PVアクセスランキング にほんブログ村

野菜作りリベンジ!今年はプランターで茄子、目指すは柔らかな秋茄子

新居に引っ越して2シーズン目の家庭菜園です。昨年は初めての野菜作りで上手くいかないこともありました。今シーズンは昨年の反省を活かして収穫増を目指します。

まずは、昨年ジャングルになって収拾がつかなかった茄子。柔らかな秋茄子を目指してスタートです。

この記事のポイント

  • 昨シーズンの茄子栽培で失敗したこと
  • 昨年の反省から今シーズン重視する点
  • 7月までの収穫量、昨シーズンとの比較
  • 新築計画で家庭菜園のために行うと良い事

こんな方の参考になればと思います

  • 新居で家庭菜園を行いたい方
  • 野菜作りデビューしたい方
  • 茄子栽培の大まかなイメージを知りたい方

昨年の失敗

まずは昨年の失敗の振り返りです。茄子4苗を植えて収穫できたのは20本ぐらい。「土・肥料・苗代を考えると、店で買った方が安かった」という家庭菜園のほろ苦デビューでした。反省点は大きく2点。

欲張りすぎた

「40本ぐらい収穫できれば」と思い、1株10本収穫の計算で4苗を購入。帰宅後に調べたら「株間は50cmを目安に」という記事。茄子を植える予定の畝は90cm×70cmなのでどうやっても収まりません。

苗を捨てるのがもったいなくて、できるだけ距離が離れるようにジグザグに4本を植え付けました。しかし、これが諸悪の根源。欲張らず2苗だけ植えれば良かったと後悔しました。

管理不足でジャングル

茄子は脇芽が次々出てくるので、不要な枝葉を取り除き整枝しながら育てる作物。しかし、狭い畝に4本も植えると手を入れるのも一苦労です。まともに作業できません。菜園からはみ出して実をつけるので仕方なく支柱を追加して支えます。

近所の茄子は風通し良さそうに縦にスッと伸びていますが、我が家の茄子は横方向に大きく広がり重なり合い、鬱蒼とした雰囲気はまさに「茄子のジャングル」です。手入れが必要な作物なので、作業性を考えた植え付けが必要だと痛感しました。

茄子を育てるポイント

昨年の反省点を踏まえて茄子の栽培方法について調べました。今年課題とする点は次の4つ。他にも色々ありますが一度に全部は難しいので、特に重要と思われる点だけ選びました。

苗の間隔は広く

これは重要な昨年の反省点。カインズで菜園プランター710型を購入。横幅が70cmあるので、茄子2本を植えても株間40cm程度確保できます。

今年は初めてのプランターでの栽培で、プランター選びでも悩みました。このプランターは側面ラベルに茄子の写真があり、栽培カレンダーにも茄子の栽培時期が記載されています。間違いないと確信できます。

整枝して仕立てる

これも昨年の反省点。昨年は地植えで野放図に育ててしまった茄子ですが、今年はプランターという限られた空間で育てます。収穫量と支柱の安定感を重視して3本仕立てで育てることにしました。

2本仕立て・3本仕立て

  • 2本仕立て:V字型に支柱を立てて主枝と側枝の2本を伸ばしてく。枝葉が少なく管理しやすいが、収穫量は2枝分になる。
  • 3本仕立て:主枝1本と側枝2本で育てる。枝が1本増えて収穫量が期待できるが、配置によっては重なって作業しにくい。

肥料・水を切らさない

茄子は水と肥料がたっぷり必要な作物。「水で作る」「肥料食い」と言われるそうです。思い出してみると、昨年は肥料がかなり少なかった気がします。特にプランターは保水力が弱いので、収穫期の7月以降は「朝夕の水やり」と「2〜3週間に1度の追肥」が重要。

今年は特に気温が高いので忘れず水やり、こまめな追肥を心がけて育てます。

マルチングは必須

茄子は日向を好む作物ですが、一方で水が不足すると収穫に影響します。地植えと異なり水を蓄える土が少ないプランター栽培では、少しでも水の蒸発を抑えるためマルチと呼ばれるシートで土を覆います。

専用のシートも販売されていますが、我が家は黒いゴミ袋を切り開いて使用。プランターに合わせカットしたゴミ袋を(防草シートの施工で使う)Uピン杭を使って固定。穴を2つあけて苗を植え付けました。

秋茄子には更新剪定

「上手く切り戻せれば秋まで収穫できますよ」と野菜直売所で言われたのが昨年8月。我が家の茄子はジャングル状態で手がつけられませんでした。放任で秋茄子まで収穫できるほど甘くはありません。

更新剪定とは

茄子は6月末頃から次々と実をつけ、2〜3日見ないとあっという間に茄子祭り。食べるにはうれしい悲鳴ですが、株には疲労が蓄積し実付きが悪くなります。

そこで7月末〜8月上旬に枝葉や根を切り戻し(=剪定)てやると、実を作るのをやめて枝や根の回復が始まります。夏の終わりには株全体がリフレッシュ(=更新)し、再度実をつけるようになります。

実際の栽培スケジュール

◆ 4月末 植え付け
ゴールデンウィーク直前に植え付け。使ったのはかなり大型の「アイカ 菜園プランター710L(70cm×40cm×26cm)」。茄子のように広く根をはる作物でも2株植えられます。

