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Web内覧会 LDK#5 キッチンハウスデュエ、フロント側の仕様詳細と使った感想

前回に引き続きキッチンエリアに関する記事です。今回はそれぞれの素材や設備について、使ってみてわかった良い点、残念な点をご紹介します。

II型キッチンのフロント側仕様詳細

キッチンのワークトップから順番に紹介します。

ワークトップ(フィオレストーン ミスティブラック)

手に届きやすい価格で、石成分90%以上による高い質感。

キッチンハウスの7種類の天板材から、「フィオレストーン(アイカ工業、クオーツストーン)」、色は大理石調の「ミスティブラック」を選びました。

当初希望していた無垢ステンレスは予算の都合であきらめ、色が豊富で質感も良かったフィオレストーンに変更しました。

スペックブックに価格の目安表があります。同じ天板材でもいくつか選択肢があり、材種ごとに価格幅が記載されています。

「ステンレス ≒ クオーツストーン」と書かれていますが、あくまで曲げステンレスの価格です。無垢ステンレスの場合は御影石やセラミックに迫る価格です。

濃色柄は輪染みが目立つ。

フィオレストーンのカタログには「濃色柄は指紋跡や汚れが目立つ」とあります。確かに輪染みが目立ちます。カタログの通り中性洗剤で拭きましたが、落ちない汚れもあります。

遠目では気になりませんが、キッチンに立つと照明で輪染みの輪郭が目立ちます。濃色やマット仕上げは、ある程度の割り切りが必要かも知れません。

面材(フェニックス ジェットブラック)

マットでしっとりとした高い質感と汚れにくい表面処理

面材はフェニックス(アクリル)のジェットブラックです。ナノテクノロジーによる微細な凹凸により、マットでしっとりした質感と防汚性を実現しているそうです。

しっとりとした手触りで指紋跡は気になりません。それでも黒なので、スリッパで擦った白い筋は目立ちます。拭けばすぐにとれる程度で大きな問題ではありません。

台輪 金属箔化粧板

間接照明のようなアクセント効果高い。汚れも簡単に落とせる。

天板小口(フロート天板と面材の間)と台輪には、アイカ工業のメラミン金属箔化粧板(ME-2935)がアクセントを加えます。

この部分だけが光を反射するので、間接照明のように見え気に入ってます。スリッパやロボット掃除機の擦れ跡が光の具合で目につきますが、拭けばすぐにとれるので気にするほどではありません。

天板と作業スペースの広さ

天板の大きさは幅192cm 奥行91cmと畳1枚分です。そのうち、シンク横の作業スペースは幅90cmと半畳程度あります。

キッチンの作業スペース

キッチンペーパー・包丁ブロック・ポータブルテレビを置いていますが、残りスペースでも、まな板・ザル・ボウル・鍋を置いても十分なスペースがあります。

食洗機 AEG(FEE93810PM)

Miele、ASKO、Boschと希望が変わり、最後は値段でAEGに落ち着きました。扉にはキッチンと同じ面材を貼ることができます。手洗いが大幅に減った事で導入効果は十分です。

  • 大容量のため、夫婦2人暮らしだと1日1回深夜の洗浄で十分
  • 食洗機内の残渣も掃除しやすい。

オール電化なので深夜電気の時間帯に洗浄します。3食分の洗い物が出ても、全て食洗機に放り込み深夜2時から洗浄開始し朝には完了してます。

4人家族(大人2・子供2)でも1日2回(朝昼・夜)で十分です。庫内いっぱいに食器を入れたほうが洗浄効率は高いそうです。

1回の洗浄でかなり量が入ります。実際に以下の量を入れましたが、まだ1/3ぐらいスペースが空いています。鉄フライパンや木製食器は食洗機不可のため手洗いです。

  • 箸 6膳
  • 菜箸 2膳
  • 茶碗 4個
  • 5寸皿 6枚
  • 9寸皿 3枚
  • 10寸深皿
  • ご飯タッパー 3セット
  • 包丁 2丁
  • お玉
  • ターナー
  • ボウル・ザル
  • グラス 3客
  • 片手鍋
  • 3L両手鍋
  • マグカップ 2個
  • ドリッパー
  • コーヒーサーバー
  • まな板 3枚

