- #毎月の電気代
梅雨とエアコンフル稼働で電気代急増:6月の電気使用量とコスト分析
6月の電気代は前月に比べて5,000円以上増えました。
補助金終了もありましたが、6月としては記録的な暑さにより、愛犬の体調管理もあって昼夜問わずエアコンがフル稼働し、消費電力が増加しました。その結果、発電量が追いつかず買電が増えました。
6月の電気代をまとめます。
(参考)我が家の電気関連スペック
- 電気契約:オール電化 10kVA
- パワコン:トライブリッドパワコン
- 太陽光発電:5.6kW
- 蓄電池:4.9kWh
- V2H:トライブリッドV2H
- EV:日産ARIYA(2月は不在)
- 床暖房:温水蓄熱式(75畳分、24時間自動運転)
- エコキュート:460L
目次(クリックで開閉)
2024年6月の電気代
6月の電気代をまとめます。
エネルギーコストの内訳
先月と比べると、消費電力は142kWhの微減、発電量は34kWhの減少、自家消費率は+0.6%で変わらず。
昨年6月と比べると、消費電力は248kWhの増加、発電量は69kWhの増加、自家消費率は+44.3%で大幅に増えました。
合計コスト | 20,399円 | 889kWh |
購入電力 | 9,814円 | 241kWh |
自家消費 | – | 648kWh |
売 電 | ▲748円 | 44kWh |
設備代 | 11,333円 | – |
※設備代に含まれるのは太陽光パネル、パワコン、蓄電池、V2Hの費用。補助金を差し引いた支払額を15年償却で計算しています。
購入電気の内訳
購入電力のうち特に増えたのは昼間電気の購入量。我が家の場合、この時期に昼間電力が増えるのは日没以降に原因があります。後ほど深掘りします。
合計 | 9,814円 | 241Wh |
基本料金 | 3,118円 | 10kVa |
昼間電力 | 2,369円 | 71kWh |
深夜電気 | 4,328円 | 170kWh |
EVの走行電力
EVの走行距離は、先月に比べて+276kmと大きく増えました。八ヶ岳までの日帰り旅行が影響してます。電費は思ったより悪くないです。
電気代 | 4,147円 | 112kWh |
走行距離 | 901.5km | |
平均電費 | 6.1km/kWh |
※上の表(電気代と消費電力量)に含まれる電気自動車の電力だけを抜き出したもの。走行距離、平均電費はNissanConnectアプリによる。
電気代が増えた原因
全体の数字を見渡して気になる点をまとめます。
発電量の変化
先月に比べると発電量は5%(34kWh)減りましたが、昨年の6月と比べると11%(69kWh)の増加です。昨年に比べると、今年の6月は雨の日が少なく日差しの多い1ヶ月でした。発電量で見ると2日分多く発電できた計算になります。
消費電力の増加
この6月はLDKの大型エアコンのフル稼働しました。愛犬がヒート期に入ったため寝室は侵入禁止。犬のためにLDKのエアコンは昼も夜も稼働した状態。ヒートも終われば就寝中に動かすのは寝室のエアコンだけに戻り、消費電力も落ち着く予定です。
昼間電力の増加
我が家の場合、昼間電力の購入量がとても重要な指標になります。蓄電池とEV(V2H)で71kWhの蓄電力があるため、昼間電力の購入が発生するのは次の2つのケース。
- ①蓄電池・EVの電力を使い切っている
- ②蓄電池を使い切った時にEVが不在
②はタイミングの問題なのであまり気にしませんが、①は創る、貯める、使うのバランスが崩れている時に発生します。
この6月の場合は「使う量が創る量を超えた」ため購入電力が増えました。この傾向が見え始めた6月中旬以降、我が家は節電モードへ移行しました。
- 蓄電池を深夜電気で充電する
- EVを最大40%までは深夜電気で充電する
- 2回に1回、お風呂をシャワーに置き換え
- エコキュートを手動運転にし湯量を3/4に抑える
エアコン稼働は減らせないので、お湯の消費量を調整して発電量に合わせるイメージです。
補助金終了の影響は?
購入電力が241kWhだったので、5月の補助金(1.8円)だと434円の値上がりです。5月より購入電力が増えたので影響は大きくなりました。
通算でいくら安くなってるか?
6月の消費電力からEV電力を除き、太陽光電力分を購入電力に置き換えた試算です。ガソリン代も同等走行距離で加算しています。
消費電力 | 726kWh | EVの148kWhを除いたもの |
電気代 | 25,630円 | 昼7.5:夜2.5 |
ガソリン代 | 9,386円 | – |
設備無しのコスト | 35,016円 | – |
設備導入の効果
設備なしのコスト(35,016円)から6月の合計コスト(20,399円)を引いた結果、6月の設備導入効果は14,617円となりました。
1月から6月の通算では、54,555円の電気・ガソリン代を削減した計算です。発電量が多くと自家消費の割合が高いと導入効果も高くなります。
2024年6月のまとめ
6月の電気代をまとめると次のとおりです。
- 設備代を含めた総コストは20,399円
- 消費電力が増えて電気代は9,814円
- 消費増で創蓄とのバランスが崩れ節電モード発動
- コスト削減効果は14,617円
- 1月からの通算で54,555円の削減効果
今年の夏も猛暑の予想が出ています。昨年はエアコンの常時稼働を行いましたが、今年は発電量見合いで消費電力を調整する方針です。無理しない範囲で購入電力を減らす方法を模索します。
また、市場連動プランでの電気代の試算もまとまりました。機会をみて試算結果も紹介します。