底面にメッシュがあり、底石無しでも土がこぼれにくく水捌けも十分。土の表面にマルチを広げ、Uピン杭を4隅に打ち込んで固定。植え付け部をくり抜いて苗を植え仮支柱を立てて完了です。

Uピン杭と穴開け

追肥などマルチをめくって作業するので、Uピンは短い方が作業しやすく便利。プランター内に収まり風も当たらないので、固定できる程度で短い15cmを選択しました。

植え付け時の穴開けは、アルミ缶を半分に切りノコギリ状に切り込みをいれて使用。押し付けると歯が食い込み丸い切取線ができます。ハサミでチョンチョンと切れば綺麗な穴が開きます。

◆ 5月中旬 整枝・仕立て
成長旺盛な茄子を育てる上で重要な作業。昨年ジャングル化したのは整枝・仕立ては行わなかったためです。

栄養を必要な枝に集中でき実付きが良くなる他、風通しが良く害虫や病気の予防にもなります。また、この頃から2週間毎に追肥を行います。

追肥について

「カインズ おいしい野菜を育てる肥料」を使っていて、小さな菜園やプランターなら5kg入りで2シーズン分。一握りの肥料と土を混ぜ茎から離れたところに埋めておきます。マルチをめくるので作業性が悪いと面倒です。

◆ 6月末 1次収穫期
6月末になると1回目の収穫期です。今年は26本の茄子を収穫できました。4苗で20本だった去年と比べると2苗の今年は大幅な収穫増。欲張らず2苗で育てて正解でした。

農家では1苗から100本以上収穫するそうですが、家庭菜園だと30本以上が目安。折り返し地点まできたので、今後秋茄子に期待です。

◆ 7月末 更新剪定

7月末になると新しい実ができなくなりました。そろそろお疲れの様子。枝と根を切り戻し秋の収穫に向けて少し早めの夏休みです。

更新剪定はなかなか勇気が要りますが、ネット記事によると「そのままだと枯れるだけなので、ダメ元で思い切ってやりましょう」とのこと。思い切ってやってみました。結果は少し先になります。

楽しく生活費を削減

食料品・電気・ガソリンの値上げで家計の負担が増えてます。楽しみながら食費を削減できる家庭菜園やプランター栽培はおすすめです。

新築時に考えておくと良い事

新居で家庭菜園を楽しみたい方は、次の点を設計時に考えておくとスムーズです。

  • 菜園の位置:掘り返したら大きな石が出ることも。土の入替えは重労働で出てきた石の処分も大変。外構工事で家庭菜園の下準備を済ますと楽
  • 散水栓の位置:きゅうりや茄子はたっぷりの水が必要。朝の出勤前、帰宅後にさっと水やりできる散水栓の位置は重要
  • 手洗い:最近は「おかえり手洗い」も増えてますが、畑仕事の後は泥だらけです。スロップシンクのような実用性重視の手洗いもおすすめ
  • 道具置き場:農機具、支柱、薬剤や肥料など物が増えます。我が家は玄関脇SICに収納しますがが「室内に持ち込みたくない!」という意見もあります。保管場所は事前に考えておく方が良いです

プランター茄子はベランダでも可

プランターならマンションを含めベランダで栽培可能。茄子の収穫量は土の量次第らしく、30〜40cm四方のプランターに1株だけ植えるのも収穫効率が良いそうです。

ベランダの場合、「日当たり」「風通し」「水の確保」「排水」が注意点。

奥まったベランダは風通しが悪く、台を使って高さを変えるなど工夫が必要です。また、ベランダの環境(温度・湿度)は室外機の影響を受けるので、室外機からの距離にも注意が必要です。

整枝作業は難しい?

野菜に限らず植木でも剪定はとても重要。仕立てや整枝方法の記事を読むと、「作物の脇芽を取る」「更新でばっさり枝を落とす」など、初心者には勇気がいる作業でした。

実際にやってみると、基本的には同じ作業の繰り返しです。慣れると意外と普通にできます。失敗したら来年もリベンジと気楽にやってます。

来年への課題

まだ収穫期の最中ですが、来年に向けた課題が3つも見つかりました。

  • 前半で大きく育てすぎた:20cm弱で収穫した方が株に負担がかからず、長い期間たくさん収穫できるそうです
  • 水切れ・肥料切れ:今年は急激に暑くなったため一時期水切れ気味。さらに追肥が数回遅れました。収穫量が増やせそうです
  • 支柱の固定が弱い:地植えと違い支柱を深く刺すことができず不安定。幹が傾くと根も傷付きます。固定具など便利ツールの活用が必要

最後に

家庭菜園2年目の今年、昨年より知識・経験が増え比例して収穫も増えてます。気が早いですが来年の目標本数や解決したい課題も見えてきて、野菜作りを楽しんでいます。

また、野菜をみる目が変わり自然環境の変化にも敏感になりました。今年は梅雨が短く気温が高い夏。野菜の生育や病害虫の発生にも影響がでています。食育の一環として野菜作りで学ぶことはたくさんあると感じます。

最後まで読んでいただき有難うございます。次回も「野菜リベンジ、今年は大豊作のきゅうり」について紹介します。

広告

広告