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7月の電気代 消費電力は過去イチ、苦境を救った太陽光とV2H

今年の7月は前半で天気が悪く後半に晴天が続きました。

気温の上昇とともに消費電力は大台の1000kWhを突破、我が家の夏の消費電力としては過去イチ。

それでも、電気代ではEV電力を含めても20,000円程度。設備なしの試算と比べれると24,000万円も削減できました。

また、自家消費率が80%を割り込んだので、もっと自家消費を増やせばさらに安くできたはずです。

7月の電気代をまとめます。

(参考)我が家の電気関連スペック

  • 電気契約:オール電化 10kVA
  • パワコン:トライブリッドパワコン
  • 太陽光発電:5.6kW
  • 蓄電池:4.9kWh
  • V2H:トライブリッドV2H
  • EV:日産ARIYA(66kWh)

2023年7月の電気代

最初に7月の電気代、消費電力量、電気自動車で使った電力量についてまとめます。

オール電化でガス代は不要、電気自動車でガソリン代も不要、太陽光など設備費用も含みなので、これが我が家の正味のエネルギーコストです。

電気代と消費電力量

金 額 電力量
買 電 12,838円 498kWh
自家消費 660kWh
売 電 ▲3,536円 208kWh
設備代 11,333円
合 計 20,628円 1,158kWh

※売電がもったいないです。後ほど紹介しますが、これが自家消費できるともっと電気代は下がります。

※設備代に含まれるのは太陽光パネル、パワコン、蓄電池、V2Hの費用。補助金を差し引いた支払額を15年償却で計算しています。

電気自動車の電力

走行距離 1,336km
平均電費 5km/kW
消費電力 267kWh 距離 ÷ 電費
電気代 5,022円 深夜電気単価

※上の表(電気代と消費電力量)に含まれる電気自動車の電力だけを抜き出したもの。走行距離、平均電費はNissanConnectアプリによる。

過去イチ電気を使った今年の7月

この家に住んでから最大の消費電力量となりました。いくつか今までと異なる点があるので紹介します。

太陽光発電が過去最大

太陽光発電は868kWhでパネル設置してから最大の発電量です。月の前半に雨の日も多かったので予想以上の発電量です。

我が家の場合、南東に山があるので太陽の軌道が低い時期は発電できる時間がかなり短くなります。

この時期は軌道が高く、山陰に入る時間が短くなったことで発電量が大幅に増えたようです。

EVの走行距離も過去イチ

6月中旬に納車されたEVですが7月だけで1,336kmも走行しました。

以前のHV車(ハリアー)では毎月900km前後だったのでかなり多い。これも過去イチの記録更新です。

EVの平均電費

日産ARIYAのカタログ電費は6.6km/kWhですが、7月の平均電費は5km/kWhとかなり短め。
犬を連れて外出することが多く、常にエアコンの設定温度はLOだったことが原因。
今後、エアコンを使わない季節になればもっと良くなると考えています。

エアコン3台が24時間稼働

EVの電費と同じ理由ですが、暑さに弱い大型犬がいるのでエアコンはフル稼働です。

3台のエアコン(28畳用×1基・8畳用×2基)を、設定温度23℃で自動運転し一度も止めませんでした。

犬のためとはいえ、これだけで400kWh以上消費しているはずです。

設備がなければいくらだったか?

太陽光やトライブリッドシステムは補助金があるといっても高額。導入した効果を検証します。

太陽光・トライブリッド・EVがなければ?

まずは太陽光・トライブリッドの効果確認です。自家消費がゼロになるので、その分を昼間電力で購入することになります。また、売電収入もなくなります。

合計金額44,616円で設備ありに比べて+24,000円、導入して正解でした。

太陽光・トライブリッド・EV無しの試算

金 額 電力量
基本料金 2,952円 10kVA
昼 間 19,900円 756kWh
深 夜 7,245円 397kWh
ガソリン代 14,519円 78.6L
合 計 44,616円 1,158kWh

売電がなくなればいくら?

7月は太陽光の自家消費が伸びず、208kWhもの売電が発生。売電収入は3,536円ありましたが、買取価格が安いので自家消費の方が電気代は安くなります。

全部自家消費していたら、燃調費・再エネ賦課金込みで1,900円ほど安くなっていました。

売電分を自家消費した場合の試算

金 額 電力量
売 電 ▲3,536円 208kWh
自家消費 ▲5,439円
差し引き ▲1,903円

通算でいくら安くなってるか?

今年1月からの電気代、電気代削減額をまとめました。月によって設備の状況が違うので、今年はあくまで目安です。

(参考)設備導入の経緯

  • 1月〜5月:太陽光・蓄電池・ハイブリッド車
  • 6月:太陽光・蓄電池・EV
  • 7月以降:太陽光・蓄電池・EV・V2H

7月までの通算エネルギー代

太陽光などの設備代を含めた通算のエネルギーコストです。ガソリン代のウェイトが大きく月平均では28,000円。

冬に向けて冷暖房費が下がること、ガソリン代がなくなることを加味すると月平均は下がっていく見込みです。

  • 1月〜7月のエネルギー代:199,337円
  • 車以外の電気代:136,282円
  • ガソリン代(~5月):55,995円
  • EVの電気代(6月~):7,060円

7月までの通算削減額

設備・EVがない場合を試算すると、1月~7月のエネルギーコストは「217,940円」でした。
設備費用を含めて7月までで「27,623円」の削減です。
5月いっぱいまではガソリンを購入していたので、それがなければ削減額はさらに大きかったはずです。

まとめ

最後に7月電気代についてまとめます。全体としては設備導入の効果がよく出ていると感じます。

  • エネルギーコストの総額は20,628円
  • 太陽光発電は順調だったが、冷房・EVの消費電力が大きかった
  • 自家消費率が伸びず売電は多めで、電気代は高くなった
  • 7月までの通算エネルギー代は 199,337円
  • 7月までの通算削減額は 42,481円

最後まで読んで頂きありがとうございます。他の月については、タグ「毎月の電気代」からどうぞ。

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