PVアクセスランキング にほんブログ村

外構・植栽・菜園

職人の植栽工事#3 ついに中庭が完成!玉砂利と苔、モミジの和風庭

2021年4月2日

アプローチ庭でのDIY植栽工事から5日。ついに、庭づくりが終わります。

何もない中庭を眺め、春を待ち続けた数カ月もこれで終了。

今回は中庭の最終工事「苔貼り・砂利入れ」と職人に指摘されたDIY「梅の植え替え」「八掛けのやり直し」です。

前回記事「植木職人の外庭工事完了」はこちらからどうぞ。

160株のトクサは圧巻

職人の植栽工事#2 トクサ160株・ヤマボウシ・紅梅の外庭完成!

植木職人による植栽工事は、今回を含めてあと2日で完了。中庭の工事では、さすがプロと感じるこだわりやメリハリの効いた作業にに感心しました。 今回の記事では、 植木職人の植栽工事 選んだ植栽とその特徴 ち ...

続きを見る

植木職人の中庭工事も完了

最後に残っていた「苔貼り」と「砂利入れ」です。

本当はこの作業は自分たちでやろうと考えていましたが、あまり費用に違いがなかったので職人さんにお願いしました。

当初は3つの作業の予定でしたが、そのうち1つは中止。作業内容を順番に紹介します。

杉苔の貼り付け

1つ目の作業は杉苔貼り。施工場所は2カ所あります。

イロハモミジ、枝垂れモミジの足元の築山を中心に、三角形に杉苔を貼ります。

貼り付け面積は1畳分。この中庭では日当たりの良い場所です。

2人がかりでどんどん貼っていき、小一時間で貼り付け終了。あっという間です。

2ヶ所目はヤマツツジの足元。この場所は3時間ぐらいしか日の当たらないシェードガーデン。

雨水マスがないので最も水捌けが悪く、大雨の日は唯一プールになっていた場所です。

対策として、有孔パイプを埋め雨水マスに接続。暗渠を設置してます。(DIY)

パイプ自体は手作り感満載ですが機能は十分。設置以降、プールにはなっていません。

まだ貼り付け直後で、苔マットの継ぎ目がよくわかります。砂利との境目もはっきりして、馴染んでいない感じ。

今後苔が根を張り、マットの継ぎ目、砂利との境界がぼやけてくるともっと自然な見た目になると思います。

苔の生育環境

四方を建物に囲まれた中庭で直射日光は少なめです。

風がつむじを巻いていることもありますが、落ち葉の動きを見ていると地表付近は風も弱め。

苔の大敵「乾燥」の原因となる日差しと風が弱めなので、苔の生育環境としては悪くなさそうです。

防草シートの設置

スギゴケ周りには白い玉砂利が入ります。砂利の下に防草シートを貼る予定でしたが中止。

想定より砂利敷きの幅が狭くシートを施工できないとのこと。若干のコストダウンです。

気になるのは雑草

家の外周部(犬走)には防草シートを貼り砂利を敷いていますが、雑草はしっかりと生えてきます。

シートの上に草が生えている状態なので、抜きやすい点は防草シートのメリットです。

犬走に比べれば砂利の面積も限られています。日常的に目にする場所なので、気になった時に草を抜くぐらいで十分だと思います。

白玉砂利

枯山水のように水をイメージして白玉砂利を入れました。苔が水面に浮かぶ島のようです。

黒玉砂利も考えましたが、サッシや家具の色とかぶります。

白玉砂利もタイルデッキの色と被りますが、表面の質感が異なり被るほどではありません。当初のイメージ通りで白を選択。

夜ライトアップすると、白い砂利に反射して庭全体が明るく感じます。また、モミジの影がはっきりと陰影を作るのも白砂利ならでは。

黒砂利だったら土か石か分からなかったと思います。

1面を壁にして正解

外部から完全に閉ざされたプライベートスペース。

4方向全てに窓を希望していましたが、ミサワホームのアドバイス「壁面をスクリーンにして植栽の影を映し出す」を採用し一面は窓無しに。

壁裏側にある生活スペースを隠すことができ、耐震性も高くなります。

人が集まった時のBBQや普段座って安らぐ空間、和室やLDKから眺める空間として、便利な中庭ができました。

4方向窓?1面壁?

