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Web内覧会 幅が足りない!最初に戻ってやり直したいと思ったトイレ

今は気にしていませんが、設計途中で気がついた時には夫婦で大騒ぎ。なんで早く気づかなかったのかと悔やみました。我が家のしくじりポイント「トイレ」のご紹介です。

なお、アイキャッチにある版画は後半で紹介します。

トイレの設計で考えたこと

しくじったトイレですが、まずは設計段階で要望したことを説明します。

トイレの設置場所

請負契約前からトイレの設置場所について話し合っていて、選択肢は2つありました。

  • 1つは寝室に近い場所。深夜に起きてトイレに行く移動距離を短くする案
  • もう1案は玄関の近く。帰宅してすぐにトイレに駆け込む距離を短くする案

話し合った結果、将来、高齢になった時を考えると寝室近くが良いという結論に至りました。

実際に出来上がってみると、寝室を中心に、トイレ・ランドリー・洗面・ユニットバスが配置され、日常生活の中では無駄な動きが少ななりました。

一畳あれば十分だろう、最小サイズで要望

以前住んでいた賃貸マンションのトイレは、内寸で幅65cm 奥行き140cmとかなり小さなトイレです。その上、内開き扉で、出入りするのはとても窮屈でした。

新築のトイレは内寸で横幅75cm 奥行き178cm。扉も希望通り外開きのフルハイトドア。十分ゆとりを持ったサイズなので窮屈感はないと確信していました。

TOTO ビルダー向けタンクレス「NJ1」

請負契約の1年前から何度もショールーム通った結果、便器はTOTOのネオレストAHに決めていました。タンクレスで余計な段差のない、すっきりシンプルなデザインです。

便器選びの基準は掃除しやすいこと。具体的には、フチなし便器、余計な凹凸もなく、リフトアップができる事。どのメーカーの製品もこの条件は満たしていたので、最後は見た目でTOTO。

ネオレストAH一択でしたが予算が合わず、仕方なく、ビルダー向けタンクレス「NJ1」に切り替えます。残念だったのは便器にフチがあることです。妻の要望でしたが、なんとか了解してもらいました。

これは検討当時の仕様で、現行型はフチ無しになっています。検討時期とニューモデル発売時期は悩ましいです。サーモスXは新製品がドンピシャで助かりました。

あと「半月早く発売してくれれば」という方も沢山いると思います。

朝、冷たいトイレは嫌なので床暖房入り

和室、寝室以外、トイレも含めたスペースは全てタイル床です。冬の朝、トイレの床が冷たいのは嫌なので、トイレにも床暖房を設置しています。これはとても快適。正解だと思います。

電気の消し忘れが多いので人感センサー必須

賃貸の頃、帰宅してトイレの電気を消し忘れている事が何度もありました。扉にはあかり窓がありましたが、昼間は分かりにくく、消し忘れに気づきませんでした。

新居ではパナソニックの人感センサーをつけました。扉を開けると自動で点灯し、使用後は自動で消灯。換気扇も連動していて便利です。

手洗器から始まった便器の二転三転

早い段階で必要事項を伝えていたので、半年間の打合わせでもトイレはほぼノーマーク。しかし、1つ大きな抜け落ちがありました。賃貸のトイレはタンクあり手洗い付きの便器。タンクレスでは手洗器が別途必要です。

着工合意を1ヶ月後に控えた頃、「手洗器はいつ決めるのか」という妻の質問で事態が急変します。

妻の希望は和モダンな置き型

希望した手洗器は和風な置き型です。濃色の陶器の丸い鉢に、マットシルバーの水栓金具。割烹料理店や高級旅館にあるような、落ち着いた和の空間を演出できる手洗器です。

便器に気を取られ手洗器の話は後回し、そのまま忘れてました。内寸幅75cmのトイレでは、置き型の手洗器どころか、設定されていた既製品でもギリギリの寸法。一旦、設定されている既製品を確認します。

設定は既成品の手洗器

設定されていた手洗器は、TOTO既製品で手洗器・収納がセットになったもの。候補は2つ。

  • カウンターに小さな手洗器付き。奥行きは22cmあり、部分的には賃貸の幅(53cm)より狭くなる。
  • 手洗器・水栓一体型で壁内に埋め込むタイプ。張出しは10cmだが、壁をふかすため全体の幅が狭くなる。

結論としては、既製品を採用しても有効寸法は賃貸より狭くなるという事。仕方がないと思いましたが、問題は妻。

希望の手洗器が叶わず、既製品でも狭くなることが判明。さらに、手洗器が小さく周りに水はねが気になる仕様。案の定、「誰が掃除するのか?」というコメント。新築計画を通して最も凍りついた瞬間です。

置き型手洗器は置けず、間取り調整も間に合わず

他の部屋の寸法を見直してトイレの幅を広げられないか相談しましたが、トイレの壁に構造柱があり、構造から見直す必要がある。着工スケジュールに間に合わないとの結論でした。

中庭を中心に36畳の大空間リビングと3つの大窓がある我が家。構造柱に関わる変更は通常よりも大きな見直しになるそうです。早い段階で気がつけば良かったのですが遅すぎます。

タンクレス改め、タンク有り手洗い付きに変更

凍っていたも仕方ないのでTOTOのカタログを確認します。目についたのは、賃貸と同じタンクあり手洗い付きの便器(ZJ2)です。手洗器付きなので75cm幅はそのまま、しかも、モデルチェンジ後でフチ無し便器です。

標準品なので価格もタンクレスよりかなり安く、妻が諦めた他のオプションを復活することもできます。妻様へ説明しOKを頂きました。タンク上の掃除も面倒だが、フチあり便器の掃除よりはるかにマシとのことです。

「タンクレス」から「タンクあり」に変わる場合は抵抗感が強そうですが、我が家の場合、どちらもタンクありなので受け入れやすかったと思います。

トイレで採用した建材・部材

便器以外で採用した建材部材をご紹介します。

壁紙・天井クロス・アクセントクロス

Web内覧会トイレ

まずは壁・天井クロス。壁1面と天井にアクセントを入れています。ベースの壁紙は「ルノン RH-4263」で、サイクル消臭という機能が付いています。新築なので比較対象もなく、正直、効果は分かりません。

天井とトイレ正面の壁は、サンゲツ「FE-6243」で山吹色の壁紙。繊維を練り込んだ塗壁のようなデザインです。

床・巾木・トイレ小物

床は共通仕様のリビエラタイル、巾木も共通で神谷のクッション巾木です。タオル掛けとペーパーホルダーはカワジュンで統一しています。

カワジュンタオル掛け
カワジュンペーパーホルダー

それぞれSE-051-6003とSE-06-6003です。検討時にHPを見て知りましたが、KEYUKAはカワジュンの小売部門だそうです。色々お世話になっています。

飾っている3枚の版画

トイレに飾っている3枚の版画は柳本史さんの版画です。Luca Scandinaviaでの個展「ひなたのにおい」で購入しました。どれもほっこりする版画ばかりです。

額縁は柳本さんのご主人が、古いビンテージの額縁を使って作製しているそうです。ご夫婦の合作です。

柳本史

まとめ

軽い気持ちで決めたトイレの幅で予想外の二転三転となったトイレです。一時は、本当に最初からやり直したいと思いました。こだわりの洗面器を希望されている方は、トイレの横幅にもお気をつけください。

次回は、Web内覧会最後の記事になります。収納スペースの「20畳のロフト」をご紹介します。

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