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Web内覧会 LDK#6 II型キッチン、バック側の仕様詳細と使った感想

Web内覧会 LDKも6回目です。前回はキッチンハウスのII型キッチン(デュエ)のフロント側を紹介しました。今回は、Ⅱ型キッチンの後ろ側について紹介します。

II型キッチンのバック側仕様

キッチンのワークトップ・面材から順番に紹介します。

ワークトップと面材(エバルト メルクリオ、エルムダーク)

キッチンハウスデュエ

メラミン樹脂とは思えない質感の高いデザイン

フロント側の天板はアイカ工業のフィオレストーンを使っています。バック側の天板は、キッチンハウスの代名詞「エバルト(メラミン)」の人気色「メルクリオ」です。

天板は、床タイル(リビエラ アルティカ)との色合わせで「ベトングレー」にしていましたが、気付いたら遅れて決まった水栓やタイルの色とチグハグ。最終合意直前にメルクリオに差し替えました。

キッチンハウスエバルト

面材は木目調の「エルムダーク」、木目は長手(横)方向です。引出しの木目を合わせる事はできないと言われましたが、アイキャッチの通りほとんど気にならないレベルです。

木目を短手(縦)にする事もできますが、引出し毎にぶつ切りになり木目柄と認識しにくくなります。特徴的な木目模様を広く配置した方が良さが出ると思います。

キッチンハウスのメラミン素材「エバルト」

熱、傷、汚れに強く、本当にガシガシ使える天板素材

言葉はよくないですが、雑に扱えるというのはとても実用的です。調理中でも調理後でも、気になった時に水やアルコールでガシガシ拭き取っています。

「激落ちくん」で有名なメラミンですが、硬くて熱や摩耗に強い事が最大の特徴。熱をかけて固める熱硬化樹脂なので、一般的なプラスチックと違って日常的な熱程度では変化しません。

キッチンハウスエバルト
エバルト小口部分

頑丈なメラミン化粧板ですが、弱点は「小口からの剥がれ」です。小口は物が当たることも多く、メラミンが剥がれているのを見かけます。

キッチンハウスでは、小口の耐久性を高めるため化粧板を3重に貼り重ねています。小口と天板の境目を拡大すると、複数枚が重ねられている事が確認できます。

天板寸法と作業スペース

キッチンハウスエバルト

レンジと炊飯器を置くと、予想以上に作業スペースが小さかった

天板は幅245cm 奥行き65cmあり十分な広さだと思っていました。IHコンロ・レンジ・炊飯器を設置すると、作業スペースは60cm残すのみです。食材の仮置き、配膳するには予想以上に手狭です。

キッチンハウスデュエ

電子レンジはビストロ、炊飯器は本炭釜です。ビストロはビルトインもあり一時期考えましたが、設置場所がコンロ下しかなく、屈んで出し入れする作業性を考えて取りやめました。

アイランドキッチンとバックセットならば、高い位置に設置できるので良いと思います。ビルトイン冷蔵庫と同じですが、家電は進化が早く将来の買い替えは気になるところです。

背面タイル(名古屋モザイク オキシドウォール)

名古屋モザイクオキシドウォール

大判タイルで目地が少なく掃除しやすい、油汚れの多いコンロ近くには良い選択

ダイニング照明・フロントキッチンのハイライト・水栓色と揃えて、光沢とムラ感のある名古屋モザイク オキシドウォールをバック側背面タイルに選びました。

名古屋モザイクのショールームは何度も行きました。床がリビエラタイルに決まり、採用場所がないと思っていましたが、ここで使うことになりました。

目地が油で汚れるのが嫌でキッチン背面タイルには否定的でしたが、大判タイルだと目地も少なく汚れにくいと考え直し採用しました。タイル自体も汚れも目立ちにくく採用してよかったと思います。

IHクッキングヒーター(日立 HT-M8AKTWF)

キッチンハウスデュエ

スタイリッシュなブラックパネルで海外製より安い、魚焼きグリルがトースターとしても活躍

MieleやAEGのIHが希望しましたが、値段が高く日立のIHクッキングヒーターに落ち着きました。(定価では大きく変わらないですが、値引率が大きく異なります。)

