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超短焦点プロジェクターEH-LS500② 設置環境と3通りの接続方法

以前、「テレビの代わりの超短焦点プロジェクター」として「EPSON EH-LS500B」をご紹介しました。多くの方にご覧いただいており、使い方について質問もいただきましたので、「設置条件」と「使い方」に関する追加記事です。

設置環境・条件と投影具合について

設置している環境・条件とその設置状況での実際の投影具合をご紹介します。

設置している環境

投影壁面の環境

設置しているLDKは、昼間は電気を付けずに十分生活できる明るさです。投影壁面付近は他に比べると暗めですが、例えば、壁面付近でも床に埃が落ちていれば、すぐに気が付く程度の明るさはあります。

EH-LS500

幅5m 高さ2.4mの大きな南向き窓がありますが、この窓から投影壁までは約4m離れています。

壁に直接光が当たることはありません。

EH-LS500

壁の左側には幅20cm 高さ2.4mの縦スリット窓があります。

北向きの曇りガラスなので光は差し込みは限られますが、光が直接当たるのは窓面から1mぐらいまでです。

右側は玄関廊下からの採光がありますが、造作戸棚に遮られているため投影壁付近まで光は届きません。

どの窓にもカーテンは付いていないので、室内環境は変えずそのままで投影しています。

設置条件

本体の傾きや壁面への角度は、通常のプロジェクターに比べるとシビアな印象があります。

EH-LS500

直接床置きで設置しています。

壁面からのレンズ部までの距離は82cmで、説明書に記載されている最大サイズ「130インチ」での投影です。

EH-LS500

タイル床で床面に凹凸や傾きがあると上下方向の歪みが出ます。

足の調整で済みますが、場所をずらすと床面の高さが変わるので、「設置位置にテープを貼っておく」など同じ場所に設置する工夫が必要です。

壁面への角度は、フローリングやタイルの目地が参考にできれば、ある程度許容範囲内に収まります。床にL字でテープを貼っておけば、壁までの距離、角度も合わせやすいと思います。

実際の投影状況

投影幅、投影下端の高さ、どちらも説明書通りの数値なので、投影サイズは130インチで投影できています。最近のテレビは黒が本当に綺麗ですが、さすがにそこまでは期待できません。

映像の明るさ

窓からの光の影響はありますが、昼間でも十分に楽しめるレベルです。完全なシアタールームとは比較になりませんが、大型テレビ代わりには必要十分です。

「ダイナミック」「ブライトシネマ」「シネマ」「ゲーム」と4種類の明るさがありますが、我が家ではブライトシネマに設定してます。夜の映画を観る時だけシネマモードで明るさを抑えています。

ダイナミックはかなり明るく、映像や視聴時間帯によっては眩しくて輪郭がはっきりしません。ゲームにすると画面上のテロップ文字の発色が強調される印象です。これも割と明るいと感じます。

映像の色

壁に投影するので壁紙色の影響が出ます。グレーの壁紙なので、この明るいプロジェクターとの相性は良いと思います。

夜は問題ないですが、昼間は窓のLow-Eガラスの影響で少し青みが強く出てます。人の肌色が少し青白く映ります。どうしても気になる時は、色補正で赤みを強く調整します。

黒色の深みはあまり期待できないです。より深い黒が欲しい場合は、ブラックスクリーンを検討するのも方法だと思います。メリハリも出るので良いと思います。

観る映像と接続方法

我が家は壁内配線はしていないので、ロボット掃除機対策として配線・サウンドバーは毎回片付ける必要があります。接続方法によって準備・片付けの手間が異なるので、観るものに応じて3通りの接続方法を使います。

プロジェクターの接続方法

3通りの接続方法を決めるポイントは「サウンドバーの要否」と「どの機器の映像を使うか」です。

①映画やWeb動画で音声にもこだわりたい時

映画やWeb動画で、大画面で音量の迫力も必要な時の接続方法です。レコーダーのテレビチューナー・Web動画機能と、サウンドバーの音響を使用します。配線も増えるので準備・片付けに最も手間がかかります。

