上が広く使えるので、モニターアームの設置は必須。天板をクランプして設置するので、「天板の厚みが合う事」「クランプするスペースがある事」が設置条件です。

モニターアームと天板厚

2社(Huanuo/エレコム)のモニターアームを使っています。クランプ可能な天板厚は、Huanuoは16~75mm、エレコムは10~88mmと異なります。天板が薄いデスクや天板端にフレームがあるデスクは注意が必要です。

条件4:和室の雰囲気を壊しすぎない

4つ目の条件は見た目。来客時は客間として使うので、和室の雰囲気にマッチしたものが理想です。とはいえ、選択もが少ないので他の条件を優先。極端に派手なものや過度なデザインでなければ良しと妥協します。

条件を満たすデスクが見つからない

和室に設置するデスクは選択肢が少なく、ネットの他ニトリ・ホームセンター・家具店も回って使えそうなものを探しました。まとめると次の通りです。

高さ アーム 雰囲気
文机 × × ×
センターテーブル × ×
ローデスク × ×
オーダー家具

雰囲気の良い文机ですが幅90cm以下・高さ35cm前後ばかりで除外。センターテーブルは選択肢が最も多く幅・雰囲気はベストですが、全般的に高さが合いません。小物置きや折り畳みなどデスクとして使えない物も多かった印象です。

期待していたローデスクは幅80~100cmのものが多く不十分。高さがちょうど良いものはゲーム用のデザインが多く、黒字に赤のアクセントなど流石に客間には設置すづらく却下。オーダー家具は値段が高すぎました。天板と脚で合計15万円で予算オーバー。

救世主、アマゾンベーシック

希望のデスクが見つからずAmazonを眺めていた時「アマゾンベーシック ローデスク」を発見。サンワサプライなど知っているメーカーばかりで見落としていたようです。そのタイトルを見て驚きました。「〜座椅子向け〜昇降式 ブラック 幅120×奥行55x高さ39/44/49cm」完璧です。

このデスクの良い点

詳細スペックを確認、このデスクが救世主だと確信しました。特に良いと感じた点をまとめます。

幅は120cm、高さは昇降式

今までの苦労は何だったのかと思うほどドンピシャの仕様。幅100/120cmの2ラインナップに加え、デザインは黒一色。何より有難いのは、39/44/49cmとデスク高を変更できること。

見つかったデスクに合う座面高で座椅子を選ぶつもりでしたが、デスク高が調整できれば座椅子は自由に選べます。さらに、将来、座椅子だけを買い替える時でも気楽です。座椅子の消耗の方が早いのでとても助かります。

値段が安い

販売価格は1.3万円ですが、タイムセールが重なり1.1万円で購入できました。天板・脚をバラで買って組み立てても、ニトリの昇降式リビングテーブでも3万円ぐらいします。3万円ぐらい覚悟してましたが、希望のスペックが1/3の値段で手に入ります。

モニターアーム・ライトが設置可能

アマゾンのカスタマーQ&Aには「骨組み寸法」や「骨組みから天板端までの寸法」に関する質問が出ています。モニターアームやライトのクランプ可否を確認する質問ですが、「背面にはフレーム無し」との回答があり、背面側は自由に設置できると分かります。この情報は助かりました。

※次の項で、実物の詳細寸法を紹介します。気になる方はご参考ください。

耐久性の高いシンプルな作り

立ち馬型のフレームに背面側のみX字型のブレースを設置したシンプルな構造。天板はメラミン仕上げで強度・耐久性も十分です。

天板裏には左右の脚を繋ぐビームがあり、天板とフレームで荷重を分散して支えるため、長期間荷重し続けても天板がたわみにくい構造です。取説の記載では耐荷重は95kgとなっています。

寸法詳細・組立時のポイント

購入時に気になった寸法や組立時に気になった事を紹介します。購入時の参考にしてください。

フレームサイズと天板サイズ

組立後の実物を採寸すると、

ローデスクの実寸

フレームサイズ:縦 45.5cm 横 114cm 高さ 37/42/47cm(アジャスター高含む)

天板サイズ:縦 55cm 横 120cm 厚み 2cm

気になるモニターアームやデスクライトのクランプですが、デスク前後面にはフレームが無く比較的自由に設置できます。左右方向では天板両端から2.7cmはクランプ可能。

大まかにまとめると、

クランプできる条件

  1. デスクライトであればデスク全周で設置可能(クランプ径は3cm未満)
  2. モニターアームなどの大型クランプは天板幅120cmのうち中央108cmで、背面側に設置可能

一部モニターアームはクランプできる厚みにも制約があります。2cm厚の天板なので、薄すぎて固定できない可能性があります。木片を挟むなど調整が必要です。

微調整は脚のアジャスターで

天板高は39/44/49cmと5cm刻みで昇降可能ですが、この数値は、脚につくアジャスターの最低高(1.5cm)を含んだ数値です。このため、アジャスターを取り外せば▲1.5cm、アジャスターを高くして+1cmぐらいの高さ調整は可能。微調整には便利です。

要所にはロックタイト

ロックタイトを別途用意しておき、要所には緩み止めが安心。

組立時に気づきましたが、付属のネジには「緩み止め」がついていません。ブレースや脚同士の固定部など横方向の力がかかる部分は、ロックタイトなどの緩み止めを使うと安心です。デュアルモニター・デスクトップPC本体など重量物をデスク上に設置する場合は、使っておくと特に安心です。

天板を固定してから本締め

天板とフレームの仮固定まで行ってから、フレーム全体を本締めする方が上手く仕上がる。

金属部品の取り付け部ですが、正円の穴でなはく楕円形の穴が開けられています。部品の製造精度を和らげるためですが、ネジ止め位置がカチッと決まらないので、早い段階で本締めすると後半でネジ位置が合わない可能性があります。ある程度の調整代を残しながら組み立てる方が組み上げやすいです。

天板の汚れは油

口コミでも話題になっている天板の汚れですが、「中性洗剤で拭き取れる」というアマゾン側コメントから、おそらくは製造過程で着く油汚れ。中性洗剤でも良いですがアルカリ電解水でも十分に除去できました。洗剤を落とすにも時間がかかるので、泡が立たないヌメらない電解水もお勧めです。

最後に

今まで気にしたことのなかった「Amazonベーシック」ですが、今回のデスク探しでよく考えられた商品だと思いました。「油染み汚れ」や「必要以上に大きくあいたビス穴」など疑問に思う部分もありますが、価格・実用性を考えれば検討する価値は十分です。耐久性はこれからなので、何かあれば追加情報として報告させていただきます。

次回はデスクとセットで準備した「ゲーミング座椅子」について紹介します。これもなかなか良い商品です。最後まで読んで頂き有難うございました。

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