- #毎月の電気代
猛暑による電気代の増加と太陽光設備のコスト削減効果:2024年7月の分析
7月の電気代は前月に比べて4,000円の増加です。暑い日が続きエアコンは連日フル稼働。消費電力が3割増加したことが原因です。
7月の電気代をまとめます。
(参考)我が家の電気関連スペック
- 電気契約:オール電化 10kVA
- パワコン:トライブリッドパワコン
- 太陽光発電:5.6kW
- 蓄電池:4.9kWh
- V2H:トライブリッドV2H
- EV:日産ARIYA(2月は不在)
- 床暖房:温水蓄熱式(75畳分、24時間自動運転)
- エコキュート:460L
目次(クリックで開閉)
2024年7月の電気代
7月の電気代をまとめます。
エネルギーコストの内訳
先月と比べると、消費電力は253kWh増加、発電量は68kWhの増加、自家消費率は+14.4%と増加しました。
昨年7月と比べると、消費電力は16kWhの微減、発電量は108kWhの減少、自家消費率は+21.5%と大幅に増えました。
合計コスト | 24,796円 | 1142kWh |
購入電力 | 13,785円 | 401kWh |
自家消費 | – | 741kWh |
売 電 | ▲323円 | 19kWh |
設備代 | 11,333円 | – |
※設備代に含まれるのは太陽光パネル、パワコン、蓄電池、V2Hの費用。補助金を差し引いた支払額を15年償却で計算しています。
購入電気の内訳
購入電力は先月の241kWhから7割近く増えました。エアコン3台を1日中稼働させた結果です。
合計 | 13,785円 | 401Wh |
基本料金 | 3,118円 | 10kVa |
昼間電力 | 2,339円 | 71kWh |
深夜電気 | 8,329円 | 330kWh |
EVの走行電力
EVの走行距離は先月に比べて▲362kmと大きく減りました。エアコンの稼働により平均電費は▲1.1km/kWhの低下です。
電気代 | 3,030円 | 112kWh |
走行距離 | 540km | |
平均電費 | 5km/kWh |
※上の表(電気代と消費電力量)に含まれる電気自動車の電力だけを抜き出したもの。走行距離、平均電費はNissanConnectアプリによる。
電気代が増えた原因
全体の数字を見渡して気になる点をまとめます。
消費電力の増加
消費電力は先月(889kWh)から28%増えて1142kWh。冬季並みの消費電力です。天気が悪かった割に最高気温35度前後の日が続き、連日フル稼働したエアコンが原因です。
購入電力の増加
先月に比べると、発電量は68kWh増え、自家消費率は97.5%まで上昇しましたが、消費電力の増加を補うには至らず。購入電力が93kWh増加したことで電気代が上がりました。
発電量は少ない
先月と比べると発電量は増えましたが昨年の7月と比べると▲130kWh。今年7月の快晴が3日しかなく雨や雲の広がることが多かった1ヶ月。快晴日だけでも12日あった昨年の7月とは大きく異なります。
EVの走行減少
EVの走行距離は540kmと大幅に減少し消費電力も40kWh減りました。それでも冷房の影響が大きく電費は5km/kWhまで悪化。サンシェードなど、駐車時の車内温度を上げない工夫が必要かもしれません。
通算でいくら安くなってるか?
7月の消費電力からEV電力を除き、太陽光電力分を購入電力に置き換えた試算です。ガソリン代も同等走行距離で加算しています。
消費電力 | 1,023kWh | EVの108kWhを除いたもの |
電気代 | 34,601円 | 昼7.5:夜2.5 |
ガソリン代 | 5,591円 | – |
設備無しのコスト | 42,669円 | – |
設備導入の効果
設備なしのコスト(42,669円)から合計コスト(24,796円)を引いた結果、7月の設備導入効果は15,396円となりました。
1月から7月の通算では、69,989円の電気・ガソリン代を削減した計算です。順調に削減効果が積み上がっています。9月には10万円を超えそうな勢いです。
2024年7月のまとめ
7月の電気代をまとめると次のとおりです。
- 設備代を含めた総コストは24,796円
- 消費電力が増えて電気代は13,785円
- 猛暑日続きでエアコンがフル稼働し消費電力は冬季並み。
- コスト削減効果は15,396円
- 1月からの通算で69,989円の削減効果
オール電化なので冬の電気代が高いという認識でしたが、犬を飼い始めてから夏の電気代も高くなってます。削減効果を見る限り、太陽光やEVを導入しておいて良かったと感じてます。