- #毎月の電気代
冷房停止は効果絶大!太陽光も順調で10月の電気代は大幅減
ようやく気温が下がり始めた10月。それでも今年は晴れが多く、最高気温が20℃を下回ったのはたったの2日間だけでした。
10月は総消費電力:746kWh・支払電気代:9千円となりました。前月と比較すると消費電力が大幅に減り電気代も激減。やはり冷房を止めた効果は大きいです。
10月の電気状況について紹介します。
(参考)我が家の電気関連スペック
- 電気契約:オール電化 10kVA
- パワコン:トライブリッドパワコン
- 太陽光発電:5.6kW
- 蓄電池:4.9kWh
- V2H:トライブリッドV2H
- EV:日産ARIYA(66kWh)
- 床暖房:温水蓄熱式75畳
- エコキュート:460L
目次(クリックで開閉)
2023年10月の電気代
10月の売買電・自家消費です。オール電化+電気自動車のため、エネルギーコストは支払電気代ー売電収入+設備費用(太陽光・V2Hなど)で計算します。
電気代と消費電力量
気温が下がってきたので冷房を止められたことが大きな変化。天気の良い日も多く発電も順調です。発電電力をほぼ自家消費できているのもポイントです。
金 額 | 電力量 | |
買 電 | 8,921円 | 280kWh |
自家消費 | – | 466kWh |
売 電 | ▲765円 | 45kWh |
設備代 | 11,333円 | – |
合 計 | 19,483円 | 746kWh |
※設備代に含まれるのは太陽光パネル、パワコン、蓄電池、V2Hの費用。補助金を差し引いた支払額を15年償却で計算しています。
電気自動車の電力
9月の平均電費は5.2km/kWhでしたが、10月は6.0km/kWhへ改善。冷暖房を使わなかったことが電費改善の理由です。
走行距離 | 834km | |
平均電費 | 6.0km/kWh | |
消費電力 | 139kWh | 距離 ÷ 電費 |
電気代 | 1,881円 | 深夜電気単価 |
※上の表(電気代と消費電力量)に含まれる電気自動車の電力だけを抜き出したもの。走行距離、平均電費はNissanConnectアプリによる。
電気代が大幅に減った理由
前月と比較すると5千円も電気代が減りました。電気代が減ったポイントを紹介します。
消費電力が大幅減
消費電力はピークの8月に比べて半分近くまで減りました。9月と比較しても3割減ってます。
- EVの電費が向上し消費電力が減った
- 外気温が落ち着いてきたため冷房停止
暑さに弱い犬を飼っているため室温23℃を目安に冷房を動かします。10月に入って冷房なしでも室温は22℃前後。冷房を止めた効果は大きいです。
発電量は意外と減らず
9月の発電量が600kWh弱だったので不安でしたが10月は511kWhを発電。結果、購入電力は280kWhにとどまりました。
冷房を止めて増えた余剰電力は蓄電池とEVへ充電。買電量は45kWhなので9割以上を自家消費に回せています。EV・V2H・蓄電池の効果が発揮されました。
燃料調整費はほぼステイ
先月は3円の値上がりで驚きましたが、今月は先月と同水準の燃調費。燃調費や再エネ賦課金の総額も減るので、買電量の多寡は電気代への影響が大きいです。
電力の6割が太陽光発電
「消費電力の減少」「順調な太陽光発電」「EV・蓄電池への充電」がうまくかみ合った結果、消費電力の6割を太陽光で賄うことができました。
設備がなければいくらだったか?
太陽光やトライブリッド蓄電システムの効果確認です。消費電力が減っても売電が増えない点がポイントです。
太陽光・トライブリッド・EVがなければ?
設備がない場合のエネルギーコストは30,974円。設備ありに比べて11,485円割高です。太陽光電力を夕方以降に使うことで、割高な昼間電力の購入を47kWhに抑えています。
太陽光・トライブリッド・EV無しの試算
金 額 | 電力量 | |
基本料金 | 2,952円 | 10kVA |
昼 間 | 18,447円 | 513kWh |
深 夜 | 6,543円 | 233kWh |
ガソリン代 | 9,051円 | 55.8L |
合 計 | 30,974円 | 746kWh |
(計算方法)自家消費をゼロにし昼間電力で追加、売電収入もゼロにしてます。EVの消費電力を深夜電力から引いて代わりにガソリン代を追加。
売電がなくなればいくら?
9月に続き10月も自家消費率は9割を超えます。悲しいぐらいの売電額ですが、実際は購入電力を減らす方向で効いています。
売電分を自家消費した場合の試算
金 額 | 電力量 | |
売 電 | 765円 | 45kWh |
自家消費 | ▲1,581円 | 〃 |
差し引き | ▲816円 | – |
通算でいくら安くなってるか?
今年1月以降のエネルギーコスト削減額をまとめてます。月によって設備の状況が違うので今年は目安です。
(参考)設備導入の経緯
- 1月〜5月:太陽光・蓄電池・ハイブリッド車
- 6月:太陽光・蓄電池・EV
- 7月以降:太陽光・蓄電池・EV・V2H
10月までの通算エネルギー代
設備代を含めた通算のエネルギーコストです。
10月のエネルギーコストが少なかったため、月平均のエネルギーコストはさらに減少。先月時点で26,542円だったのが、10月には25,837円まで低下しました。
- 1月〜10月の総エネルギー代:258,368円
- 車以外の電気代:122,246円
- 売電額:▲32,572円
- ガソリン代(~5月):55,995円
- EVの電気代(6月~):12,052円
- 設備代:109,667円
10月までの通算削減額
設備・EVがない場合を試算すると、1月~10月のエネルギーコストは330,564円。設備費用を含めて1~10月で「72,196円」の削減となりました。
まとめ
最後に10月電気代についてまとめます。
発電量・消費電力の動きがうまくかみ合い大幅な電気代削減になりました。10月のポイントは次4点です。
- 冷房の停止で消費電力が大幅に減少
- 発電量は意外と多く511kWh
- 蓄電池・V2Hで自家消費率90%以上をキープ
- 冷暖房無しでEVの経済性が際立った
これぐらいで1年推移してくれるとありがたいですがそうも行かないようです。そろそろ床暖房を入れたいという声が聞こえてきました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。他の月については、タグ「毎月の電気代」からどうぞ。