1面が壁になっているだけで、植栽配置の選択肢が増えます。

4方向窓の場合、各窓からの眺めを考えると、植栽配置は「中央付近」の一択。植栽が主役です。

一方で、1面が壁だと壁に沿って樹木を配置できる、中庭中央に大きなスペースを多用とで活用できます。

期待する使い方次第ですが、中庭をセカンドLDKとして考えると、4方向窓より1面壁の方が使いやすいと感じます。

中庭のグレードアップ計画

雪見燈籠と追加の植物

かなり和の雰囲気が強い中庭なので、思い切って燈籠を置くのはどうかと話し合っています。

メルカリ・ジモティでの出品も見かけますが、最近はあまり人気がないようです。

購入してしまうと万が一の処分が大変。冷静に考えたいところです。

植木職人からは、赤い実のなる樹木(センリョウ・マンリョウ・ナンテン)を進められました。

灯籠、樹木については、全体のバランスを見ながら考える予定です。

屋外家具(ダイニングセット)

セカンドLDKとしても使う予定の中庭です。屋外用の家具(ダイニングセット)を探しています。

ジゼルニチエスの家具を見てきましたが値段が高く保留。

COSTCOの擬木ダイニングセットは価格も手頃ですが、全体のイメージには難あり。

最近は信楽焼のテーブル・スツールセットが有力。焼き物なので風雨に強く、和風の庭には最適です。

少しだけDIY

植木職人の指摘を受けていた「枝垂れ紅梅の植え替え」と「八掛けのやり直し」も完了。

八掛は職人の作業が先に終わり最終確認はできず。作業結果を紹介します。

紅梅の移植

水道メーターに近すぎると言われた枝垂れ紅梅を植え替えました。

職人と相談し、紅梅と常緑ヤマボウシの間(寝室・客間掃き出し窓の間)に移植。寝室への目隠しを強化します。

直径70cm、深さ50cmの穴を掘り、腐葉土、培養土、黒土を混ぜ混み植えつけ。

手持ちの肥料がなかったので、培養土で代用してます。

新芽も次々出てきて一安心。来年の春、花が咲く頃が楽しみです。

八掛けのやり直し

問題は樹高2mのアプローチの枝垂れ梅。

幅1mと狭いアプローチ庭で下には水道管も通ってます。竹を打ち込む場所が自由に選べず苦戦。

枝葉が多いので1本の竹の配置が決まっても、他の枝が干渉しやり直し。

試しているうちに手持ちの竹もなくなり細竹を使う始末。不安の残る八掛です。

こちらは外庭の枝垂れ梅。

背が低いので残っていた竹で、なんとか八掛完了。

こちらは職人の八掛(ヤマボウシのもの)が目の前にあるので比較しながら設置。

こちらは意外とうまくできました。

まとめ

植木職人による庭づくりも完了し、3つの庭が緑豊かになりました。

自分たちでやること、職人に頼むことと分けて計画しましたが、いずれの作業でも「さすがプロ」と思う作業がたくさん。

石だらけの土地で苦労しましたが、予算内でこれだけの庭を整備することができました。苦労した甲斐があります。

外庭はもう少し植えられそうなので、雑木風の庭を目指して改良を続けます。

グランドカバーは何にするか決まってもいません。出来上がりにはもう少しかかりそうです。

次回の記事は、「植え付けから2ヶ月経過した庭木の様子」を紹介します。

2ヶ月後、元気に育ってる?

植え付けから2ヶ月経過、順調に育っている植栽・庭木

庭に植物がそろったのは、11月末に引っ越してから4ヶ月後の3月。植え付けから2ヶ月経ちましたが、順調に成長しています。 スギゴケとイロハモミジの新緑が鮮やかな和風の中庭。 外庭のウメやヤマボウシも植え ...

続きを見る

野菜作りリベンジ!今年はプランターで茄子、目指すは柔らかな秋茄子

2022/8/3

新居に引っ越して2シーズン目の家庭菜園です。昨年は初めての野菜作りで上手くいかないこともありました。今シーズンは昨年の反省を活かして収穫増を目指します。まずは、昨年ジャングルになって収拾がつかなかった茄子。柔らかな秋茄子を目指してスタートです。

トウガラシってナス科?
トウガラシってナス?連作障害を避ける輪作カレンダーと土入れ替え

2022/5/20

5月上旬には家庭菜園をスタートする予定。このため、4月は畑やプランターの土の準備を行っています。 美味しい野菜を育てる上でとても重要な土ですが、昨年は知識不足から植え付ける野菜を選択ミス。同じミスを繰 ...

