- #毎月の電気代
【4月の電気代】天候不順と値上げで期待したほど安くなかった電気代
3月に太陽光の発電量が増えはじめ「いよいよ電気代激減か?」と期待した4月でしたが、終わってみると発電量は3月と変わらず。
さらに4月使用分から基本料金と再エネ賦課金が値上げになりました。床暖房を止め消費電力が減ったことが唯一の救いです。
4月の電気代をまとめます。
(参考)我が家の電気関連スペック
- 電気契約:オール電化 10kVA
- パワコン:トライブリッドパワコン
- 太陽光発電:5.6kW
- 蓄電池:4.9kWh
- V2H:トライブリッドV2H
- EV:日産ARIYA(2月は不在)
- 床暖房:温水蓄熱式75畳(24時間自動運転)
- エコキュート:460L
目次(クリックで開閉)
2024年4月の電気代
4月の電気代をまとめると以下の通りです。
エネルギーコストの内訳
消費電力は791kWhで3月に比べると400kWhも減りました。これは床暖房を止めたことが理由です。
昨年4月の発電量は684kWhあったので、「買電は100kWh」を見込んでました。が、589kWhで3月とほぼ変わらない残念な結果でした。
合 計 | 20,982円 | 791kWh |
電気代 | 9,649円 | 283kWh |
自家消費 | – | 508kWh |
売 電 | ▲1,377円 | 81kWh |
設備代 | 11,333円 |
※設備代に含まれるのは太陽光パネル、パワコン、蓄電池、V2Hの費用。補助金を差し引いた支払額を15年償却で計算しています。
購入電気の内訳
昼間電力の購入割合は8.5%で多分これがミニマム。購入電力は9割以上が深夜電気です。問題は基本料金と再エネ賦課金の値上がり。
再エネは深夜でも一律加算なので厄介です。
9,649円 | 283kWh | |
基本料金 | 3,118円 | 10kVa |
昼間電力 | 727円 | 24kWh |
深夜電気 | 5,804円 | 259kWh |
EVの走行電力
ゴールデンウィークは近場で過ごしましたが、横浜まで往復100km×3回が効いて走行距離は800kmを超えました。
シートヒーターを切った効果で平均電費は改善傾向です。(3月5.4km/kWh)
電気代 | 3,750円 | 134kWh |
走行距離 | 829km | |
平均電費 | 6.2km/kWh |
※上の表(電気代と消費電力量)に含まれる電気自動車の電力だけを抜き出したもの。走行距離、平均電費はNissanConnectアプリによる。
期待したほど安くなかった理由
設備償却・EV電力含む4月の総コストは20,982円。
3月に比べると8,000円近く安くなりましたが、期待値は総コスト18,000円以下、3月比で▲10,000円でした。
なぜ安くならなかったのか?
快晴の少ない今年の4月
今年の4月は晴天率が低く太陽光発電が思ったほど伸びませんでした。昨年同等の発電量だったなら、買電は半分まで減り電気代は3,000円ぐらい安かったはずです。
【今年と去年の比較】
年 | 2024年 | 2023年 |
快晴 | 4日 | 7日 |
晴・曇 | 7日 | 10日 |
曇 | 3日 | 6日 |
曇・雨 | 13日 | 6日 |
雨 | 3日 | 1日 |
基本料金の値上げ
基本料金が1kVaあたり16.5円値上がりしました。10kVaで契約している我が家は165円の値上がり。
嫌と言って上がるので仕方ないです。
消費電力が最大になるのは、床暖房・エコキュート・EV(or 蓄電池)が同時に稼働する冬の深夜。EVの使用状況からすると8kVa契約でもなんとかなりそうです。
再エネ賦課金の値上げ
再エネ賦課金が2.09円/kWh値上げになりました。再エネ賦課金の支払い総額 988円に対して、売電収入1,377円で389円の入超です。
入超といえば聞こえはいいですが、我が家は買電をできる限り減らす方針。むしろ「再エネ賦課金で389円払い、売電収入ゼロ」の方が目指す形です。
安くなったのは暖房の分
電気代としては8,000円安くなりましたが、これは床暖の停止によるもの。多少はエコキュートの出力低下もありそうです。
やはりオール電化住宅の電気代は暖房次第です。
通算でいくら安くなってるか?
太陽光がイマイチな状況で消費電力が減っています。期待度は低めかなと思います。
設備がない場合の試算
4月の消費電力からEV電力を除き、太陽光電力分を購入電力に置き換えた試算です。ガソリン代も同等走行距離で加算しています。
消費電力 | 644kWh | EVの134kWhを除いたもの |
電気代 | 21,119円 | 昼7.5:夜2.5 |
ガソリン代 | 8,530円 | – |
合計コスト | 29,649円 | – |
設備導入の効果
設備無しの合計コスト(29,649円)から4月の合計コスト(20,982円)を引いた結果、4月の導入効果は8,666円となりました。
1月〜4月の通算だと、21,861円のエネルギーコスト(電気・ガソリン)を削減したことになります。(EVがなかった3月の影響が大きい)
2024年4月のまとめ
3月の電気代についてまとめると次の通りです。
- 設備代を含めた総コストは20,982円
- EVによる燃料代メリットは4,780円
- 天候不順で太陽光発電が低調
- エネルギーコストの削減額は8,666円
- 1月からの通算では21,861円の削減
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