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家電

大画面テレビを置かない選択!エプソンEH-LS500とプライベートビエラ

2021年2月1日

超短焦点プロジェクターEH-LS500

新居への引っ越しで家電を一新しましたが、その中で悩んで悩んで購入を決めたのが、超短焦点プロジェクターEPSON DREAMIO EH-LS500」。

天吊プロジェクターも考えましたが、我が家のインテリアにはそぐわないと判断。床置き・移動できるEH-LS500に決めました。

今回の記事では、「EH-LS500」を選んだ理由を紹介します。

家電カテゴリー前回の記事は、ロボット掃除機「パナソニック ルーロー」です。

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    新築では大画面テレビの置き場所がない!

    悩んだ挙句、新築では大画面テレビは置かない事に決めました。

    賃貸で使っていた大型テレビもテレビボードも廃棄。アンテナ線の宅内配線も行いませんでした。

    大画面テレビを置かないと決めた理由から紹介します。

    空間を固定・占有する大型テレビ

    大型テレビを設置すると、その空間はテレビスペースとして固定・占有されます。この空間の固定・占有が1番の問題でした。

    我が家のコンセプトはオープンプラン。空間の使い方を制限しないようLDKは仕切りの無い大空間です。

    この空間を、こだわって選んだ北欧家具でゆるくゾーニングします。

    時々で座りたい椅子に座りやりたい事をやる。気分で居場所を変えられるフリーアドレスです。

    このため、簡単に移動できずアンテナ配線も必要な大型テレビは、コンセプトにそぐわない存在です。

    テレビのために家具を選ぶ事はできない

    もう1つの問題点は、家具の選択・配置が制限されること。

    家具はインテリアイメージに沿って、欲しいものを、欲しい場所に設置したい。

    一方で、テレビは画面サイズ・目線・視聴距離から設置場所が決まります。

    壁掛・テレビボードいずれにしても、テレビの位置に合わせて家具の配置を考える事になります。

    家具でゾーニングを行う我が家、テレビに合わせて家具を選ぶことはできません。

    たどり着いたのは「テレビさえなければインテリアは自由になる」という結論。

    我が家のテレビは「ながら視聴」が大半

    「やっぱり大型テレビが欲しい!でも、アンテナ線がない!」と将来後悔しないように、「どんな時にテレビをつけているか?」を夫婦で確認しました。

    我が家がテレビをつけるのは、

    1. 朝のニュースや朝ドラ
    2. 昼のワイドショーや連ドラの再放送
    3. 夜のバラエティや連ドラ
    4. 日本代表の試合やツールドフランス
    5. オリンピック中継
    6. 映画鑑賞、特にSF系

    この中で、本当に大画面テレビが必要なのは後半の3つ。

    しかも、視聴頻度が高いのは映画鑑賞ぐらいで、代表戦もツールも放送自体が限られています。

    一方で、圧倒的に頻度の多いのは前半の3つ。

    ただし、テレビに集中している訳ではありません。

    食事や家事をしながら、なんとなく見ているぐらいの「ながら視聴」です。

    「ながら視聴」が大半ならば、我が家にとって「大画面テレビは不要」という結論に至りました。

    超短焦点プロジェクター「EPSON EH-LS500」

    そこで、テレビを見方(集中視聴・ながら視聴)に応じて2種類のテレビを使い分けます。

    • 大画面で見たいスポーツや映画:超短焦点プロジェクター「EPSON EH-LS500
    • 日常的な「ながら視聴」:パナソニックのポータブルテレビ「プライベートビエラ

    EH-LS500は、2019年末に発表されてから発売までに時間がかかりましたが、なんとか引っ越しには間に合いました。

    我が家にはドンピシャのプロジェクターです。

    天井も重要なインテリア

    一般的なプロジェクターは、卓上や天吊り設置で投影面まで数mの距離が必要。

    映像の美しさ・歪みを考えると、計算して設置する天吊りプロジェクターが一番です。

    しかし、我が家にとっては天井も重要なインテリア

    天井全面にチーク材を貼り照明すら隠すよう設計した天井から、常時プロジェクターが吊り下がっている状態は許容できません。

    また、天吊りだと「場所を固定してしまう点」ではテレビと変わりません。専用スクリーンへの投影も同様。

    悩んでいた時に見つけたのが、床置きできる超短焦点プロジェクターです。

    超短焦点プロジェクターとは

    正面に映像を投影する一般的なプロジェクターとは異なり、投影面の数十cm手前に設置し、下から映像を投影するものが「超短焦点プロジェクター」。

    部屋の壁に直接投影する場合、壁際近くに設置できスペースを取りません。

    また、使わないときは簡単に片づける事もできるので、我が家にとっては最良の選択。

    ただし、映像の綺麗さは一般的なプロジェクターの方が上。ましてや、最近の大型テレビとは比較にもなりません。

    下から移すので投影面の平面度平滑度によって映像の良し悪しが大きく影響されます。

    他に比較検討したプロジェクター

    2019年末、選択肢にあったのは、SONY・Panasonic・LG電子・EPSON・Optomaの5社。特に重点的に比較したポイントは次の8点。

    1. 値段:予算上限は30万円前後
    2. 明るさ:中庭窓はカーテンが無いので、南向きリビングの日中で楽しめる明るさ
    3. 投影距離:できるだけ壁に近い設置(=家具配置を優先できる)
    4. 大きさ:片付けやすくスペースを取らない
    5. 実物確認:壁面投影なので壁紙とのマッチング確認が必須
    6. 解像度:フルHDあれば十分
    7. 最大画面:100インチ越えれば十分
    8. スピーカー:サウンドバーが接続できる(=簡単に片付けられる)

    一覧表にまとめてみました。

      SONY PANASONIC LD EPSON OPTOMA
    型番 VPL-VZ1000 TH-100FP1 HU80KS EH-LS500 EH320UST
    価格 ×
    明るさ
    投影距離
    大きさ ×
    実物確認
    解像度
    最大画面
    スピーカー

    パナソニック・エプソンで悩みましたが、カーテンの無いLDKへの設置なので、明るさ重視でエプソンを選びました。

    検討過程で特に重視したこと

    超短焦点プロジェクターは、下から投影するため壁紙のエンボスでも影が出来ると言われます。

    スクリーンでなく壁面へ直接投影するため、「(採用予定の)壁紙でどのように映るか?」実物確認が必須条件でした。

    発売が遅れたEH-LS500ですが、たまたま二子玉川の蔦屋家電に展示があり、エコフリース(壁紙)のサンプルを持参し実物確認です。

    事情を説明し許可をお願いした所、店員も興味深々、二つ返事で実験に協力頂きました。

    • エンボス加工の粗さ:最も凹凸の少ない「フラット」はもちろん、中粗の「エンボス#80」や最も粗い「#50」でも気にならず
    • 壁紙の色:5色の壁紙に投影。グレー系の壁紙が白系やパステル系より落ち着いた発色

    店員とも意見交換し、グレー色のフラットが最も見やすいという結論に至りました。

    4000lmはさすが

    蔦屋家電の展示機は、実はブラックスクリーンに投影されていました。

    店員によると「4000lmと明るいので、白いスクリーンだと黒の深みが出にくい」とのこと。

    確かにブラックスクリーンだと映像が引き締まって見えます。

    この点が、グレー系の壁紙で映像がくっきり見えた理由かもしれません。

    次のページでは壁紙の色・エンボスによる影響」を紹介します。

    次のページへ >


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