海外製と日本製の1番の違いは魚焼きグリルの有無。魚や肉は炭を使って中庭で焼くので、グリルはトースター・オーブン代わりです。トーストプログラムが便利です。

日立IHコンロ

火力には不安がありましたが、ガス調理器より火力は強く感じます。火力は10段階ありますが、最大火力を使う事はほとんどありません。大半は6〜7で調理しています。

調理プログラムも色々あり慣れれば便利だと思いますが、あまり使っていません。加熱時間のタイマーが便利。スマホのタイマー不要で、圧力鍋や麺類の調理では便利です。

換気扇(アリアフィーナ FEDL-952 テクスチャーブラック)

アリアフィーナ換気扇
  • 薄くスタイリッシュで色の選択肢が豊富
  • コーナー部は丸く汚れを吹きやすい。部品点数は少なくシンプルで分解しやすい

換気扇にはこだわりはなく、掃除がしやすく目立たなければよいと希望を伝えていました。打ち合わせ当初から設定されていたのは、アリアフィーナのマットブラック色。

薄く直線的なデザインで悪目立ちせず、掃除もしやすく気に入っています。コーナー部分は全て丸くなっているので、スポンジや付近で掃除がしやすくなっています。

アリアフィーナ換気扇

照明タイマーの時間が短すぎる

コンロ連動なので、加熱を始めると自動で換気扇がまわり照明も点灯します。同じく、加熱終了すると一定時間後に換気扇・照明も切れるようになっています。

火を止めてから料理を皿に移そうとすると照明が切れます。換気扇は割と長く動いていますが、照明はすぐに切れます。地味にイラッとします。設定で変更できるのか、取説を確認中です。

引出し収納のレイアウト

キッチンハウスデュエ
  • 食洗機真向かいの引き出しが、食器収納にはとても便利
  • 食器の引き出し収納は予想以上に使いやすい

引き出しは全部で10杯あります。寸法は写真の通りです。収納品は、軽くて小さいものを上段、重くて大きなものを下段にしまっています。

賃貸では食器は全て戸棚に収納していました。奥の食器を取り出すのも一苦労でしたが、引出し収納は奥の食器も簡単に取り出せます。開くと全体が見渡せるので、食器を選ぶ楽しさも増します。

キッチンハウスデュエ

中央の引き出しは食洗機の真向かいなので、引き出しを開き食洗機のドア・トレーを引き出すと横移動だけで収納ができます。重い大皿も最短距離で移動できるので落とす心配もありません。

カトラリートレーはキッチンハウスの引出し形状に合わせたもの。ステンレスとFRPの2種類をあります。引出し形状が変わり廃盤品になるらしく、サービスでいただきました。

  • 調味料を入れるキャニスターで、ちょうど良い高さのものが見つからなかった
  • 引き出しに平置きしている食器が動く

IH左の上段引出しに調味料を収納する予定でしたが、引出しの高さが足りずキャニスターや小瓶スパイスさえも収まりません。調味料を収納する場合、高さ12cmはないと選択肢がありません。

便利な食器の引出し収納ですが、何も敷かずに平置きしていると動きます。ニトリの滑り止めシートが人気のようですが、見た目も良くしたいのでフェルト生地で自作するか考え中です。

パントリー収納

パントリー収納
  • キッチンまわりのストック品や水ペットボトルを収納できて便利
  • パントリー扉は吊り扉にすると、レールが無くて重量物の収納に便利

バックキッチンの隣にはパントリー(幅167cm 高さ171cm 奥行き62cm)を設置。折戸は他建具と同じカミヤのCUBE、棚はスガツネの棚柱にウッドワンの棚板が3枚ずつ入っています。

重量物を収納するので中央に仕切りがあります。賃貸ではパントリーがなく、キッチンに水やストック食材、日用品のストックが溢れていました。設置して正解です。

パントリーの扉は吊り扉がおすすめです。床面にレールや段差がないので、平台車のまま収納する事ができます。水や飲料は玄関で平台車に載せてパントリーまで運びそのまま収納します。

大容量のパントリーを持て余し気味

戸棚収納は奥行きの使い方が難しいです。コンテナやカゴを使い種類や賞味期限を分けして収納している方もいます。写真を見ては感心しますが、我が家は性格的に難しいと思います。

年末の大掃除で賞味期限切れが出てくると思います。対策としてカゴに入れず平置きしています。カゴを使うときは、最低でも開封済みと未開封だけは分けて収納するように心がけています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。次回は、キッチンまわりの北欧家具、ビンテージ照明をご紹介します。

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