我が家のある葉山町は、三浦半島の付け根付近にあります。車で少し走れば漁港や農園の直売所が沢山あり、新鮮な魚介や野菜は事欠きません。
今の時期だとキャベツは1玉50円、大きな大根が80円など、新鮮なものが安く手に入ります。三浦半島の特産品なので至る所に農園や直売所があります。
問題はそれ以外の野菜、茄子・きゅうり・レタス・ほうれん草です。直売所ではほとんど見かけません。産直なので収穫時期の問題かも知れません。
結局、スーパーで買いますが、他府県産のものが大半で値段は都市部とほとんど変わりません。移住にあたっては、野菜は全て直売所と意気込んでいただけに残念です。
ということで、自分たちで栽培してみる事にしました。狙うは、きゅうり、茄子、万願寺とうがらしと枝豆です。浅漬け、焼き茄子、焼きとうがらし、茹で枝豆が目標です。
今回は、我が家のミニ家庭菜園をご紹介します。やる中で悩んだ事、失敗したと思う事も書いています。事前にちゃんと調べればよかったことも多々あります。
苦労して作った野菜はさぞ美味しいだろうと思います。失敗しても、スーパーで買う野菜もきっと、いつもより美味しく感じると思います。
植栽に関する人気記事はこちらです。たくさん読んで頂き有難うございます。
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土づくりからスタート(4月上旬)
ミニ菜園のサイズは幅1.8m 奥行1m、菜園との仕切りはAmazonで見つけた「Worth Garden ガーデンエッジ」です。高さが2種類(30cm・20cm)とありますが、高さ20cmのものを使っています。
外庭の一角を掘り起こし、石だらけの土丹を取り除きました。苗トレー3枚分です。本当にここの土には苦労します。
家庭菜園やガーデンニングをしたい方は、家を建てる前に土の改良を必ず行ってください。掘る度にこれだけ石が出てくると、本当に苦労します。重機が使えるうちにやった方が財布にも体にも優しいです。
取り出した土は庭の凹んでいる部分を埋めるのに使い、菜園にはカインズの培養土を6袋(240L)投入。数日おきに全体を混ぜこみながら、3週間ほど放置しました。
そして迎えたゴールデンウィーク、ついに植え付けの準備を始めます。
小学校以来の畝立て(5月上旬)

いよいよ畝立てです。小学校の時、授業の一環でやった農業体験以来です。
幅が1.8mあるので、短手で2畝(70cmを2本)作りました。
やっぱり「ふかふかの土」は触っていても気持ちが良いです。
マルチリングは黒いゴミ袋で代用。最近は透明のゴミ袋ばかりなので、もう売っていないかと思いましたが、ドラッグストアで見つけました。 45Lの袋を開いて1畝1枚で使いました。
植え付け、アクシデントあり
いよいよ植え付けです。購入した苗は、茄子(4株) きゅうり(3株) 万願寺とうがらし(3株) 枝豆(3株)です。
ここから結構な後悔ポイントです。想定外だったのは、茄子ときゅうりを植える際の間隔です。

1株あたり直径25cmぐらいあれば良いと思ってました。
このため茄子と枝きゅうりで1畝、枝豆と万願寺で1畝と考えてました。
植える直前に確認したネットの情報だと、苗ごとの間隔は、茄子で1株45cm、きゅうりで40cmだそうです。結局、我が家のミニ菜園には収まりませんでした。一旦きゅうりの植え付けは取りやめです。

茄子を1畝に植えて、万願寺と枝豆を1畝にまとめてみました。
茄子が狭そうですが、斜めにずらして出来るだけスペースを取れるようにしました。
なかなかの密集具合です。
きゅうりの植え付け
地植えを諦めたきゅうりですが、プランターで植えることにしました。
早速、園芸屋さんへ行ってプランターの物色です。これぐらいかなと思うプランターを持って、店員のお母様に相談。
爆笑されました。「それに植えたら、いくらなんでもきゅうりが可哀想よ!」と。お願いして、おすすめのを選んでもらいました。
結構大きなプランターですが、これに2株植えるぐらいが普通だそうです。相談した結果、少し狭いけど3株植えてみる事にしました。
「100円の苗を1株植えるのに500円のプランターは買えないわね」と失笑混じりのアドバイスでした。他にもきゅうりの栽培で注意することなど、色々と教えてもらいました。
ずっと笑われてましたが、初心者ですから笑われるのも勉強です。目の前で笑ってくれる、気の良い店員さんで良かったです。

赤玉土と培養土を混ぜて、マルチリング代わりのゴミ袋を張ります。
植え付け後に支柱ときゅうりネットをはって完成です。
翌日には早速ツルがネットに絡み始めていました。日毎に成長していくので、毎日の楽しみです。
家庭菜園の虫除けネット設置
最後の難関は虫除けネットです。以前に暗渠パイプを作るときに買った、防虫ネットが残っていたので、カインズの支柱セットと結束バンドを使って作りました。

支柱の本数が足りなかったので、2畝まとめて覆っています。
見た目はイマイチですが、隙間はなさそうなので効果はあると思います。
40cmぐらいの短い支柱が4本あれば、1畝ごとで作れたと思います。覆ってあれば良いだろうと、苦労して作りましたが、これにもやり方があるようです。
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きゅうりの苗 -
枝豆の苗 -
万願寺とうがらしの苗 -
茄子の苗
これでミニ家庭菜園は完成です。これからは、こまめに水をやりながら成長を見守りたいと思います。
三浦の魚を炭火で焼いて、焼き茄子・焼き唐辛子と一緒に焼酎を飲むのが目標です。
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「それはもったいない」「せっかく庭があるんだから、試しに作ってみよう!」