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オール電化で後悔?1年半暮らして分かったメリット・デメリット

新築前の賃貸マンションはガスと電気の併用でしたが、新築ではオール電化に切り替えることを決断しました。オール電化への切り替えは「理屈では良い」と分かっていても「経験がなく不安」な決断でした。

そんなオール電化生活もようやく1年半が経過。トラブルもありましたが、総じて「オール電化を選んでよかった」と感じています。

今回の記事では、オール電化に1年半過ごして感じたことを以下の3点から紹介します。

  • オール電化を選ぶ時に感じた不安とその結果
  • 最終的にオール電化に決めた理由・メリット
  • 住んでから分かったオール電化のデメリット

オール電化を検討中の方、これから新築を考えている方の参考になればと思います。

オール電化で感じた不安と結果

新築でオール電化を選択するときに感じていた不安は次の4点です。生活して分かった結果と合わせて紹介します

光熱費が増える?

以前住んでいた賃貸マンションの年間光熱費は15.5万円でした。これに対し、新居(オール電化)の年間光熱費は18.9万円と約2割増です。

新築当時は、以下の理由から電気代5割増しぐらいを覚悟していました。

  • 建物の面積が2.5倍(賃貸:48㎡/新居:134㎡)
  • バスタブが1.5倍
  • 大型の床暖房(75畳)
  • 外気に触れる面積が多い戸建て

想定より少なく一安心の結果です。

湯切れリスク

湯切れで使いたいときにお湯が使えないといった情報が気になりましたが、1年半生活する中で湯切れは一度もありません。

災害時の生活水確保も兼ねて、エコキュートのタンクを370Lから460Lに変更しました。2人暮らしにオーバースペックですが、常時460Lの水を備蓄できて安心です。新築時ならサイズ変更の差額も抑えられます。

IHは調理しづらい?

IHクッキングヒーターは慣れた今となっては、特に不便さは感じません。湯沸かしの早さ、夏に部屋の温度が上がらないのは嬉しい誤算です。

深夜電気に縛られる?

深夜電気中心になり日々の生活に制約が出るのではと不安に感じました。

エコキュートや床暖房は自動運転、タイマー機能が充実しているため、無理して深夜電気を使う感覚はありません。最低限の設定をしておけば、AIが最適化してくれ予想外に便利な一面も見えました。

生活の中で違和感は感じない

初めてのオール電化だったので、ネットで見かける情報で不安に感じることもありました。

オール電化特有の設備も自動で動くので、ガス併用の生活との違いはほとんど感じません。光熱費が電気に一本化できたので管理しやすくなってよかったです。

オール電化を選んだ理由・メリット

オール電化を選んだ当時は不安を抱えていましたが、導入することで得られるメリットに魅力を感じ導入を決めました。

火を使わない安全な生活

火災原因のトップはキッチンコンロ周り(13.6%)です。火を使わない生活は安心感が大きく、火災保険も割引になります。

どれだけ気をつけても、火を使う以上ついて回るのが火災のリスク。これから何十年も暮らす家なので、将来のことも考えて火を使わない生活を選びました。

電気は創れるエネルギー

新居で使うエネルギー源を何にするか考えたとき、電気は家庭で作れるエネルギーという点に魅力を感じました。

耐震性の高い建物に太陽光パネルを設置し、電気自動車を大型蓄電池として活用できれば、万が一の災害時でも在宅避難しやすい災害に強い家が作れると考えました。

リビングと一体化したキッチン

我が家は平屋なので制約は受けませんが、オール電化ならば火気使用室の制約を受けずLDKに使用する建材・資材は自由に選べます。建物によってはメリットになるかもしれません。

生活して分かったメリットとデメリット

生活して発見したメリット

生活してから発見したメリットはほとんどなく、光熱費の管理が楽だとか掃除しやすいといったことぐらいです。特に違いを感じないことが予想外に感じるぐらいです。

お掃除浴槽は使えない!

これは設計過程で判明したオール電化のデメリット。エコキュートの場合、水圧不足でお掃除浴槽が設定できませんでした。風呂掃除が楽になると期待していたのでショックでした。

ヒートポンプで騒音苦情!

床暖房を含めて複数台のヒートポンプを設置しています。これが同時に稼働すると騒音が増大します。

室外機が隣家に向かないように配置を考えることや積雪時・低温時には動かすタイミングをずらすといった対策が必要です。

導入・更新費用が高い!

エコキュート本体は数十万円するので、一般的なガス給湯器に比べると導入・更新費用が高くつきます。10年ぐらい経過するとトラブルが増えるようです。

基本料金が高い!

電気の使用量が増えるため、一般的には契約Aを大きくし基本料金が高くなります。ただし、ガスの契約は無くなるのでガスの基本料金を引いた差額が純粋な増加分です。

我が家の場合、食洗機、エコキュート、床暖房、IHコンロ、洗濯乾燥機の消費電力が大きく10kVa契約にしています。

最後に、オール電化で良かったか?

騒音問題と基本料金は今後の改善課題ですが、それ以外は総じて満足しています。

電気代の高騰も深刻ですが、老朽化した設備・激化する雨・風・台風・地震による停電が増えているように感じます。太陽光・蓄電池・EV・V2Hを導入し停電や災害時の対策を進めたいと考えています。

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