接続方法

レコーダー(DIGA DMR-4CS100)からHDMIケーブルで、サウンドバー(YAS-109)に接続。サウンドバーのARC端子からプロジェクターに接続します。

サウンドバーを床に設置(片付け)、HDMIケーブル2本、電源ケーブル2本の作業なので、準備・片付けどちらもそこそこ手間がかかります。

視聴時に使用するリモコン

サウンドバーはプロジェクターと連動するので、サウンドバーのリモコンは使いません。DIGAのチューナーやWeb動画機能を使うため、チャンネル変更や動画の操作はDIGAのリモコンで行います。

DIGA自体は戸棚の中に収納しているので、レピーターを使って戸棚下までリモコン受光部を延長しています。

プロジェクターの電源を切れば、サウンドバー、DIGAの電源も連動して切れます。逆はうまくいかず、DIGAの電源を入れてもプロジェクター、サウンドバーは無反応です。

Web動画再生中の、一時停止や巻き戻し、早送りはプロジェクターのリモコンからも行えますが、動画を選ぶにはDIGAのリモコンを使うので、結局、DIGAのリモコンが必要になります。

②大画面でテレビ番組の映像を見たい時

DIGAのテレビチューナーを使用し、本体のスピーカーで十分な時の接続パターンです。サウンドバーを準備しない分手軽になります。

接続方法

DIGAから直接プロジェクターに接続します。HDMIケーブル1本と電源ケーブル1本の準備・片付けだけで済むので手軽です。

本体のスピーカーには過度な期待はできませんが、テレビドラマや音響まで必要ないスポーツであれば、これで十分だと思います。

視聴時に使用するリモコン

DIGAとプロジェクター両方のリモコンが必要です。プロジェクター側の電源ON/OFFで、DIGAの電源もON/OFFできますが、DIGAのON/OFFからは連動しません。

テレビチューナー側の操作はDIGAのリモコンで行うので、DIGAのリモコンは手放せません。

③Web動画を手軽に観る時

音響に拘らずWeb動画を見る時の繋ぎ方です。前回の記事に質問を頂き、初めてAndroidTVのスティックを使ってみました。予想以上に便利だったので、今後は最も手軽な方法として活躍すると思います。

接続方法

EH-LS500を購入するとAndroidTVのスティック端末が付属しています。本体に専用の接続・格納場所があるので、余計な張り出しや配線もなく、とてもすっきりします。

スティックにWifi機能がついているので、セットアップすれば家のWifiに直接つながり、アプリのインストールからウェブ配信サービスを一通り選べます。

プロジェクターの電源ケーブルのみで使用できるので、準備・片付けが少なく一番手軽な使用方法です。

今はケーブルがないので使えませんが、オーディオ・光デジタルの変換ケーブルがあれば、サウンドバーに音声出力ができるはずです。これができると、DIGAを使用するケースは、テレビチューナーが必要な時だけになりそうです。

注意点です。標準ではWifi機能はついておらず、オプションの無線LANユニットが必要です。AndroidTVを使わずWifiで動画観たい場合は、別途購入が必要です。有線LANポートは備えていますがまた配線が増えます。

視聴時に使用するリモコン

プロジェクターのリモコンだけで全て操作可能です。この点でもとても手軽です。

まとめ

他にも超短焦点プロジェクターがたくさん出ていますが、購入時点ではダントツの明るさでした。明るい昼間でも十分に使用でき、不要な時は簡単に片付けることもできます。

本格的なシアタールームを希望の方には物足りないのかもしれませんが、大型テレビを起きたくない場合は、十分に代わりを果たしてくれると思います。

課題は、何に映し出すかです。スクリーンのたわみもシビアに出るので、我が家の場合は、ロールアップのスクリーンは設置せず、壁面を使用することにしました。壁面を使う方法がおすすめです。

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