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外構・庭木費用② 予算オーバーを乗り越えた仕分けとDIYのポイント
知らなければ気にも留めない事でも、一度知ってしまうと気になる事もあります。そういうものに限って値段が高く、予算オーバーの原因となることも。
資金に余裕があれば良いですが、限られた予算ですので、なにかしら折り合いをつけるしかありません。
前回の記事では希望の外構工事でしたが、予算オーバーした初回見積もりを紹介しました。
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外構イメージは希望に沿ったものでとても気に入りましたが、予算調整のために仕分けを行います。最終的には、先行外構・植栽も含めて320万円に収める事ができました。
ポイント
◆「外構・庭木費用」2回目のこの記事では、次の3点を説明します。
- 仕様変更でどれぐらい安くなったか?
- DIYに切り替える事でいくら安くなったか?
- 最終的な外構工事費はいくらだったか?
◆ 前回までの予算状況は以下の通りです。
- 当初予算 400万円 → 320万円(建築増額)
- 先行外構 100万円 → 220万円(追加費用発生)
- 外構見積 250万円 → ▲30万円
- 植栽見込 70万円 → ▲100万円
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コストダウンで行った2つの事
先行外構の追加100万円は、検討する時間もないため了承して進めました。外構工事費用と植栽費用でなんとか100万円の減額を目指し、まずは外構工事仕様を見直します。
外構仕様の見直し
まずは、金額の高いところから代替案を検討します。気に入った仕様を諦めるのは辛いです。
アプローチ・アプローチ階段の仕様変更
新築計画当初から希望していた浮き階段を諦めました。
階段から張り出すように、天然石やコンクリート平板を天板として固定したものです。
天板は東洋工業のストーンベイプです。1枚1万円以上する上、重量があり据付費・輸送費も高額です。
玄関ポーチと同じリビエラタイルに変更します。5段の階段に300×600のタイルをはって、タイル代込みで20万円まで減額できます。
階段と同じストーンベイプを使った仕様ですが、全て砂利敷きに変更しました。
防草シートと石灰砕石を幅2m 全長5mに施工して、2.4万円です。
砂利敷きの両端に見切りピンコロを48本設置します。据付込みで9万円です。
この仕様変更により、65万円だったアプローチ外構費用から約24万円を削減できました。
アプローチ庭の仕様変更
天然石の庭見切りを、先程のピンコロ見切りで済ませました。トップ画像がそれです。客土や踏石との間に設定されていた砂利敷きも不要となります。
アプローチ庭に埋設するPF管は、そのまま施工してもらいます。
機能性門柱の照明電源、数年後には導入するアプローチ照明(ルイスポールセン ボラード)用の電源にします。
門柱費用は別として、アプローチ庭の工事をやめる事で、18万円を削減することができました。
門柱の廃止と機能性門柱への変更
続いて駐車場脇の入り口に設置する門柱の仕様変更です。
ブロック積みで造作予定だった門柱ですが、機能性門柱に変更します。
設置場所も駐車場脇からアプローチ入り口に変更します。先程のPF管から電源をとります。
これは意外と効果が小さかったです。63万円から5.3万円削減して57.8万円となります。
仕様変更によるコスト削減まとめ
大きく4箇所の仕様変更を行い47万円を削減しましたが、加えて管理費・付帯費用も6万円下がりました。税込合計で59万円のコストダウンです。
予算オーバーの100万円まで残り40万円です。これ以上の仕様変更は外観への影響も大きいので、仕様は変えずDIYでやれる事を考えます。
DIYによるコストダウンと工期延期
DIYで実施できそうな作業のうち、コストメリットが大きいものを選んで実施します。下の表で赤字の作業を、DIYで行う事にしました。
アプローチ階段のタイル仕上げ
なかなか難易度高そうですが、20万円のタイル仕上げ費が材料代の10万円に圧縮できて、効果は抜群です。
最近はネット記事やYouTubeでも多くの情報が見つかります。(見るとやるとは違うと思いますが。)
蹴込み(階段の垂直面)は団子張り、踏み面は空モルで行う情報が多く、DIYで行っているものあります。
この方法でやってみるつもりです。
天気が良くてまとめて休みが取れる時期と考え、盆休み中に実施する予定です。2〜3日かけて楽しみたいと思います。
駐車場擁壁のジョリパッド仕上げ
モルタル下地とジョリパッド仕上げで14万円の費用が、材料費2万円まで削減できます。
テレビ番組(◯ンビーガール)でもよく使用されていたジョリパッドです。
外壁と同じ色で仕上げたいと思います。
ブロック積みの状態で終わっていますので、DIYは下地モルタルから行います。
アプローチ階段の出来次第ですが、タイル仕上げに変更するかもしれません。その場合は、3万円ぐらい余分にかかると思います。
メッスフェンスの設置
これはすでに実施しました。17.5万円だったフェンス設置費用が10万円で済みました。
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初めて触るモルタルでわからない事だらけでした。多少の失敗はありましたが、無事設置できています。
先行外構の時に支柱を立てる穴を開けてもらいました。
これが素人でも割と楽に施工出来た理由です。
写真は釘を使って支柱の高さを揃えています。取説でも記載されているやり方です。
普通はフェンスを立てるので、穴は開けると思います。DIYでチャレンジする方は、念のため事前に確認した方が安全です。
DIYで行うことのメリット
外構工事の管理費
自分で行うので材料仕入れ以外の据付代などはかかりません。個人向け販売になるので仕入れ費用は高くなります。
ただ、外構業者に依頼する場合、管理費や運賃などの諸経費がかかります。特に管理費は見積額の数%なので、依頼額を減らすと思った以上に総額が下がります。
諸経費まで計算に入れると、多少仕入額が高くても十分にメリットが出ると思います。個人向けでも格安で販売してくれるショップもあります。うまく活用したいです。
実施するタイミングは自由に決められる
業者に依頼するときは、できるだけ複数の作業をまとめてお願いした方が割安です。しかし、キャッシュフローで考えるとまとめる分支払額は大きくなり、一時的な負担も増加します。
この点、DIYであれば、タイミングを分けて実施しても価格は変わりません。新築時は、手数料や税金など、数十万円単位で現金が出て行きます。
DIYを組み込んで複数期に分けて外構を行えば、キャッシュフローも楽になります。建築は分割しにくいので、建築に予算を回し、後からDIYでという事も可能です。
まとめ
未実施の作業も残っていますが、なんとか予算内におさめる事ができました。予算不足の中、どれをDIYにしたら安くなるか、外構業者さんも一緒になってアイデアを出してくれました。
ここまでの費用は次の通りです。
- 当初予算 400万円 → 320万円(建築増額)
- 先行外構 100万円 → 220万円(追加工事費)
- 外構工事 120万円 → 100万円
- DIY分 23万円 → 77万円
- 植栽見込み 70万円 → 7万円
最後まで読んでいただき有難うございます。次回は、「70万円で行う3つの庭の植栽工事」です。これも予算が厳しく苦労しました。
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