ガーデンエッジの設置
自分でできる土留め トクサエリア・アプローチ庭に連杭の設置完了

2022/9/1

今年最初の庭づくり作業「トクサエリア・アプローチエリアの土留め」を設置。今までは土留めがなかったので、 大雨の日にはアプローチ庭の黒土が砂利へ流出 トクサを植えている法面の土が流れてトクサの根元が露出 ...

【2022年の作業計画】暖かくなったので、庭づくり・家庭菜園を再始動!

2022/5/20

雪の多い寒い冬でしたが、日に日に気温も上がりあっという間に春。庭木のイロハモミジ、紅梅も新緑が広がり清々しい景色に変わりました。土いじりをしやすい季節になったので、今年の「庭づくり」「野菜づくり」の計 ...

クラピア
3ヶ月経過したクラピア、植えた場所によって成長具合に差が出ました

2022/8/13

6月上旬に植え付けたクラピアですがとても元気に育っています。今年の夏は雨も多かったので、たっぷりの水と太陽で驚くほど広がっています。 芝生よりも成長が早く手間の少ないと考え、グランドカバーにはクラピア ...

READ MORE


良く読んで頂いている記事


窓掃除ロボットHOBOT 2S ロボットで本当にきれいになるの?

大きなフルハイトの窓は開放的、冬でも日差しをたっぷり取り込めるので人気です。 しかし、綺麗な状態を維持するのは大変です。特に梅雨など長雨シーズンは、掃除しても掃除してもすぐに汚れます。 我が家は、中庭に面して「幅1.5m 高さ2.4mの大窓6枚」「2.4m高のテラスドア2枚」があり、軒が無いのでしっかり雨が当たります。 雨上がりには水染みや水垢がくっきり。入居直後は隔週で窓掃除をしていましたが、段々億劫になり最近は半年近く放置してました。 そんな状況を打開するため、試しに購入したのが「窓掃除ロボットHOB ...

ReadMore

オール電化にして後悔?1年半暮らして感じたメリット・デメリット

今までガス・電気併用で生活してきた我が家にとって、オール電化は「理屈上は良い」と分かっていても「不安が残る」決断でした。そんなオール電化生活もようやく1年半が経過。 色々トラブルもありましたが、実際に暮らしてみて「オール電化を選んでよかった」と感じています。今回の記事では次の3点について紹介します。 今回の記事のポイント オール電化を選ぶ時に感じた不安とその結果 最終的にオール電化に決めた理由・メリット 住んでから分かったオール電化のデメリット オール電化を検討中の方、これから新築の方の参考になればと思い ...

ReadMore

フェムトセル

携帯電波の入らない家(解決編)フェムトセルで電波はどれだけ改善したか?

我が家は「携帯電波が入らない家」、新築の途中、窓・屋根・外壁が出来上がった時に発覚しました。フェムトセルの導入条件は、新築住宅には複雑でなかなか手続きが前に進みません。 引っ越しから3週間遅れでフェムトセルが稼働し、宅内でも電話を使えるようになりました。我が家は大きな中庭のある変則的な間取り。Wi-Fiも含めて電波を使う通信にはハードルが高いようです。 今回の記事では、フェムトセル導入前後での電波改善状況についてまとめます。フェムトセル導入手続き、中庭のある間取りのWi-Fi事情は、こちらの記事でまとめて ...

ReadMore

イーサネットバックホール

Wi-Fi電波が弱い問題#2 イーサネットバックホールとDecoX20で解決

「中央に大きな中庭がある平屋」という特殊な間取りで、家全体にWi-Fiを張り巡らすために、バッファローのWTR-M2133HSによるメッシュWi-Fiを選びました。 家中なんとか使える状態にはなりましたが、ランドリーや寝室の電波が極端に弱い状態。ロフトに上がる階段に中継機を置いているので、登り降りで危ないと感じる事もあります。 そんなWi-Fi事情の中で最大の問題は、親機と中継機の通信状態です。設置場所の都合もあり、親子の通信でかなりのエラーが発生しています。一連の問題を解決するために「イーサネットバック ...

ReadMore

タイル床のメリットデメリット

タイル床のメリット・デメリット、建てる時は大変、住んでからは手間要らず!

