6月上旬に植え付けたクラピアですがとても元気に育っています。今年の夏は雨も多かったので、たっぷりの水と太陽で驚くほど広がっています。
芝生よりも成長が早く手間の少ないと考え、グランドカバーにはクラピアを選びました。期待通りの成長の早さですが、場所によって成長に違いがあります。
モサモサすぎる部分を刈り込みましたが、。刈り込みながら陽当たり・水捌け・土の状況など成長の違いについても考えてみました。
植え込み直後、1ヶ月後の記事はこちらからどうぞ。
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植え付け1ヶ月後と3ヶ月後の比較
今年の夏は雨も多くここ1ヶ月で驚くほど成長しました。水と太陽が大好きという説明通りです。
クラピアを植えたのは南向きの外庭ですが、大きく4つのエリアに分かれています。エリアによって成長度合いが異なるので、それぞれのエリア毎に植え付け1ヶ月後と比較します。

ここ2ヶ月で成長速度が上がった階段付近(①)
植え付け1ヶ月後だと踏石はありませんでしたが、予想以上の成長の早さに慌てて踏石を設置しました。

1ヶ月前の写真だと建物側の列が擁壁側の列より成長が遅く心配しましたが、2ヶ月経つ頃から成長スピードが追いつき同じぐらい元気です。
コンクリートの階段に向かって伸びてくるのが不思議です。その先に土はないのですがすごい勢いでランナーを伸ばしています。
慌てて設置した踏石はクラピアが覆い被さり見る影もありません。さすがの成長力です。
陽当たりが一番少ない軒下(②)
陽当たりが最も悪く心配していたエリアです。思ったよりしっかりと育っています。

基礎に沿って立ち上がるように伸びています。階段部分と同じく土はないのですが、コンクリートに向かってグングン広がっています。
反対側には土が剥き出しの場所があるのですが、なかなかそちらには向かいません。
ムラのある広がり方梅の木付近(③)
植え付け1ヶ月ぐらいまでは成長も早く順調でした。13株を植えましたが、まばらに土が見えている状態です。

このエリアは14時を過ぎて太陽が西寄りに傾きだすと、隣家の建物の影に入ります。背が高い梅の木があるので、これも昼頃にはクラピアの上に影を落とします。
駐車場に面した部分で車から降りると必ず目に入る場所です。もっとモリモリ育って土を隠してくれることを期待しています。
とにかく成長著しいヤマボウシ付近(④)
最初から最も成長の早かったエリアです。常緑ヤマボウシを中心にぐるっと4株植えました。

日に日に株の大きさが大きくなり、2ヶ月経つ頃には株同士が繋がって大きな緑のマットになりました。
踏石も設置していますが、たった1ヶ月で覆い尽くされています。設置する時には周りのクラピアを取り除きましたが、あっという間にこの状態です。
ヤマボウシの向かって右手には菜園がありますが、あと1mまで迫っています。来月には菜園を広げようと思っていますが、その頃にはクラピアの領土が広がっていそうです。
植え付け場所によって成長具合が異なる
4カ所植付け場所ですが、場所によって成長具合が大きく異なります。午後に入ると隣家や正面の山の影に入る部分もあり、日向・日陰が時間と共に変化します。
葉が小さく密に育ったところ、葉が大きく徒長した場所など、残念ながら枯れてしまったところもありますが、陽当たり・水捌け・土の状態から違いを考えてみました。
我が家の外庭のレイアウトと陽当たり状態
先ほどの4つのエリアを時間毎の陽当たり具合、土の状態、水捌けをまとめてみました。評価のイメージは…
- 成長具合:○ 密に均一に広がった △ まばらに広がったり徒長している × 完全枯れてしまった
- 陽当たり:○ ほぼ1日中陽が当たる △ 陽当たり半日以上 × 陽当たり半日未満
- 土の状態:○ 小さなスコップで軽く掘れる △ 小さなスコップでは力が要る × 大きなショベルが必要
- 水捌け:○ 降雨中も水が溜まらない △ 雨上がりには水が引く × 雨上がりも水が溜まる
エリア | 成長具合 | 陽当たり | 土の状態 | 水捌け |
①階段付近 | △ | △ | ◯ | △ |
②軒の下 | △ | × | △ | △ |
③梅の木付近 | △ | △ | △ | △ |
④ヤマボウシまわり | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
陽当たりは少なめだが土が柔らかい階段付近(①)

夏場は朝9時頃から陽が当たりますが15時頃には自宅・軒の影に入ります。土づくりはこの辺りから始めたので小石も取り除き、腐葉土を1番しっかりと漉き込んだ場所です。
軒の出があるので豪雨に曝されることはありませんが、階段や擁壁といったコンクリートに囲まれているので、一旦水が溜まると水捌けはイマイチです。
成長は遅めでしたが梅雨に入ってからはモサモサと広がってきました。日差しが足りないのか徒長して立ち上がり、豆苗のような見た目になりました。
地面に密に根を張って覆うというより、ランナー1本1本が長く伸びて地面に被さっている印象です。めくるとその下は茶色く枯れたランナーが見つかりました。特に地面付近の風通しが悪そうなので、少し刈り込むことにしました。
陽当たりが少なく土は硬めな軒下付近(②)