食品残渣は本体内部のメッシュに溜まります。洗浄数回に1回の頻度でメッシュを取り出して残渣を捨て、さっと洗って終了です。この作業は簡単で助かります。

臭いを防ぐため2週間に1度程度、空で動かす庫内洗浄が必要です。乾燥を促進するリンスですが、少なくなると外パネルに表示が出ます。リンスの補充は少々やりにくいです。

  • 余熱乾燥のため水の溜まりやすいものは乾かない。
  • 深皿が縦置きできず場所をとる。

AEGは余熱乾燥です。洗浄が終わると前扉が開き水分を排出します。水切れの良い平皿、カトラリー類、裏返したグラスはすぐに乾きます。

一方で、水の溜まりやすい部分(高台の中、タッパー縁折返し、上向いたお玉等)は、洗浄後に裏返して水を捨ててますが乾燥までは至りません。拭き取るしかないです。

より高温のお湯で洗う「エクストラドライモード」もありますが、溜まった水を乾燥させるほどではありません。

皿を立てるための仕切りが狭く、洋食器や平皿は収まりますが、深さのあるスープ皿は裏返して平置きするのでスペースを取ります。

仕切りは列ごとにまとめて倒す事はできますが、間引くように部分的に倒す事はできません。これができると、配置しやすく便利だと思います。

他は細かいところですが、タイマー機能が「◯時間後スタート」としかセットできません。「◯時スタート」とセットできると、毎回指折り数えなくて楽だと思います。

KEYUKA Arrotsゴミ箱、タオルハンガー(KAE3210TH)

シンク下のゴミ箱スペースは、最短距離でとても便利。

シンクの下は空洞(幅89cm 高さ64cm、奥行き54cm)にしてもらい、「KEYUKA Arrots ダストボックス」を3つ置いています。蓋が観音開きで蓋を開いても低く、シンクに干渉しません。

黒を選べるものが他に見当たらず、キッチン図面作成時から施主支給として記載されています。シンク・作業スペースで発生した生ゴミも、ゴミ箱を引き出し最小アクションで捨てられ便利です。

タオルハンガーからタオルがずり落ちるので、洗濯バサミで固定している。

格納式のタオルハンガー(KAE3210TH)は見た目もスッキリして良いのですが、フェイスタオル(35cm×80cm)を掛けるには、奥行きが3cm足りません。

ステンレス製で滑るのでタオルが落ちやすいのも難点。洗濯バサミで挟んでいますが、タオル交換時に2アクション増えるので不便です。そのうち滑り止めでもつけてみようと思います。

食洗機横の引出し3杯、前面の戸棚、テーブル下戸棚

  • 水回りの備品が全て引出しに収まりとても便利。
  • 使用頻度や導線に応じて、前面戸棚、テーブル下戸棚を使い分けられ、テーブルの上が片付く。

食洗機の右側には引出しが3杯(幅18cm 奥行き43cm 高さ3種)あり、ラップ・ホイル・ゴミ袋・食洗機洗剤・リンス・排水ネットなど、調理・水回りに関連するものを収納してます。

他には、コーヒー豆やミルも収納してます。水回りの備品が1カ所にまとまると、移動やアクションが減って作業効率が上がります。

キッチン前面とダイニングテーブル下の2カ所に両開きの戸棚(奥行き20cm)があります。アクセスしやすい前面戸棚はグラスやマグカップ、コーヒカップを収納。

テーブル下は、屋外用マグカップや来客時の食器類など使用頻度の低いもの、ダイニングで使う雑貨を収納。食事の時は、不要なものをカゴに入れて避難するなど便利です。

ダイニングテーブル

実用性と耐久性が必要なダイニングテーブルで、キッチン用の天板材が選べるのはメリット。

ダイニングテーブルはビンテージ家具も検討しましたが、鍋やホットプレートといった熱源を使うこともあり、熱・汚れ・傷に強いキッチンハウスの「エバルト」による造作テーブルを選びました。

ダイニングには、ローズウッドやウォルナットのビンテージチェアが並びます。ダイナミックな木目が強く椅子に負けない「フュームドパイン」を選びました。

とにかく頑丈なので、テーブルを使う時に気を使わなくても安心です。

とても硬い素材なので、椅子の傷にご注意ください。

後から気ついたことですが、木製椅子の背当てや肘掛けをテーブル角にぶつけると、椅子の木部が凹みます。ローズウッドチェアの背当てに数カ所、しっかりとした凹みを見つけて気がつきました。

エバルトはメラミン樹脂でとても硬く丈夫なので、テーブル天板の厚みは5mm程度。木材同士ならここまで凹みませんが、エバルトの場合は注意が必要です。

最後に

最後まで読んで頂き有難うございます。キッチンハウス II型(デュエ)キッチンのフロント側について、使ってみての感想を含めて説明しました。

次回は、バック側の仕様・感想を紹介いたします。

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