我が家はデンマークの建築家「Halldor Gunnløgsson」の自宅をイメージして設計。その家の床は大理石ですが、それは予算オーバーなので石目調のタイルを採用しました。 タイル床での生活は初めてなので、ネットで見かけるデメリット情報に不安を感じていました。実際に建てて1年住んでみて感じた「タイル床のメリット・デメリット」をまとめます。 結論としては、建てる時は費用・手間・時間がかかるが、住んでからは手間要らず。選んでよかったと思います。 その他、家づくりに関する記事はこちらからどうぞ。 こちらもCH ...

ReadMore

クラピア

3ヶ月経過したクラピア、植えた場所によって成長具合に差が出ました

6月上旬に植え付けたクラピアですがとても元気に育っています。今年の夏は雨も多かったので、たっぷりの水と太陽で驚くほど広がっています。 芝生よりも成長が早く手間の少ないと考え、グランドカバーにはクラピアを選びました。期待通りの成長の早さですが、場所によって成長に違いがあります。 モサモサすぎる部分を刈り込みましたが、。刈り込みながら陽当たり・水捌け・土の状況など成長の違いについても考えてみました。 植え込み直後、1ヶ月後の記事はこちらからどうぞ。 こちらもCHECK こちらもCHECK 植え付け1ヶ月後と3 ...

ReadMore

エアコン目隠しルーバー

コストダウンのため、エアコンの目隠しルーバーをDIYで作成したら、ハウスメーカーにも大好評!

内装にこだわり始めると、エアコンの設置方法は悩みどころです。特に、LDK用のエアコンはサイズが大きく存在感があるので、インテリアの雰囲気を崩さないように設置したいと考えました。 見積りには目隠しルーバーが設定されていましたが結構な値段。そこで、思い切って自作しました。試行錯誤・手間と時間はかかりましたが、見た目も内装と調和しコストダウンにもなりました。今回は、そんな大好評の「可動式のエアコン目隠しルーバー」を紹介します。 また、関連記事はこちらでも記載しています。 こちらもCHECK 引っ越して最初にやっ ...

ReadMore

フェムトセルの導入

携帯電波が入らない家(導入編)、3ヶ月かかった、全体像の見えないフェムトセル導入手続き

iPhone3Gが発売され、便利なものができたと飛びついてから10年以上。生活インフラとして当たり前に使っているスマホですが、「使えない」と大変です。 前回記事で紹介した通り、我が家は「携帯電波の入らない家」。引っ越し時は家電・家具の搬入など携帯電話が必須なので、引っ越し前にフェムトセルの設置を目指しましたが、残念ながら間に合わず。こんなに手続きが分かり難いとは思いませんでした。 そこで今回の記事「導入編」では、DOCOMOフェムトセルの導入方法・手続きのポイントを紹介します。新築で導入する場合、既存の建 ...

ReadMore

植えてはいけないトクサ

「植えてはいけない」と言われる「トクサ」、植えた理由と地下茎対策

世間では「植えてはいけない」と言われる植物がいくつかあります。我が家の外庭法面や中庭の一角に植えた「トクサ」もその1つ。 「植えてはいけない」と言われるとインパクトがあるので身構えてしまいます。実際は、「軽い気持ちで植えてはいけない」「付き合い方を理解して植えましょう」という意味が正しいと思います。 今回は、「植えてはいけないと言われるトクサを植えた理由」「トクサの地下茎対策」について紹介します。 外構・植栽関連の前回記事はこちらです。 こちらもCHECK 目次(ジャンプできます) 「植えてはいけない」ト ...

ReadMore

片流れ屋根の太陽光

北向きの片流れ屋根、太陽光パネルはあまり載らない?

新築住宅の5軒に2軒が太陽光を導入するそうで、10年前に比べるとかなり普及したと感じます。FIT制度の効果は絶大です。 御多分に洩れず、我が家も太陽光設置を考えていましたが、目的は売電というより災害対策。災害時でもエネルギーを作れる点に魅力を感じていました。 最終的に新築時には導入せず先送りましたが、検討過程で気になったのは「北下がりの片流れ屋根と太陽光の関係」です。 今回の記事では、新築検討時の情報をもとに以下の事を紹介します。 この記事のポイント 太陽光を設置する上での北下がり屋根のデメリット 北下が ...

ReadMore

-外構・植栽・菜園
-,