クラピアを植えたエリアの中では、おそらく1番環境が悪い場所です。朝9時頃には陽が当たり始めますが、正面の山・隣家の影に入るので14時には日陰になります。
土づくりは行いましたが階段側からスタートしたため、このエリアに到達する頃には疲れ果てて手を抜いた覚えがあります。土が固く小さなスコップだと穴を掘るのにも苦労します。
腐葉土の漉き込み具合にムラがあったようで、地面も凹凸があり1部水溜まりができてしまいます。
ここも陽当たりが良くないためか、徒長してランナーが立ち上がり葉も全体に大きめです。階段部分よりも土が硬いこともあり広がり方もまばらです。
建物まわりの茂っている部分は刈り込んで、まだ広がっていない土の硬い部分には腐葉土を少し漉き込むことにします。
陽当たり悪くないが、一部は土も水捌けも良くない梅の木付近(③)

隣家や軒出から離れていて本来ならば陽当たりの良い場所ですが、葉の生い茂った梅の木が昼前から影を作ります。それでも軒下や階段付近よりは日射は多いはずです。
梅の木まわりは植木屋さんの手が入っており土の状態は良いですが、その外側はほぼ手付かずなので固くなってます。全体的に凹凸も多く、雨上がりは数カ所水溜りができています。
陽当たりはある所では葉は小さく密に詰まって広がっています。一方で、土の硬い場所では、土が剥き出しのままで所々ランナーが伸びている程度です。
梅の木の南側で明らかに水捌けの悪い部分があり、そこに植えた2株の元気がなく心配しています。雨がひどい時は数時間水に浸っている状態です。
トクサの根留めとして樹脂波板を埋めた事も水捌けを悪化させた理由です。水抜き用の穴を開けるなど対策を考えます。
条件が1番良いヤマボウシ付近(④)

朝から夕方までしっかりと陽が当たり、ヤマボウシの植え付けに当たってしっかりと土改良がされています。このエリアは少し高くなっているので水捌けも十分です。
イメージ通りのクラピアです。小さな葉とランナーが密に広がっていています。他の場所と違って土が見える事もなく、どこを歩いてもふわっとした柔らかさがあります。
これぐらいの状態で庭中に広がってくれると、見た目も爽やかで気持ちが良いです。
唯一1株枯れてしまったのは…

②の軒下で1株枯れてしまいました。
梅雨前までは元気でしたが、少しが窪んでいて連日の雨では水に浸かっていました。株の中央から茶色く変色し始め、ランナーの先まで茶色っくなって枯れてしまいました。
購入時に同封されていた説明書に注意書きもありましたが、やはり水に浸かってしまうと根腐れを起こします。梅の木近くにも不安な株があるので、秋の長雨前に対策したいと思います。
モサモサのところを中心に刈り込み
伸びすぎてモサモサしているところを中心に刈り込みました。リョービの芝用バリカンを使いましたが、なかなか上手く刈り込めません。刈り込む向きが違うのかも知れません。
階段付近から軒下の徒長したエリア
階段近くや建物の基礎まわりの豆苗のようなクラピアを刈り込みました。風通しも悪くワサワサと伸びたランナーの下は、予想通り茶色く枯れたランナーがたくさん見つかりました。
この辺りはこまめに刈り込むなど手入れが必要だと感じました。
ヤマボウシ付近の密に広がったエリア
少し背丈の高いものもあったので、3cmの高さまで刈り込みました。階段付近と違って枯れたランナーは全く見つからず、状態の良さを感じます。
刈り込みで使った「リョービの芝バリカン」

ネットの比較情報なども参考にしながら、最後は価格でリョービの芝バリカンを選びました。充電式ではないのでコンセントが必要です。
庭仕事用に外壁に100Vコンセントがあるので、家の中からコードを引っ張る必要もなく便利です。黄色い延長コードも付属していて、深いクラピアに埋もれて目立ちます。
他のメーカーの充電タイプのバリカンもホームセンターで実物を触ってみました。コードが無い身軽さはありますが、バッテリーがつくため重く夫婦で使うには厳しいと感じました。
比較できないので良し悪しは分かりませんが、切れ味は十分だと感じました。焦って早く動かすと切れ残ったランナーが引っかかりますが、少しずつゆっくり動かせば綺麗に切れます。
クチコミにある通りグラスレシーバーはあまり期待できません。部分的な刈り込みが前提のバリカンなので、それなりにレシーバーに溜まるという程度です。
刈り込みの後は栄養剤を散布
しっかり刈り込んだ後は、ネット記事を参考に栄養剤メネデールを散布しました。

水を入れたジョーロにキャップを使ってメネデールを100倍希釈になるように添加するだけです。
肥料とは異なり肥料焼けすることもなく、価格も安くホームセンターでも手に入ります。屋内の観葉植物や挿木で育てている植物にも使えるそうで、使い道も広く1本あると便利です。
まとめ
梅雨時期はクラピアの成長期と書いてありましたが、本当に驚くほど伸びました。庭の土が鮮やかな緑に覆われて、清々しい印象になりました。
一方で、気温も湿度も高いので、蒸れたり水に浸ったりと注意が必要な時期かもしれません。梅雨の晴れ間を活用して刈り込むなど手入れをしてあげると元気に育ちそうです。
部分的に土が固いところもあるので、早めにエアレーションを行いたいと思います。
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