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12月は過去1番の消費電力、それでも内訳は深夜電気と太陽光だけ

朝夕の冷え込みが厳しい一方で日中は20度を超える日もあり、この12月は気温乱高下の1ヶ月でした。我が家では床暖房の設定を低温から中温に変更。暖房費のかかる冬が本格的に。

12月は総消費電力:1296kWh・支払電気代:2.3万円となりました。暖かく電気自動車もなかった昨年と比べると消費電力は5割増しでした。

12月の電気状況について紹介します。

(参考)我が家の電気関連スペック

  • 電気契約:オール電化 10kVA
  • パワコン:トライブリッドパワコン
  • 太陽光発電:5.6kW
  • 蓄電池:4.9kWh
  • V2H:トライブリッドV2H
  • EV:日産ARIYA(66kWh)
  • 床暖房:温水蓄熱式75畳
  • エコキュート:460L

2023年12月の電気代

12月の売買電・自家消費状況を紹介します。オール電化+電気自動車のため、エネルギーコストは「支払電気代ー売電収入+設備費用(太陽光・V2Hなど)」で計算してます。

電気代と消費電力量

買電が993kWhと大幅に増えてますが、これは24時間稼働の床暖房と電気自動車の電力が原因。それでも買電の94%が深夜電気、余剰電力の買電は7kWhと大きな蓄電能力を最大限活用できました。

金 額 電力量
買 電 23,121円 993kWh
自家消費 303kWh
売 電 ▲119円 7kWh
設備代 11,333円
合 計 34,335円 1,296kWh

※設備代に含まれるのは太陽光パネル、パワコン、蓄電池、V2Hの費用。補助金を差し引いた支払額を15年償却で計算しています。

電気自動車の電力

11月の平均電費は5.5km/kWhでしたが、12月は5.4km/kWhで横ばい。朝夕の外気温が大きく下がった割には良い数字です。

走行距離 723km
平均電費 5.4km/kWh
消費電力 134kWh 距離 ÷ 電費
電気代 1,787円 深夜電気単価

※上の表(電気代と消費電力量)に含まれる電気自動車の電力だけを抜き出したもの。走行距離、平均電費はNissanConnectアプリによる。

過去イチの消費電力だが内訳は違う

12月の消費電力は入居以来最大の1296kWhです。それでも購入電力量や深夜電気の割合を比べると昨年までとは大きな違いが出ています。

買電量993kWhは過去イチではない

消費電力は過去イチでしたが、買電量で比較すると過去2年の冬より若干少なめ。

  • 2021年1月:1157kWh
  • 2022年1月:1173kWh

買電量ではこの2ヶ月のほうが約150kWh多く購入しています。これは太陽光発電による違い。

太陽光を導入したのは2022年11月なので、上の2ヶ月は太陽光のない頃。冬は発電量が少ないとはいえ、自家発電・自家消費の効果が確認できます。

買電のうち930kWhが深夜電気

さらに買電について深掘りすると、993kWhの94%に当たる930kWhを深夜電気で購入しています。先ほどの2ヶ月で確認すると、

  • 2021年1月:昼間 392kWh 深夜 765kWh
  • 2022年1月:昼間868kWh 深夜 305kWh
  • 2023年12月:昼間63kWh 深夜 930kWh

割高な昼間電気を減らし割安な深夜電気を増やすことができています。これは蓄電池・EV・V2Hにより71kWhもの蓄電能力のおかげです。

EV走行電力で134kWh

消費電力1296kWhの中には電気自動車の走行電力134kWhも含まれています。走行電力分を引くと1,162kWhなので先ほどの2ヶ月と同等水準になります。

電気自動車導入前はガソリンを購入していたので、ガソリン代を含めたエネルギーコストで比較すると5千円ほど安くなっています。

発電量は12月が底

日照時間が最も短い12月は発電量も最小です。冬至を過ぎてじわじわと発電量が増えてくる見込み。過去の発電量では

  • 1月:335kWh
  • 2月:406kWh
  • 3月:567kWh

しばらくは消費電力の多い月が続きますが、それでも発電量の増加が見込めると楽観できます。

設備がなければいくらだったか?

太陽光やトライブリッド蓄電システムの効果確認ですが、この12月の場合ガソリン代と昼間電気の削減がポイントです。

太陽光・トライブリッド・EVがなければ?

設備がない場合のエネルギーコストは43,543円で、電気代を9,208円削減できました。EVの走行距離が短くガソリンとのコスト差が少なく、思ったほど削減できませんでした。

太陽光・トライブリッド・EV無しの試算

金 額 電力量
基本料金 2,952円 10kVA
昼 間 25,770円 930kWh
深 夜 7,250円 366kWh
ガソリン代 7,570円 42.5L
合 計 43,543円 1,296kWh

(計算方法)自家消費をゼロにし昼間電力で追加、売電収入もゼロにしてます。EVの消費電力を深夜電力から引いて代わりにガソリン代を追加。

売電がなくなればいくら?

12月の太陽光自家消費率は97%。EV・V2Hを導入してからで最高の自家消費率です。これだけ自家消費率が上がるとほとんど変わりません。

売電分を自家消費した場合の試算

金 額 電力量
売 電 119円 7kWh
自家消費 ▲245円
差し引き ▲126円

通算でいくら安くなってるか?

今年1月以降のエネルギーコスト削減額をまとめてます。月によって設備の状況が違うので今年は目安です。

(参考)設備導入の経緯

  • 1月〜5月:太陽光・蓄電池・ハイブリッド車
  • 6月:太陽光・蓄電池・EV
  • 7月以降:太陽光・蓄電池・EV・V2H

1年間の通算エネルギー代

設備代を含めた通算のエネルギーコストです。

1ヶ月平均のエネルギーコストは11月時点で25,948円だったのが、12月は26,647円でした。12月の買電が多かったことで700円弱増えました。

  • 2023年の総エネルギー代:319,765円
  • 車以外の電気代:156,551円
  • 売電額:▲33,133円
  • ガソリン代(~5月):46,975円
  • EVの電気代(6月~):17,039円
  • 設備代:132,333円

1年間の通算削減額

設備・EVがない場合を試算すると、2023年のエネルギーコストは413,188円。設備費用を含めて1年間で「▲93,423円」となりました。

5月までのガソリン代46,975円が含まれているので、EVに置き換え、自家消費の増加で総削減額は15万円前後になる見込みです。

まとめ

最後に12月電気代についてまとめます。特徴的なポイントは消費電力とその内訳です。

  • 消費電力は1,296kWhで過去イチ
  • 買電量で比較すると冬季としては今まで通り
  • ただし、今年はEVの走行電力(134kWh)を含む
  • 71kWhの蓄電能力で深夜電気比率は94%
  • 2023年のエネルギーコストは319,765円で9.3万円の削減
  • 上半期のガソリン購入がなければ15万円前後の削減

最後まで読んで頂きありがとうございます。他の月については、タグ「毎月の電気代」からどうぞ。

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